花粉症でも山に行きたい!花粉の少ない山や登山での花粉対策を紹介

花粉症でも山に行きたい!花粉の少ない山や登山での花粉対策を紹介

春になるとぽかぽかとした陽気に誘われ山へ出かけたくなりますが、そこで悩みの種となるのが花粉症です。花粉症の人には、少し外へ出ただけでも目のかゆみや鼻水がつらいという方も多く、登山を泣く泣くあきらめている方もいるかもしれません。

「それでもやっぱり山へ行きたい……!」

そう考えている方に向けて、花粉症でも登山を楽しむための花粉症対策を紹介します。



花粉が飛ぶ時期と花粉症の原因となる植物

花粉症でも山に行きたい!花粉の少ない山や登山での花粉対策を紹介

日本で最もメジャーな花粉といえばスギやヒノキで、スギ花粉やヒノキ花粉は関東圏だと2〜4月がピークです。九州など南の地域ほど飛散時期が早く1月頃から飛散をはじめ、北海道や東北地方は5月頃まで飛散します。

スギ、ヒノキ以外の花粉症の原因となる植物には、

  • ・シラカンバ
  • ・ハンノキ
  • ・イネ科
  • ・ブタクサ
  • ・ヨモギ
  • ・カナムグラ

などがあり、地域によって飛散時期が異なります。スギやヒノキの花粉は春に多く飛散するため「花粉症といえば春」というイメージがありますが、秋にも少量の花粉が飛散するため、秋にも花粉症の症状が出る人も。

またイネ科の花粉は種類が多く、春から初春まで長く飛散が続きます。
ブタクサやヨモギなどは秋頃が飛散のピークです。

このように、花粉症の原因となる植物は数多く、ほぼ1年中なにかの花粉が飛散していることになります。

花粉が少ない山や地域はある?

花粉症でも山に行きたい!花粉の少ない山や登山での花粉対策を紹介

関東圏ではどの山もスギやヒノキが多いので、残念ながら花粉症の症状が出にくい山というものはありません。花粉症でも山に登りたいのであれば、できる限りの花粉症対策をするほかはありません。

登山で症状を悪化させないための花粉症対策

花粉症がつらい時期でも登山をしたい方のために、花粉症の症状を最小限にするための対策をまとめました。

大きく分けると3つの対策が考えられます。

  • 1.花粉の飛散が少ない場所や時間を知る
  • 2.花粉からガードするアイテムを使う
  • 3.予防・アフターケアをする

それぞれ説明します。

花粉の飛散が少ない場所や時間を知る

花粉症でも山に行きたい!花粉の少ない山や登山での花粉対策を紹介

花粉の飛散が少ない天候の日や、1日の中で花粉の飛散が少ない時間帯を狙えば、症状が抑えられる可能性があります。花粉情報をチェックし、天気・時間・場所を選んで登山をしましょう。

花粉の飛散予報をチェック

花粉の飛散予報はWebサイトやスマホアプリで確認できます。
「環境省花粉観測システム はなこさん」や「日本気象協会TENKI.jp 花粉飛散情報」で飛散の少ない日を確認してみましょう。

【天気】小雨や雨上がり、雪山

花粉の飛散が少ないのは小雨や雨上がりです。空気中の花粉が地面に落ちて、舞い上がりにくいので症状が出にくいといわれています。
同様に花粉は雪に付着して地面に落ちる量が多くなるので、雪山も花粉が少ない傾向にあります。いつもは晴れた日にしか登山をしないという人は、あえて雨の日や雪の残る山を狙うのもいいでしょう。

【時間】早朝を避けた時間帯

都市部における1日の花粉の飛散のピークは「午前中から昼過ぎにかけて」と「夕方」の2回です。午前中から昼過ぎにかけては、朝に山から飛散した花粉が都市部に流れてくるため飛散が多くなります。

夕方は気温の低下により、地面に落ちていた花粉が再び舞い上がることが理由です。一方、山間部は都市部とは違い、花粉が飛び始める早朝が飛散のピークとなります。
そのため、山に登るなら早朝を避けた時間帯で、なるべく短い行程で登るのがおすすめです。

【場所】標高1000m以上

スギ・ヒノキは標高1,000m以下の場所に多く生えているので、標高が1,000mより高いと花粉の飛散量が少なくなる傾向にあります。標高の高い山は春先でも雪山装備がないと登れない山も多いので難しいかもしれませんが、花粉を避けるなら標高が高い山(登山口の標高が高い山)がおすすめです。

