谷川岳(たにがわだけ)

美しい山にはトゲがある?魔の山と呼ばれる日本百名山「谷川岳」

【山域】谷川連峰【標高】1,977m
谷川岳(たにがわだけ)

日本百名山の一つ谷川岳はロープウェイを利用して山頂を目指す「天神平」からのコースが人気です。
標高1,977mとそれほど高くない山ですが高山植物が豊富でとても美しい景色を私たちに見せてくれます。
毎年7月2日が谷川岳の日とされ開山日になっており、都心からのアクセスもしやすいため山シーズンには多くの登山者が訪れています。

アニメ「ヤマノススメ」でも谷川岳に行くシーンがあり、簡単に登れる山という印象がありますが、
天神平コースでもちょっとした岩場があるのと、天候が変わりやすい地域のため油断すると事故に繋がる可能性があります。
登山装備の準備を怠らず、経験を少し積んでから登るようにすることをおすすめいたします。

谷川岳(たにがわだけ)の基本情報

山の場所や特徴、山で見られる植物など基本情報をご紹介します。

谷川岳の場所

谷川岳は群馬県と新潟県の県境にある三国山脈の山です。周囲にある万太郎山・仙ノ倉山・茂倉岳などを総じて谷川連峰と呼ばれています。

谷川岳の特徴やおすすめポイント

谷川岳(たにがわだけ)

花の宝庫としても親しまれている谷川岳ですが、一方で「魔の山」と呼ばれ遭難・滑落事故が多い山としても恐れられています。ギネスブックに一つの山としてもっとも死者の多い山として登録されているほどです。
その理由は、剣岳・穂高岳と並ぶ日本三大岩場の一つでもある一ノ倉沢にあります。
一ノ倉沢はクライミングのメッカとしてクライマーたちの憧れの岩場でありますが、死者約800人と多くの命を落としているところでもあります。

よほどの経験や技術がない限り一ノ倉沢から登頂を目指すことはやめておきましょう。
ただ、一ノ倉沢の岩壁を見に行くだけならトレッキングコースがありますので迫力ある景色を楽しむことができます。

谷川岳は映画「クライマーズ・ハイ」やアニメ「ヤマノススメ」でも取り上げられそこから知った人も多いのではないでしょうか。
「クライマーズ・ハイ」では谷川岳衝立岩登攀へ挑戦する過酷なシーンが描かれ、「ヤマノススメ」ではロープウェイに乗りのんびりと登頂を目指すシーンが描かれています。この2つの物語からみても谷川岳の二面性が伝わります。
ちなみにクライマーズ・ハイとは登山中に興奮状態が極限にまで達し、恐怖感が麻痺することをいいます。確かに登山中はちょっとした興奮状態になっている感じがしますが、恐怖感が麻痺するという経験はまだないです。。

谷川岳の頂上はトマノ耳(1,963m)とオキノ耳(1,977m)の2つに分かれていることも特徴的です。
遠くから見ると2つのピークが猫耳のような双耳峰に見えることが由来となっています。
何回か谷川岳には訪れていますが、天候に恵まれず(ガスって景色が真っ白!)手前にあるトマノ耳までしか行ったことないのが残念です。

季節の中でおすすめがやはり紅葉の秋です。
見ごろが10月初旬~中旬あたりでトマノ耳からオキノ耳までの稜線歩きにて紅く染まった美しい景色を眺めることができます。

谷川岳で見られる花や植物

谷川岳は四季を通じて鮮やかな花や植物を楽しめます。
ホソバヒナウスユキソウ、ジョウシュウアズマギクなど珍しい高山植物が咲いています。

春(4~6月)
タムシバ、ウラジロヨウラク、シラネアオイ など
夏(7~8月)
タテヤマリンドウ、ハクサンチドリ、ホソバヒナウスユキソウ、ジョウシュウアズマギク など
秋(9~11月)
ウメバチソウ、ツルリンドウ など

谷川岳(たにがわだけ)への主要コース

谷川岳への登山コースは大きく2つあります。一つはロープウェイを利用した登山初心者でも登りやすい天神平コース。もう一つは岩場や鎖場がある中級者以上の西黒尾根コースです。
その他に一ノ倉沢の絶壁を眺めるコースとして一ノ倉沢ハイキングコースがあります。※一ノ倉沢ハイキングコースは谷川岳頂上には行きません。

天神平コース(ロープウェイ利用)

【コース】
登り:天神峠駅→熊穴沢避難小屋→天狗のトマリ場→天狗のザンゲ場→肩ノ小屋→トマノ耳→オキノ耳→
下り:肩ノ小屋→熊穴沢避難小屋→天神平駅

【標高差】641m
【歩行距離】6.4km
【歩行時間】4時間50分
【山のグレーディング】2B(登山経験が必要な初級者向け)

出発は土口駅からロープウェイを利用し天神平駅まで行きます。さらにそこからリフトに乗って天神峠まで行くことも可能ですが、今回はリフトには乗らずに谷川岳頂上をめざします。

▼土合口駅へのアクセス情報

【交通機関を利用される方】

・上越新幹線「上毛高原駅」下車 谷川ロープウェイ行きのバスで約50分
・上越線「水上駅」下車 谷川ロープウェイ行きのバスで約25分
【バス時刻を確認する】関越交通株式会社
・JR土合駅下車 徒歩約20分
土合駅は通称「日本一のモグラ駅」と呼ばれ400段以上の階段を登り土合口駅まで行きます。

