梅雨にさしかかろうとしている快晴な6月初旬、ゴトンゴトンと電車に揺られながら「朝熊山」へ向かっている。頭の中では聞いたこともない「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」と伊勢音頭が流れ、これから歩く山のことで胸が高鳴る。
お伊勢参りは江戸時代のころから盛んで、当時も今も「一生に一度は行きたい」と誰もが憧れる場所。
実家が名古屋ということもあり伊勢神宮には何度か訪れたことがあるのだが、参拝者の多さにやられ途中で断念してしまう。なのでまだ中まで入ったことはない。
周辺にあるお店で子どものころから食べ慣れている「赤福」をいただき、甘い醤油が特徴的な伊勢うどんを食して帰るという参拝とは言えない、ただの観光をいつも楽しんでいた。そして、もちろん今回もお伊勢参りはしていない。
「朝熊かけねば方参り」は「お伊勢かけねば方参り」と逆のことをしていることにバチが当たるのではないかとドキドキしながらスタート地点になる朝熊岳道登山口を目指す。
朝熊山(あさまやま)は朝熊岳(あさまたけ)や朝熊ヶ岳(あさまがたけ)とも呼ばれていて、朝熊ヶ岳がこれから登る山の正式名称のようだ。朝熊山というのは、山頂にある、金剛證寺(こんごうしょうじ)のことを指していて、本来登ろうとしている名前が実は違うなんてことはよくある話だ。
朝熊岳道登山口に行くには近鉄「朝熊」駅で降りて、そこから15分ぐらい歩く。緑に溢れ、とてものどかな町。「さぁ、行こうか…」の前にお腹が痛くなりトイレに行きたくなる。トイレを探して駅をうろうろしていると、近所の60代ぐらいの女性が自転車で通りかかり、切羽詰まった状態だったので「この辺りにトイレはないですか?」と訪ねた。すると「あ、駅にはないよ」と返ってくる。あきらかにこれから山へ行く格好をしている僕たちをみて「朝熊行くんだよね?登山口に(トイレ)あるから」と教えてくれた。
お腹の緊急性が伝わったのか「あれだったらうちのトイレ使う?」と優しい言葉をかけられる。このご時世、どこぞの者かもわからぬ奴に家のトイレを貸してくれようとしてくれるなんて嬉しいお言葉…。さすがにそれは申し訳ないので「すみません、登山口まで行きます。ありがとうございます」と返事をした。
「この道を真っ直ぐ行けば15分ぐらいで着くから」と奥にある道を指差して教えてくれたあと、何年も大事に使っていそうな自転車をゆっくり漕ぎながら去っていった。
山の麓に住む人たちはみんな温かい人ばかりだと勝手に思いながら朝熊岳道登山口に向かう。
古いながらも綺麗に整った家を横目にしながら、登山口に到着。小走りでトイレに駆け込み用を足す。「ありがとうトイレ、救われたよ…」
この近辺は「であいの広場」と呼ばれ、約20台ぐらい停められそうな駐車場と屋根付きのベンチがある。そこで荷物の整理とストレッチをして山歩きの準備を整える。登山口には「登山者カウント」と記された呼び出し鈴みたいなカウンターが設置されていたので、それを押した。いつからの合計なのかわからないけど、朝熊岳道登山口に訪れた何人目かになったことに少し誇りに思う。
ここからが山歩きの始まり。古くから利用されているこの山道はよく整備され、とても歩きやすくどこか品のある空気が漂っている。その理由は山頂の平安時代に建てられた金剛證寺(こんごうしょうじ)にある。伊勢神宮の北東(丑寅)の位置にあり、鬼門を守る寺とされており、伊勢信仰が深い寺。金剛證寺のことを朝熊山と呼ぶならば、山そのものが信仰の対象になり大事にされることが想像できる。
そのことを思うと”品のある”というのは言葉の綾かもしれない。霊山とも呼ばれている朝熊山は何かの氣が集まってそうな神秘的な場所のように感じる。僕は霊感なんてものはないのでそう思いたいだけかもしれない。
ただ、山道にある石碑やお地蔵さまには新しい樒(しきみ)が添えられていたことから、今でも山そのものに信仰があり愛されていることは素人目で見ても伝わる。