【場所】北海道や東北の山

東北の山ではスギ・ヒノキ花粉が飛散する春先にもまだ雪が降り、残雪もあるので花粉の飛散が少なめです。また、北海道も雪山シーズンのため気軽に行けるわけではありませんが、スギが少ないため、スギ花粉による花粉症は抑えられる可能性があります。

ただし、北海道は4~6月にシラカンバ花粉の飛散がピークとなります。

花粉からガードするアイテムを使う

花粉症でも山に行きたい!花粉の少ない山や登山での花粉対策を紹介

花粉症の症状を抑えるために薬を飲んだり、目薬や点鼻薬を使ったりしている人は多いと思います。加えて花粉からガードするアイテムを取り入れると効果を感じられるかもしれませんよ。

花粉対策ゴーグル・メガネ

花粉対策用のフード付きメガネや、スポーツ用の花粉症対策ゴーグルは、目のかゆみを抑えるのにおすすめ。普段メガネをかけない人でも、サングラスタイプなら違和感なく使用できます。

【商品一例】

スポーツ用マスク

ウイルス対策として不織布マスクが普及していますが、運動時には息苦しさを感じることも。メガネやゴーグルを併用するとレンズが曇ってしまう悩みもありますよね。

登山には通気性と速乾性に優れたスポーツ用のマスクの着用がおすすめです!

【商品一例】

花粉の付きにくい服装

登山ウェアは表面の凹凸が少なく、ツルツルした素材を選ぶと花粉が付着しにくくなります。

【花粉が付着しにくい服、素材】
ナイロンやポリエステルのジャケット・アウター、生地に凹凸のないシャツ

【花粉が付着しやすい服、素材】
フリース、ウール素材、ニットの帽子や手袋

予防・アフターケアをする

花粉症でも山に行きたい!花粉の少ない山や登山での花粉対策を紹介

山に登る前日や帰宅後の予防・ケアもしっかりおこないましょう。

薬を飲む・目薬を使う

花粉症の薬を症状が重くなった時にだけ飲む、目がかゆいときだけ目薬を使う、というのは間違いです。花粉症の薬は継続使用しないと効き目が落ちてしまいます。

花粉の飛散量の多さや外出の有無にかかわらず、毎日決められた回数飲む(点眼する)のが大切です。

帰宅後はすぐに着替えとシャワーを

帰宅後は服についた花粉を軽く払い、家の中に花粉を持ち込まないようにします。着ていたものはすぐに脱いでシャワーを浴び、全身の花粉を取り除きましょう。

また、うがい、鼻をかむ、目を洗うことも忘れずに!

山では花粉症の症状が軽くなるケースも多い

花粉症でも山に行きたい!花粉の少ない山や登山での花粉対策を紹介
ここまで、登山の花粉症対策について説明してきましたが、花粉症の人の中には「普段の生活圏にいるよりも山の中のほうが症状が出にくい」という人も多くいます。

また、スギの人工林の面積が少ない都市部のほうが花粉症患者の割合が多いというデータもあります。

これは、都会の空気には「アジュバント物質」と呼ばれる大気汚染物質が多く含まれ、花粉に付着することでアレルギーを悪化させるからです。

さらに、都市部は地面がアスファルトのため、地面に落ちた花粉が舞い上がりやすいのも花粉症悪化の原因のひとつです。

このように都市部では花粉症の症状がつらい人でも、登山中は案外調子がいいというケースは多く見られます。

花粉症がひどいからとあきらめずに、一度山へ行ってみてはいかがでしょうか。

花粉症でも山に登りたいなら、対策を万全に!

花粉症でも山に行きたい!花粉の少ない山や登山での花粉対策を紹介

登山と花粉症対策について紹介しました。春だからこそ楽しめる山の魅力もあります。
花粉症の症状がある人は、万全の準備をして山に出かけてみてください。

まずは花粉の時期が近づいたら、毎日欠かさず薬を飲み続けることが重要です。
花粉症でも憂鬱にならず、暖かい陽気やお花見が楽しめる春の山にぜひ出かけてみてくださいね。

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登山に適したカメラは一眼レフ、ミラーレス?初心者におすすめのカメラと選び方

登山で絶景を撮影したい!カメラ初心者におすすめは一眼レフ?ミラーレス?選び方と特徴を紹介

山の上からの絶景や自然の素敵な景色を見たとき、この感動を写真に切り取ってみたいと思ったことはありませんか?