【お車でアクセスされる方】

関越道水上ICから約25分
駐車場は谷川岳ベースプラザに約1000台、土合橋駐車場に約50台まで停められます。
駐車場料金は時期によって異なります。
5月1日〜11月30日 大型1,000円 小500円
12月1日〜4月30日 大型1,000円 小型1,000円

【営業時間】
・4月~11月 平日:8:00~17:00 土日祝:7:00~17:00
・12月~3月 全日:8:30~16:30
約2分間隔でゴンドラが発車しています。所要時間は片道約15分(最速7分)

情報が古い場合が古い場合がございますので公式ホームページより最新情報をご確認くださいませ。
谷川岳ロープウェイホームページへ

天神平駅→熊穴沢避難小屋まで

yamacommuさん(@yamacommu)が投稿した写真

土合口駅(標高746m)からロープウェイを利用して約10分程で天神峠駅(1,319m)に着きます。天神平駅からさらにリフト(片道400円)に乗れば天神峠駅(標高1,502m)まで7分かかり、合計わずか17分で756mを駆け上ることになります。残り高低差475mは歩いて登ります。今回は天神峠駅までのリフトは乗らず天神平駅から歩くコースをご紹介します。

天神平駅は見晴らしが良い写真撮影スポットでもあるので記念写真をここで撮っていく方も多いです。
まずは天神尾根を通り熊穴沢避難小屋まで目指します。小屋までの道のりはよく整備されているので危険箇所や迷うところはありません。
リフト駅になる天神峠駅からの道と途中で合流するポイントがあります。登りは気になりませんが下山時は間違えないよう注意しましょう。

熊穴沢避難小屋→天狗のトマリ場→天狗のザンゲ場→肩ノ小屋まで

yamacommuさん(@yamacommu)が投稿した写真

熊穴沢避難小屋では休憩ができますが、無人小屋のため何かあるわけではありません。夏は虫が多かった記憶があります。
小屋から先の道がいよいよ本番といったところで、勾配になり岩場もあるため下山者とのすれ違いに注意しながら登っていきます。
きつくなりますが景色も変わり見晴らしが良くなりますのでテンションも上がります。

大きな岩が目印の天狗のトマリ場と天狗のザンゲ場からの景色も楽しむことができます。岩を登る場合は滑らないよう気を付けてください。

天狗のザンゲ岩から肩ノ小屋までは木の階段をひたすら登ります。ここはかなりしんどいですが肩ノ小屋まで行けば頂上はすぐそこです。

肩ノ小屋→トマノ耳→オキノ耳まで

肩ノ小屋付近でお昼休憩をとる方は多いです。小屋の中も利用することが可能ですが、人が多いと満員になっている場合がございます。小屋には売店もあり、泊まることも可能です。詳しくは下記をご確認ください。

▼肩ノ小屋(谷川岳)の情報

【開設期間】
4月下旬~11月上旬(要問合せ:年によって変わります)

【予約先(現地対応)】
090-3347-0802(電話は8時~16時まで)
※10人以上のパーティーは予約金が必要となります。
※キャンセル料はいただいておりません。

情報が古い場合が古い場合がございますので下記サイトより最新情報をご確認くださいませ。
肩ノ小屋(谷川岳)の情報をみる

肩ノ小屋で休憩を終えたらいよいよ頂上を目指します。トマノ耳とオキノ耳と少し変わった名前が谷川岳の二つの頂上を指しています。
肩ノ小屋から先に到着するのが、トマノ耳、さらにその先にあるのオキノ耳が標高1,977mになります。
トマノ耳からオキノ耳までは気持ちの良い稜線歩きになりますので景色を存分に楽しんでください。
晴れていれば谷川岳連峰の山々をはじめ、八ヶ岳、浅間山から東北の至仏山や燧ケ岳を眺めることができます。

下山は登ってきたコースのピストンになります。岩場や道幅が狭い個所などありますので注意して下山します。
ロープウェイの最終時間は4月~11月は17:00、12月~3月は16:30までなので、時間に送れないようご自身の体力を考慮した無理のない登山計画を心掛けましょう。

谷川岳(たにがわだけ)のお立ち寄り温泉

谷川岳で充分楽しんだ帰りは、汗を流して着替えたいですよね。
日帰り入浴可能な温泉をご紹介します。

土合口駅から帰る時のお立ち寄り温泉

▼日帰り入浴可能なおすすめ温泉3選!