「ホ〜ホケキョ」と鳴くホトドギスのさえずりがよく響き、天気の良い絶好の山歩き日和。迷う箇所もなくゆるやかな登りがしばらく続き、山の歴史や植物好きが大好物の条件が揃っている。とはいえ、歩きながらやることといえば、youtube用の動画を撮影したり、妻と写真を撮り合ったりと、撮影することに夢中だ。もちろんそれだけではなく、植物をみながら黙々と登ることもある。
歩きながらの会話は、たわいのない話や日々のこと、僕たちの未来のことなど多岐にわたるが、9割ぐらいくだらない話で、1割は真面目で素直な話をする。これら全てを含めて山歩きの楽しみといえる。
途中で橋にさしかかる。川もないのになんでこんな所に?と疑問を抱きながら進んでみると下には何かが通っていた形跡が残されていた。これはかつて伊勢神宮から気軽に金剛證寺へお参りできるようにと作られた朝熊登山鉄道のケーブルカー跡で当時は夏の涼を楽しむとともに多くの参拝者を運んでいたようだ。
1925年に開通したものの第二次世界大戦中、銅鉄不足だったこともあり軍から「不要」とされ1944年に閉じてしまった。その光景を見たこともないし、どれくらいの賑わいだったのかも想像できないけど、かつて伊勢神宮と朝熊山を結んでいたこの白黒写真の朝熊登山鉄道との出会いを記憶に残しておきたい。
山歩きですれ違ったのは老夫婦数組とわずかだった。山頂までは志摩スカイラインが開通していることもあり、わざわざ登山道を利用して朝熊山へ登る人は少ないのだろう。高齢者に人気の山歩きはもっと若い世代にも広まるといいなと考えているとやがて空が開けてくる。いよいよこの山歩きも終盤を向かえる。
山道ではなくしっかりと舗装された道に合流し、少し歩いた先に朝熊ヶ岳の山頂があった。登った!という体力的な達成感よりも、平安時代、室町時代、江戸時代の人たちも歩いていたとされる「道」を歩けたことに嬉しさがこみあげた。
伊勢湾が一望できる見晴らしのよい頂上にはベンチがいくつか並んでいる。大きな笑い声で楽しそうにお昼ご飯をみんなで食べている様子も見られ、ここが一つのゴール地点ということを改めて認識する。
朝熊ヶ岳頂上には「八代龍王社」という神社が佇み、その名前から察しがつくように水神様として崇拝されている。伊勢湾の眺望が素晴らしいので水の神様だというのも納得。お参りしてここを後にした。
さらに20分ぐらい歩くとお目当ての金剛證寺周辺に辿り着く。車で来ることができるのでここから先は登山服姿が逆に目立ち、山上なんだけど、地上に降りて来たような、そんな感覚に陥る。
金剛證寺周辺には二つの見所がある。一つは金剛證寺の表参道にある大きな塔婆、もう一つはおちんこ地蔵と呼ばれる子宝のご利益があるとされるお地蔵様。死者が眠る塔婆を「死」とするならおちんこ地蔵は生命の種を象徴する「生」になると1人ニヤニヤしてしまう。生と死のことを考えられているのか、偶然なのかはわからないけど、なんとも奥深くもへんてこな並びだ。
最初に向かったのは表参道。最大8メートルの巨大卒塔婆が道の左右に並び、映画やテレビでみる黄泉の国のような不思議な空間を歩く。その空間に浸りたいと思いつつも、実際は団体の観光客が列を作っていた。先頭にいるバスガイドさんらしい制服を着た女性が何やら説明をしていたので、こっそりその近くで僕も説明を聞いていたのだけど、真剣に聞いていたのは団体の中でもごくわずか。その中のほとんどが中国人観光客だった気がする。
観光地化してしまっているものの、ここは由緒正しき場所。江戸時代のころから宗派を問わず金剛證寺奥之院に塔婆を立てて供養する「岳参り」と呼ばれる風習があったそうだ。今でもその風習は続いているのかお参りに来ていた人もちらほらみかけた。宗派を問わないというところがなんとも日本らしいというか多様性を受け入れる今の時代に何か通ずるものを感じた。
続いて向かう先はその名のとおり子宝を司る「おちんこ地蔵」。大きな声ではなかなか言えないこの名前は死者の国から生の国へ一瞬で戻らせてくれる。これも何かの縁ということでしっかりお参りしてから金剛證寺へ向かう。
巨大塔婆とおちんこ地蔵にすっかり魅せられてしまい金剛證寺の存在が薄まってしまった感は否めない。この赤くて静粛な建物が金剛證寺、本日の主役である。伊勢神宮の鬼門となる北東(丑寅)の位置にあり「伊勢神宮の奥之院」とも呼ばれる古くから伊勢志摩を見守る立派なお寺。