それなら本格的なカメラを一つ持っておくことをおすすめします。とはいえ、初心者がカメラを始めるのはハードルが高いと思うかもしれません。

そこで、この記事では実際に一眼レフカメラを持って登山をしている私が、登山におすすめのカメラの選び方やおすすめモデルを紹介します。カメラに興味のある方はぜひ参考にしてください。



登山で使うカメラの種類

デジタルカメラの種類は

  • ・デジタル一眼レフカメラ
  • ・ミラーレスデジタル一眼レフカメラ
  • ・コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)

の3つに大きく分かれます。それぞれの特徴と、登山に携行する上でのメリット・デメリットを以下にまとめました。

デジタル一眼レフカメラ

登山で絶景を撮影したい!カメラ初心者におすすめは一眼レフ?ミラーレス?選び方と特徴を紹介

レンズ交換式のオーソドックスなデジタルカメラです。「一眼レフ」とはカメラに使われているレンズが1つ(一眼)であり、カメラの内部のミラーで光を反射(レフレックス)させて、ファインダーから結んだ像を確認できる仕組みのことをいいます。

メリット

  • ・イメージセンサーが大きいため高画質
  • ・バッテリー(電池)の持ちがいい
  • ・防塵・防滴に優れ、寒さにも強い
  • ・ある程度の衝撃に耐えるタフさがある

デメリット

  • ・大きく、重たい
  • ・シャッター音が大きめ

ミラーレスデジタル一眼レフカメラ

登山で絶景を撮影したい!カメラ初心者におすすめは一眼レフ?ミラーレス?選び方と特徴を紹介

カメラの内部から光を反射させるミラーをなくした、レンズ交換式のカメラ。ファインダーに結んだ像を映す一眼レフと違い、センサーで光景を映像データに変換し、電子ビューファインダーに映す仕組みです。

メリット

  • ・一眼レフカメラと同等の高画質
  • ・コンパクトで軽い
  • ・機種によっては防塵・防滴性能がある
  • ・静音撮影が可能

デメリット

  • バッテリー(電池)の持ちが悪い

コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)

登山で絶景を撮影したい!カメラ初心者におすすめは一眼レフ?ミラーレス?選び方と特徴を紹介

レンズが一体型のいわゆるデジカメ、コンデジと呼ばれるカメラです。小型軽量で気軽に持ち運べ、価格も安価ですが画質は一眼レフ・ミラーレスには劣ります。

メリット

  • ・コンパクトで軽い
  • ・初心者や機械が苦手な人でも簡単に使える
  • ・価格がリーズナブル

デメリット

  • ・レンズを交換できない
  • ・一眼レフ・ミラーレスに比べ画質は低め
  • ・バッテリー(電池)の持ちが悪い

登山で使うカメラの選び方

登山で絶景を撮影したい!カメラ初心者におすすめは一眼レフ?ミラーレス?選び方と特徴を紹介

上記で説明したように、デジタルカメラは種類ごとに一長一短です。

もし本格的に山で写真を撮りたいのであれば、画質のいい「一眼レフ」か「ミラーレス」の2択になるでしょう。ここからは実際に登山に向いたカメラを選ぶポイントを説明します。

バッテリーの持ちがよい

デジタルカメラのバッテリーの持ちは機種によって異なります。一眼レフとミラーレスで比較すると、バッテリーの持ちがいいのは一眼レフです。

一眼レフは光学式ファインダーを使うため電力の消費が抑えられます。それに比べ、ミラーレスは電子ビューファインダーを使うため、撮影中の電力消費は避けられません。
また、バッテリーの持ちは気温でも変わります。気温が20℃のときより0℃のときの方がバッテリーは消耗しやすいのです。

バッテリーの持ちに関しては、それぞれのメーカーのWebサイトに「撮影可能枚数の目安」が記載されているので参考にしてください。

日帰り登山であればフル充電したバッテリー1個で十分でしょう。山に宿泊し何日も歩くような場合はフル充電した予備バッテリーを2~3個持てば安心です。さらに5日、6日と長期の縦走をするのであれば、バッテリーを再充電するためのモバイルバッテリーも必要になります。