湯テルメ谷川

【料金】大人550円
【営業時間】9:00~20:30 第3木曜日15時より露天風呂は使用不可
【設備】内湯・露天風呂・休憩室


宝川温泉 宝川山荘

【料金】大人1,500円(午後3時以降のご入場は1,200円)
【営業時間】9:00~17:00
【設備】内湯・露天風呂・休憩室


仏岩温泉 鈴森の湯

【料金】大人650円(2時間)
【営業時間】10:00~21:00 毎月第2水曜日(祭日の場合は翌日)8月は無休
​※季節によって変動あり、詳しくはお問い合わせください
【設備】内湯・露天風呂・休憩室

※料金や営業時間などの情報が古い場合がございます。直接ご確認くださいませ。

谷川岳(たにがわだけ)の天気

登山をする上で天気はもっとも重要な情報と言えます。平地は晴れていても山は雨なんてことも多々あります。特に夏の天気は変わりやすいため事前に天気の状況を把握しておきましょう。
全国レジャースポットの詳しい天気予報を掲載している「てんきとくらす」を参考にしています。

谷川岳(たにがわだけ)のグルメ

亜詩麻(あしま)

チーズたっぷりの名物焼きカレーがおすすめ!
【料金】焼きカレー各種¥1,000~

ラ・ビエール

本場ナポリのピッツアを味わえる窯焼きピザのお店
【料金】
マルゲリータ¥972
菜園風野菜のピッツァ ¥1,082 など

GARBA Cafe 本店

家族や友達へのお土産に最適なバームクーヘン
【料金】
しっとり、もちっとしたバームクーヘン BUNA 大(箱入り)¥1,950
珍しい長いバームクーヘン BUNA 大(箱なし) ¥1,800 など

九重山(くじゅうさん/久住山)

九州本土の最高峰「九重山」大地の息吹を感じる山

【山域】九重連山【標高】1,786m
九重山(くじゅうさん)

火の国と呼ばれる九州地方の山々には活火山が多く、九重山もその活火山の一つです。バスやタクシーでアクセスが可能な牧ノ戸峠(まきのととうげ)からのコースは、登山道がよく整備されており比較的登りやすいため、九州で最も人気な登山スポットとなっています。

初夏に咲くミヤマキリシマや秋の紅葉の時期は特に人気で多くの登山者で賑わいます。



九重山(くじゅうさん/久住山)の基本情報

山の場所や特徴、山で見られる植物など基本情報をご紹介します。

九重山(くじゅうさん/久住山)の場所

九州を代表する山である九重山(久住山)は大分県西部に広がる火山群の総称を指しています。呼び方が少し複雑なのですが、火山群の総称を九重山または九重連山と呼び、その九重連山の主峰となるのが久住山(くじゅうやま)となります。

近年では間違えられやすいため「くじゅう」とひらがな表記をしている場合もあります。また、標高1,791mである九重連山最高峰になるにのが中岳になります。

九重山(くじゅうさん/久住山)の特徴やおすすめポイント

九重山の魅力はなんといっても雄大で美しい景色です。

噴火や地震が怖いところでもありますが、九州の大地に根付くカルデラや草原地帯は九州地方ならでは景色が見られます。

気になる登山コースは、九重連山を縦走する本格的なコースから日帰り可能な初級者向けコースなど、バリエーション豊かな登山コースがあります。

中でも人気を集めているのが冒頭でもご説明した牧ノ戸峠からのコースです。

牧ノ戸峠には車やタクシーでアクセス可能なため、スタートが標高1,300mからとなり登山初厩舎方にも人気な登山コースです。

そんな九重山登山にはもう一つ楽しめることがあります。

それは歩いてしか行けない秘湯と言われる「法華院温泉」です。

牧ノ戸峠から久住山をピストンしてそのまま日帰りすることも可能ですが、温泉好きならさらに足を運んで一泊してでも立ち寄りたいスポットです。

法華院温泉は、法華院温泉山荘にあり、九州最高所の温泉として知られています。

温泉は登山の旨みでもあるので九重山に訪れた際は、是非立ち寄りたい温泉です。

九重山(くじゅうさん/久住山)で見られる花や植物

九重山は広大な草原地帯と四季の変化に富んだ、高山植物も多く自生しています。初夏に咲き乱れるミヤマキリシマの景色は人気です。

春(4~6月)フクジュソウ、マンサク、ツクシショウジョウバカマ など

夏(7~8月)ミヤマキリシマ、イワカガミ など

秋(9~11月)ツリフネソウ、ツコウライトモエソウ など

九重山(くじゅうさん/久住山)への主要コース

九重山(久住山)を目指す登山コースはいくつかありますが、ここでは2つご紹介いたします。

1つは日帰りで初級者でも登りやすい牧ノ戸峠コース。

もう一つは長者原から出発し法華院温泉山荘に泊まる1泊2日のコースです。

牧ノ戸峠~久住山コース(日帰り)

【コース】
登り:牧ノ戸峠→沓掛山→扇ヶ鼻分岐→久住分れ→久住山頂→
下り:久住分れ→沓掛山→牧ノ戸峠

【標高差】457m
【歩行距離】4.7km
【歩行時間】4時間20分
【登山レベル】初級者向け

久住山(標高1,786m)をゴールとし、ピストンする初級者向けのコースになります。

登山口となる牧ノ戸峠には売店や飲食店、トイレもありますのでここでゆっくり登山の準備ができます。駐車場も200台まで停めることができますが、人気登山スポットということもあるので余裕をもって到着できるようにしましょう。

コースは初級者向けということもあり、全体的になだらかな登りが続きます。所々岩場や梯子もありますので濡れている時は注意して登りましょう。

久住山頂上は展望も良く九重の山々、祖母山系の山々、遠くに阿蘇山を眺めることがでます。頂上も広いためゆっくりと九州の景色を楽しむことができます。

長者原~法華院温泉山荘~久住山~牧ノ戸峠コース(1泊2日)