伊勢神宮の賑やかさと比べるのが悲しくなるぐらい参拝者は数えるぐらいしかいない。そりゃそうだ、こんな山の上にまで来てお参りするなんてよっぽどの好き者ぐらいしかいない。それを考えると朝熊登山鉄道は活気的だったんだなぁと少し感慨深くなる。
文化が風化するのは仕方がないことだけど、みんな大好きな伊勢神宮との関係性の中に金剛證寺があることを知っておかなければいけないと勝手に使命感を持つことにする。山歩きが好きな人には「伊勢神宮に行くなら朝熊山も行ってみると面白いですよ」とおすすめしたい。
丑寅ということで、本堂の前には福丑と呼ばれる牛の象と智慧寅と呼ばれる虎の象が鎮座している。牛に触れれば身体健康の御利益が、虎に触れれば慈愛と威徳を授かるというので頭をなでなでした。頭がツルツルなのはこれまで何人もの参拝者がなでできたからだろうか。
金剛證寺本堂の前に庭園があり弘法大師が掘ったと伝えられる「連間の池」や、その池に架かる「連珠橋」と呼ばれる橋がある。このあたりは隠れたパワースポットとしても知られているので是非訪れてみてほしい。
庭園散策も終わりゴール地点となる「朝熊山上広苑」へ向かう。途中で志摩スカイラインを歩くことになるので車にはご注意を。今回の山歩きの悩みはどこが頂上なのかわからなくなること。「朝熊山上広苑」もきっと何かの頂上なのだろう。
ここはドライブで訪れる展望台のような場所で、売店あり、郵便ポストあり、足湯ありと立派な観光地。さっきまでの歴史と信仰に浸っていた時間はどこにいったのか、頭の切り替えが難しいカオスな体験ができる山歩きだった。
でも、賑やかな場所は好きなのですぐになじんでしまう。ポストで記念写真を撮り、足湯に浸かりながら伊勢の島々を眺め、売店で絶対食べたかった伊勢うどんを味わうなど、その場を思いっきり楽しむ。
最後は旅のお決まりのソフトクリームを食べてバスに乗り込む。体はほどよく疲れ、頭もカオスすぎた体験でほどよく疲れていたためか、ぐっすり眠りにつく。
今回歩いたコースは朝熊岳道と呼ばれるハイキングコースです。道は整備されて歩きやすく、迷う場所もないため安心して自然を楽しむことができます。6月だったため薄着でしたが秋になると冷えますので防寒着や山の装備は怠らないようにしましょう。
また、飲み物や食料を買う場所は朝熊山上広苑までないため事前に準備しておくと安心して歩けます。
近鉄「朝熊駅」から徒歩約15分。駅前にトイレはありません。朝熊岳道登山口にはであいの広場というスペースがあり、そこに駐車場(約20台)があるため、車でお越しの方はここの駐車場をご利用できます。駐車台数も限られていますので早目の到着がおすすめです。
一生に一度は行きたい伊勢神宮の対になる「朝熊山」は、歴史と信仰の世界に入り込める山でした。平安時代、室町時代、江戸時代と古くから登場する山であることから当時どのようなことを考え、どんな物語を纏(まと)いながら歩いていたのかを想像するだけで楽しくなります。
登山装備はもちろん必要ですが、全体的にそれほどきついコースではないので三重県の山に行く場合、鈴鹿セブンマウンテン以外の山歩きコースの候補として入れてみてください。ドライブがてら朝熊山上広苑まで車で行き、金剛證寺へお参りするだけでも楽しいですよ。
▼山の歩き方に役立つ本
▼山歩きの必需本!歩きをサポートしてくれるアイテム
▼HIKES編集長の里山トラベル
HIKES編集長の山歩きをTwitterでも発信しています。山歩きをしながら地域の歴史を巡る里山トラベル活動をしています。フォローすると喜びます。
東京青梅駅から歩いていける長渕丘陵は気軽なハイキングコース。なんだけど、あかぼっこからは奥多摩の山々が見渡せる素敵な場所です。年末年始でくっちゃりねっちゃりして、鈍った体を整えるきっかけになるのでおすすめです。多分1月に行く。 #里山トラベル pic.twitter.com/NyVksMhOA6
— 宮本 将弘 (@masa_yco) December 28, 2019
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