【1日目コース】
長者原→雨ヶ池→坊ガツル→法華院温泉山荘

※車の場合は牧ノ戸峠まで車で行き、そこから長者原までバスが通っていますのでバスを利用すれば牧ノ戸峠に帰ってくることができます。

【標高差】320m
【歩行距離】6.6km
【歩行時間】2時間50分
【登山レベル】初級者向け

【2日目コース】
法華院温泉山荘→久住わかれ→久住山→久住わかれ→沓掛山→牧ノ戸峠

【標高差】483m
【歩行距離】約10km
【歩行時間】4時間50分
【登山レベル】初級者向け

【1日目】長者原~法華院温泉山荘まで

1日目は長者原から出発します。

長者原へのアクセスは交通機関を利用して行くことができますが、下山口となる牧ノ戸峠まで車で来て、そこからバスで長者原まで行くことも可能です。

長者原にはタデ原湿原を1周できるハイキングコースもあります。1周約30分、約2.5キロメートルの距離を歩くコースです。

また、長者原ビジターセンターと長者原ヘルセンターがあり、売店や食堂、温泉設備まであるため牧ノ戸峠と同じく九重山への玄関口として多くの登山者で賑わいます。

長者原から坊ガツルまでの道は危険箇所はなく、傾斜も緩やかなのでハイキング気分で歩けます。

坊ガツルは標高1,200mに位置し、山岳地域に形成された中間湿原では国内最大級の面積を持つ湿原地帯です。国際的にも重要な湿地のひとつとしてタデ原湿原とともに、2005年11月に「くじゅう坊ガツル・タデ原湿原」としてラムサール条約として登録されています。

毎年春季に実施される野焼きなどにより環境が保持されてるため美しい高山植物が多く生息しています。

坊ガツル湿原の中に宿泊地である「法華院温泉山荘」があります。

法華院温泉山荘は歴史も長く、山小屋開業から、なんと130年も経過しています。標高1,301mにある法華院温泉山は九州で一番高い温泉として「歩いてしか行けない秘湯」と呼ばれ、くじゅうに訪れた際は立ち寄りたい温泉です。

坊ガツルではテント泊も可能なので夏にはテント泊目当ての登山者が多く訪れます。

テント場は無料と有料(法華院温泉山荘)の場所がありますが、有料(300円)の方が法華院温泉山荘にあるトイレも自由に使用できるため何かと便利です。

オープンデッキが備えられている温泉は見晴しが素晴らしく、神経痛や疲労回復などに効きます。次の日のために温泉で疲れを癒しましょう。

▼法華院温泉山荘の情報

【開設期間】通年営業(要問合せ)

【料金】
1泊2食付 (寝具付)一般 9,500円
素 泊 (寝具付) 一般 5,500円
入村料 (テント持参者のみ) 1人1日 300円

【WEBサイト】法華院温泉山荘のホームページへ

※山小屋の情報が古い場合がございます。直接ご確認くださいませ。

【2日目】法華院温泉山荘~久住山まで

2日目は約10kmほど歩くので早朝出発するのがおすすめです。

まずは法華院温泉山荘から久住山へは約2時間ほどかかります。コースは迷うところも危険箇所もないですが、久住分かれ付近からはガレ場が続く急登になりますので足元に注意して登りましょう。

日本百名山の久住山からは九重連山の山々、由布岳、阿蘇山が一望できます。
体力に余裕がある場合は九重連山の最高峰「中岳」へ行くのも良いです。※体力と時間を考慮して判断してください。

久住山~牧ノ戸峠まで

久住山を充分満喫できたら、牧ノ戸峠へ目指し下山します。

久住分かれまでは登ってきた道を戻り牧ノ戸峠方面へ向かいます。危険箇所もなく、緩やかな道が続きます。

九重山(くじゅうさん/久住山)登山時の注意

①登山する際は必ず地図を持っていきましょう。※コンパスもあるのがベストです。
②山歩きの基本3大装備「登山靴」「ザック」「レインウェア」を準備して登山に挑みましょう。※行程や季節により異なりますので山行計画に合った装備や道具を準備しましょう。
③登山届けの提出、山岳保険も忘れずに。
④登山に慣れていない方は、できるだけ経験者と行くようにしてください。
⑤危険を感じたら引き返すことが大事です。
⑥冬や残雪期の登山は技術や装備が必要です。無理な計画をせずにご自身に合った登山計画を立ててください。

九重山(くじゅうさん/久住山)のお立ち寄り温泉

九重山(久住山)登山を充分楽しんだ帰りは、汗を流して着替えたいですよね。日帰り入浴可能な温泉をご紹介します。

牧ノ戸峠からのお立ち寄り温泉

▼日帰り入浴可能なおすすめ温泉!

九重観光ホテル

【料金】大人 500円
【営業時間】入浴のみ 12:00 ~ 20:00
【設備】内湯・露店風呂・休憩室

九重星生ホテル

【料金】大人 800円
【営業時間】平日10:00 ~ 21:00(受付は20:00まで)、休前日・お盆・12月31日 10:00 ~ 19:00(受付は18:00まで)
※営業時間は事前にご確認くださいませ。
【設備】内湯・露店風呂・休憩室

※料金や営業時間などの情報が古い場合がございます。直接ご確認くださいませ。

長者原からのお立ち寄り温泉

▼日帰り入浴可能なおすすめ温泉!

長者原ヘルスセンター

【料金】大人350円
【営業時間】8:00~17:00
【設備】内湯・休憩室

※料金や営業時間などの情報が古い場合がございます。直接ご確認くださいませ。

九重山(くじゅうさん)の天気

登山をする上で天気はもっとも重要な情報と言えます。平地は晴れていても山は雨なんてことも多々あります。特に夏の天気は変わりやすいため事前に天気の状況を把握しておきましょう。

てんきとくらす

九重山(久住山) の天気を見る

九重山(くじゅうさん/久住山)のグルメ

九重山の帰りはこれは食べておきたい!というご当地グルメをご紹介します。

あいのせ茶屋

名物あいのせうどん(そば)、地鶏うどん(そば)が人気。大分の特産品も販売しているためお土産購入にも便利です。

▼歩きをサポートしてくれるアイテム

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▼山ハレ鳥トケ編集長の里山トラベル

山ハレ鳥トケ編集長の山歩きをTwitterでも発信しています。山歩きをしながら地域の歴史を巡る里山トラベル活動をしています。フォローすると喜びます。

安達太良山(あだたらやま)

ほんとの空がここにある!花の百名山「安達太良山」

【山域】奥羽山脈南部【標高】1,700m
安達太良山(あだたらやま)

安達太良山は標高1,700mとそれほど高くない山ですが景色がとても美しく「日本百名山」「新日本百名山」「花の百名山」「うつくしま百名山」と四つの百名山に選ばれています。
その景色の美しさから多くの歌人たちの関心を集めており、詩人の高村光太郎が詠った智恵子抄は特に有名です。

 智恵子は遠くを見ながら言ふ。
阿多多羅山(あたたらやま)の山の上に
毎日出ている青い空が
智恵子のほんとうの空だといふ。

 (智恵子抄より)

と安達太良山(阿多多羅山)のことを詠ったています。

この詩にちなんで安達太良山と青い空が見える絶好の位置に
「この上の空がほんとの空です」という標識が二本松市によって立てられています。

歌人たちを魅了した安達太良山ではどんな美しい景色が待っているのでしょうね。

安達太良山は四季折々の花や景色を楽しむことができ、日帰り可能な山なので福島の人気スポットとして多くの人が訪れています。
東北の山々はアルプス系の山とはまた違った雰囲気を感じることができるので是非一度訪れてみてください。

安達太良山(あだたらやま)の基本情報

山の場所や特徴、山で見られる植物など基本情報をご紹介します。

安達太良山の場所

安達太良山は福島県の磐梯朝日国立公園内にある那須火山帯に属する活火山です。
そのため火口跡は今も有毒ガスのため立ち入り禁止となっています。立入禁止区域では過去に死亡事故もありましたので絶対に立ち入らないで下さい。

安達太良山の特徴やおすすめポイント

乳首山(ちちくびやま)

安達太良山は別名、乳首山(ちちくびやま)と呼ばれているのはご存知でしょうか?
その由来は頂上にある突起している岩が遠くからみると乳首に似ているからとされています。
確かに似ているといえば似てますが。
その頂上にある岩は登ることができ、登ったところが標高1,700mになります。
小学生でも登れる簡単な岩ですが、荷物を置いていけばさらに楽に登れます。

安達太良山と言えば、くろがね小屋の温泉も有名です。
日帰りでも行ける山ですが、もし時間があるならくろがね小屋で一泊してのんびりするプランもおすすめです。
2016年9月に行った時はくろがね小屋で一泊しました。

くろがね小屋の温泉は立ち寄り湯としても利用でき、安達太良山に訪れた際は是非立ち寄りたい温泉です。お風呂自体は3~4人で満員になってしまいますので混雑時はご注意ください。
※石鹸やシャンプーは使えません。

なんといっても源泉かけ流しが気持ち良く「あーいい湯だなぁ♪」と思わず声が出てしまいます。

泉質は酸性泉で白く濁った柔らかく優しいお湯です。
効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性、五十肩、疲労回復、慢性皮膚炎が期待できます。

源泉ということもあり、硫黄の臭いが強く入った後でも臭いが残るぐらいです。

くろがね小屋の開業は1953年ですが温泉が発見されたのは平安時代ごろとされており、くろがね温泉は長い歴史の中で多くの人々を癒し続けています。

▼くろがね小屋の情報

【料金】1泊2食付6,320円 休憩料(日帰入浴料)410円 テント場なし
※11月~4月は、冬期暖房料が加算されます。宿泊、食事利用の方は、3日前まで予約。
(取消される場合も、ご連絡ください。)
【営業時間】年中無休
【WEBサイト】くろがね小屋のホームページへ

※山小屋の情報が古い場合がございます。直接ご確認くださいませ。

安達太良山で見られる花や植物

安達太良山は四季を通じて鮮やかな花や植物を楽しめます。
10月初旬~中旬が見ごろになる安達太良山の紅葉は一度は見ておきたいです。

春(4~6月)
かたくり、コブシ、ヤシオツツジ、レンゲツツジ など

夏(7~8月)
イワカガミ、ハクサンシャクナゲ など

秋(9~11月)
リンドウ など

安達太良山(あだたらやま)への主要コース

乳首山(ちちくびやま)

安達太良山への登山コースは八方あり、その中でも一番人気なのが奥岳登山口からのコースです。ゴンドラリフトを使えば楽に頂上を目指すことができます。くろがね小屋(温泉)へのアクセスも奥岳登山口からになります。
今回はゴンドラリフトを利用せずに奥岳登山口~安達太良山~くろがね小屋へのコースをご紹介いたします。

奥岳登山口~安達太良山コース(ゴンドラリフトなし)1泊2日※日帰りも可能

【コース】
登り:奥岳登山口→五葉松平→薬師岳展望台→仙女平分岐→安達太良山→
下り:峰の辻→くりがね小屋→勢至平分岐→奥岳登山口

【標高差】740m
【歩行距離】約10km
【歩行時間】5時間25分
【登山レベル】初級者

登山口となる奥岳登山口へのアクセスは交通機関の場合はJR二本松駅からタクシーまたはバスで岳温泉まで行き、そこから登山口まで徒歩で20分ほどかかります。車でのアクセスはあだたら高原スキー場の駐車場を利用します。1500台の駐車スペースがあります。

▼奥岳登山口までのアクセス情報

【交通機関を利用する方】

JR二本松駅からバスが運行されているので、岳温泉まで行きそこからタクシーを利用します。
また、福島交通バスで期間限定のシャトルバスも運行しています。岳温泉で宿泊される場合は予約性バスもご利用できます。
バス時刻はこちらで最新情報をご確認ください。
福島交通バスのホームページへ

【車でアクセスされる方】

東北自動車道二本松IC下車後、約15kmで奥岳登山口へ。1500台の駐車スペースがあります。

奥岳登山口からゴンドラリフトを利用すればわずか10分で薬師岳展望台まで上がります。ゴンドラの駅にはトイレや売店もあるので登山準備はここでします。(往復1,700円)今回はゴンドラは利用せずに薬師岳展望台を目指します。

奥岳登山口の標識を前方にして、右側に登山道がありますのでそこから登っていきます。くろがね小屋を目指す場合もここの道を使います。
整備された馬車道なので登りやすく危険箇所はありません。歩いて15分ぐらいのところでくろがね小屋を目指す道と薬師岳展望台への道の分岐があります。標識がないので間違えないように注意しましょう。

乳首山(ちちくびやま)

分岐してすぐのところは、広々とした道を歩きますのでとても気持ち良いです。秋ごろにはススキが多く見られます。
広い道を超えると急登が続き道も細くなります。鎖場や岩場はありませんが、濡れた岩などには気を付けましょう。

薬師岳展望台には「この上の空がほんとの空です」という記念碑があります。詩を知ってからこの記念碑を見るとさらに感動的です。
ゴンドラの山頂駅から降りてくる人と合流するため少し混雑しますが晴れていれば鉄山(てつざん)や箕輪山(ばんだいさん)など安達太良連邦が見れます。

薬師岳展望台には「この上の空がほんとの空です」という記念碑があります。詩を知ってからこの記念碑を見るとさらに感動的です。ゴンドラの山頂駅から降りてくる人と合流するため少し混雑しますが晴れていれば鉄山(てつざん)や箕輪山(ばんだいさん)など安達太良連邦が見れます。

乳首山(ちちくびやま)

薬師岳展望台から先は自然遊歩道もあり木道で歩きやすい道になっています。歩きながら草木を楽しみ、安達太良山山頂(乳首山)を見ることもできます。

仙女平分岐まで来ると見晴がよくなり山頂も間近になります。紅葉の時期はここからの景色はとても美しい紅と黄色に染まります。山頂までは少しガレ場になっていますので浮石や石蹴ったりしないよう注意して登ります。

安達太良山山頂は広々してるためお昼ご飯を食べるなら山頂がおすすめです。
山頂からは360°パノラマで安達太良連邦、吾妻連峰、阿武隈の山々を一望できます。
別名乳首山と呼ばれる由縁となっている岩からの景色も絶景です。

@ya_kumiが投稿した写真

山頂で充分満喫した後はくろがね小屋を目指します。
峰の辻分岐までは火山特有の景色を楽しめます。
くろがね小屋に到着したら源泉100%の温泉に入り疲れを癒しましょう。
2016年9月に行った時は小屋で一泊して帰りましたが、日帰りも可能です。

くろがね小屋から奥岳登山口までは馬車道もあるため歩きやすくなっています。
無理のないご自身にあった登山計画を心掛けましょう!

登山の様子はこちらです。

安達太良山(あだたらやま)のお立ち寄り温泉

安達太良山で充分楽しんだ帰りは、汗を流して着替えたいですよね。
コース別に日帰り入浴可能な温泉をご紹介します。

奥岳登山口から帰る時のお立ち寄り温泉

▼安達太良山に来たなら是非入ってほしい温泉

くろがね温泉(くろがね小屋)

【料金】大人 410円

あだたら山奥岳の湯(奥岳登山口近く)

【料金】大人 600円
【営業時間】年中無休 10:00~17:00
【設備】内湯・露店風呂・休憩室

▼岳温泉でゆっくり温泉に入りたいなら

空の庭リゾート

【料金】大人 600円
【営業時間】10:00~16:00

あだたらの宿 扇や

【料金】大人 800円(事前要予約)
【営業時間】14:00~17:00
【設備】内湯・露店風呂・休憩室

ながめの館光雲閣

【料金】大人 750円
【営業時間】11:00~15:00
【設備】内湯・露店風呂・休憩室

※料金や営業時間などの情報が古い場合がございます。直接ご確認くださいませ。

安達太良山(あだたらやま)の天気

登山をする上で天気はもっとも重要な情報と言えます。平地は晴れていても山は雨なんてことも多々あります。特に夏の天気は変わりやすいため事前に天気の状況を把握しておきましょう。
全国レジャースポットの詳しい天気予報を掲載している「てんきとくらす」を参考にしています。

てんきとくらす

安達太良山の天気を見る

安達太良山(あだたらやま)のグルメ

御食事処 成駒(食べログ)

安達太良山の帰りに岳温泉へ立ち寄る場合は、岳温泉名物、成駒の「ソースかつ丼」がおすすめです。ボリューム満点で肉厚なカツがとても美味しかったです。お昼時は混雑するので開店前に並んでおくとスムーズに食べられます。TVレポートで芸能人もよく訪れている成駒は昔ながらのお店でソースカツ丼以外にもあだたらカレーも人気です。

【営業時間】11:00~18:30 平日11:00~15:00 火曜定休
【料金】ソースかつ丼・ロース 1100円

赤岳(あかだけ)

赤く聳える八ヶ岳連峰の最高峰「赤岳」

【山域】南八ヶ岳【標高】2,899m
赤岳(あかだけ)

南八ヶ岳に位置し八ヶ岳最高峰の赤岳。その名のとおり、山肌が赤褐色であることが名前の由来となっています。
八ヶ岳と聞くと8つの山があるのかな?と思いますが、日本のほぼ中央である長野県と山梨県にまたがるいくつもの山々の総称として八ヶ岳と呼ばれています。

赤岳へのコースは八ヶ岳が初めての方にも優しい美濃戸口からのコースが人気です。
ただし、赤岳頂上付近は岩場になっており、鎖場や梯子があるため注意して登りましょう。
体力がある場合は、北方にある横岳、硫黄岳、西方にある中岳、阿弥陀岳を縦走することもできます。
2015年の8月にいったときは、美濃戸口~赤岳~中岳~阿弥陀岳と縦走しました。

赤岳頂上には赤岳頂上山荘があり、宿泊することができます。時間に余裕があったら夜空や朝日を堪能できます。
頂上からは北八ヶ岳、南八ヶ岳の山々、南アルプス、中央アルプス、北アルプス、富士山と日本の高峰が眺望できます。
広々とした頂上でゆっくり景色を楽しみましょう。

赤岳(あかだけ)への主要コース

赤岳(あかだけ)へのコースはいくつかありますが、今回はゴールデンルートと呼ばれる美濃戸口~赤岳~阿弥陀岳の1泊2日コースをご紹介いたします。

美濃戸口~赤岳~阿弥陀岳コース(1泊2日)

【一日目コース】
美濃戸口→美濃戸山荘→南沢コース→行者小屋(宿泊)

【二日目コース】
行者小屋→文三郎尾根経由→赤岳山頂→中岳→阿弥陀岳→行者小屋→南沢コース→美濃戸口

登山口となる美濃戸口から赤岳山荘、美濃戸山荘まで1時間ほど歩きます。
美濃戸山荘までは普通乗用車のみ通行可能です。

美濃戸山荘からのコースは道が整備されており危険個所もないため、八ヶ岳・赤岳初めての方でも歩きやすいコースです。
途中にある赤岳鉱泉、行者小屋ははどちらも充実しているため宿泊するのに快適です。

2015年9月に行った時は行者小屋のテント場で1泊しました。

冬の赤岳鉱泉では、アイスキャンディーという人工氷瀑が設置されることが人気を集めています。
アイスクライミングをやってみたい、技術を高めたいという方は冬に訪れるのも良いですね。

南八ヶ岳の玄関になる美濃戸口は、行者小屋経由の赤岳、阿弥陀岳の他に赤岳鉱泉経由の硫黄岳へとアクセスするのにも利用します。

▼美濃戸口のアクセス情報

【交通機関を利用される方】

JR茅野駅からアルピコ交通の路線バスが運行しています(片道運賃930円)
バス時刻はこちらで最新情報をご確認ください
アルピコ交通ホームページへ

【お車でアクセスされる方】

中央高速諏訪南IC下車美濃戸口まで約30分
八ヶ岳山荘、やまのこ山荘、赤岳山荘に駐車場あり。
美濃戸山荘までの道は凸凹が多いため車高の低い車で行かない方が良さそうです。
・八ヶ岳山荘:http://www.yatsugatake.gr.jp/yatugatake.html
・やまのこ村:http://www.yatsu-akadake.com/noko-k-w.html
・赤岳山荘:TEL FAX :0266-74-2272

美濃山荘からは北沢と南沢があり、今回は行者小屋を目指すため南沢コースを使います。
沢沿いのコースになるため夏は涼しく水の音と木の香りを感じる道になります。
高低差もあまりないため、それほどきつくは感じないでしょう。
ただ、距離があるためテントを担ぎながらですと体力は消耗します。
また、雨が続いたり、夏のゲリラ豪雨などの影響により川の水位が上がることがありますので天気が怪しい時は注意して歩きましょう。心配な時は北沢コースから行くことをオススメします。

行者小屋までの南沢コースは川を横目に歩きます。急な登りもあまりないためのんびりとした登山を楽しめます。

約2時間30分で行者小屋に到着します。赤岳と阿弥陀岳へ向かうための拠点になります。私が行った時は行者小屋のテント場を利用しました。

美濃戸口から行者小屋までの南沢コースは川を横目に歩きます。急な登りもあまりないためのんびりとした登山を楽しめます。

▼行者小屋情報

【料金】
・二食付き 9,000円
・夕食のみ 8,500円
・朝食のみ 8,000円
・素泊まり 6,000円
・昼弁当 800円
・テント泊(一名一泊) 1,000円
・テン泊夕食 2,000円
・テン泊朝食 1,000円

【WEBサイト】
行者小屋WEBサイトをみる

※山小屋の情報が古い場合がございます。直接ご確認くださいませ。

約2時間30分で行者小屋に到着します。行者小屋にて1泊します。夜ごはんは野菜やフルーツがありバランスの良い食事です。広間は畳がありゆっくりとくつろぐことができます。トイレは小屋の中と外にあり、ラーメンハウスと呼ばれる売店もあるので充分楽しむこができます。

朝ごはんを済ませた後、荷物やテントはそのまま置き、必要最小限のものだけザックに入れて赤岳山頂を目指します。

地蔵尾根は徐々に傾斜もきつくなり梯子もあります。
地蔵の頭から赤岳山頂への道は岩場になりクサリ場や梯子がありますので注意して登りましょう。
登山が全くの初めてではない限り、ゆっくり確実に進めば難しくないです。
このあたりから赤い土が目立ってきます。

赤岳頂上と赤岳頂上山荘はほぼ同じ位置にあります。
頂上からは、中央アルプス、南アルプス、富士山、秩父山系などの日本にある高峰たちが見られます。
これだけ多くの山々が見られるのは赤岳の特権です。

@ycommu_gが投稿した写真

充分に景色を楽しみ、赤岳頂上小屋にて休憩した後は中岳と阿弥陀岳を目指します。
赤岳頂上小屋は宿泊もできるので早朝の赤岳からのご来光や雲海を見たい方は泊まってみるのも良いです。

赤岳から中岳は稜線歩きになります。危険箇所はないです。
阿弥陀岳へ登る前に行者小屋への分岐点があり、そこに荷物を置いて一気に登る人も多く見られました。
今回のコースのように同じ道を登り下りする場合は、荷物を置いていくというのも一つの手段です。
どなたか見てくれる方がいたらさらに安心ですけどね。笑

最初に長い梯子があり、頂上付近は岩場になっているので注意しましょう。
阿弥陀岳頂上は広く見晴しも良いです。
赤岳や権現岳、富士山を眺めることができます。

阿弥陀岳からは卸小屋尾根経由で美濃戸口まで行くこともできますが
今回は行者小屋へ戻ります。下山は岩場と梯子がちょっと怖いので慎重に下りていきましょう。

行者小屋にて荷物やテントを回収した後、南沢をとおり美濃戸口へ向かいます。
同じコースではつまらない場合は赤岳鉱泉へ行き、北沢経由で帰るのも良いでしょう。

バスで美濃戸口まで来た場合は、バスの時間に遅れないように計画しましょう。

美濃戸山荘~赤岳~阿弥陀岳コースの標準タイム

経過時間 場所 ポイント
【1日目】START! 美濃戸口 発 車でお越しの方はその先にある赤岳山荘付近に駐車場あり。
60分 美濃戸山荘 着 トイレ、食事あり
150分 行者小屋 着 南沢コースを利用
合計290分 山小屋、テント泊 食事あり。水場あり。
【2日目】START! 行者小屋 発 荷物は軽くして出発。
85分 地蔵の頭 着 地蔵尾根経由
45分 赤岳山頂 着 梯子、鎖場あり。頂上広い。
0分 赤岳頂上山荘 着 トイレあり。宿泊可能。
40分 中岳 着 稜線が気持ちいい。
45分 阿弥陀岳 着 梯子、クサリ場あり。頂上広い。
50分 行者小屋 着 荷物を回収。
100分 美濃戸山荘 着 南沢コース。
50分 美濃戸口 着 下山終了。
合計415分 お疲れ様です。

赤岳(あかだけ)のお立ち寄り温泉

赤岳で充分楽しんだ帰りは、汗を流して着替えたいですよね。
コース別に日帰り入浴可能な温泉をご紹介します。

美濃戸口から帰る時のお立ち寄り温泉

美濃戸近くにある憩いの場
美濃戸高原ロッジ

八ヶ岳高原を眺めながら入る露天風呂が最高!
原村八ヶ岳温泉ふれあいセンター 「もみの湯」

※情報が古い場合がございます。営業時間や料金など事前に確認してください。

赤岳(あかだけ)の天気

登山をする上で天気はもっとも重要な情報と言えます。平地は晴れていても山は雨なんてことも多々あります。特に夏の天気は変わりやすいため事前に天気の状況を把握しておきましょう。
全国レジャースポットの詳しい天気予報を掲載している「てんきとくらす」を参考にしています。

てんきとくらす

赤岳(あかだけ)の天気を見る