防塵・防滴性能がある

登山で絶景を撮影したい!カメラ初心者におすすめは一眼レフ?ミラーレス?選び方と特徴を紹介

山では急な天候の悪化でカメラが濡れてしまったり、突風で砂ぼこりがカメラに入り込んだりする危険があります。カメラは精密機械なので、山では非常にデリケートです。そのため、登山で使うカメラは「防水機能・防塵性能」を備えた機種が適しています。

とはいえ、デジタルカメラには「防塵・防滴」に関しては明確な公的基準が明記されていません。そのため、あくまで「メーカーが防塵・防滴を謳っている」かどうかの確認に留まります。新しい機種であれば、防塵・防滴機能にそれほど違いはないと考えていいでしょう。

画質がいい

登山で絶景を撮影したい!カメラ初心者におすすめは一眼レフ?ミラーレス?選び方と特徴を紹介

せっかく山に登って美しい風景を写真に収めるのであれば、画質はいいに越したことはありません。大きな差はありませんが、画質の良さを求めるのであれば、一眼レフかミラーレスの二択になります。
カメラの画質は、撮像素子(イメージセンサー)の大きさで決まります。イメージセンサーは、カメラ内部にあるレンズから入ってきた光を電気信号に変換する部品のことで、センサーサイズが大きいほど高画質な写真が撮れます。

現在販売されている一眼・ミラーレスカメラは上図のようなフルサイズ機とAPS-C機が主流です。プロ・ハイアマチュア向けなのはフルサイズ機ですが、APS-C機に比べ重量があり価格もかなり高価です。登山においては携行性も重要なため、入門機として使用するならAPS-C機をおすすめします。

軽い・コンパクト

登山で絶景を撮影したい!カメラ初心者におすすめは一眼レフ?ミラーレス?選び方と特徴を紹介

登山はそもそも荷物が多いため、カメラを持つのはかなり負担になります。できれば持ち歩きやすい軽量・コンパクトな機種を選びたいところです。

Canonの機種で重さを比較したのが以下の表です。

種類 センサーサイズ 重量
コンパクトデジタルカメラ ーーー 126~399g(レンズ込み)
一眼レフカメラ APS-C 449~701g
フルサイズ 765~1440g
ミラーレスカメラ APS-C 299~408g
フルサイズ 660~1015g

一眼レフ・ミラーレスカメラは本体重量のほかにレンズの重さもプラスされるため、、その分重くなることがわかります。初心者であれば、画質もいいAPS-Cサイズのミラーレスカメラが軽くておすすめです。

もちろん、体力に自信がある方や本格的に写真を始めたい方はフルサイズ機でもいいでしょう。自分にとって無理のない重量で検討してください。

衝撃・寒さに強い

登山道でカメラを落としてしまうと、岩や石などにぶつかり本体やレンズが破損する可能性が高いです。一般的に上位機種ほど衝撃に対してタフな作りになっていますが、そのぶん価格も跳ね上がるので可能な範囲で衝撃に強い機種を選びましょう。歩行時はカメラカバーを付けるといった工夫も必要です。

また、気温がマイナスになるような寒冷地での撮影をしたいのであれば、-10℃まで対応できるような耐寒性能のある機種を選びましょう。

レンズが選べる

一眼レフ・ミラーレスカメラはレンズを交換することで、同じ風景でも違った雰囲気の写真を撮影できます。例えば、望遠レンズ、広角レンズ、マクロレンズなど、被写体に応じてレンズを変えるとカメラの楽しみは何倍にも広がりますよ。

カメラを選ぶときは、対応するレンズの種類が多い機種を選ぶと良いでしょう。一般的にミラーレスより一眼レフカメラの方が対応するレンズは多いですが、今後ミラーレスカメラも対応レンズが増えていくことが期待されています。

登山で使用したい初心者向けおすすめカメラ

ここからは、カメラ初心者におすすめしたいカメラを3つ紹介します。

  • 防塵防滴
  • 軽量・コンパクト
  • 高画質
  • リーズナブル(本体10万円以下)

以上の条件にあてはまる初心者向けのカメラを選んだので参考にしてください。

Canon EOS Kiss X10

ボディはわずか449gとキヤノンの一眼レフカメラの中では最軽量。登山での持ち歩きの負担になりにくいコンパクトなボディです。バリアングル液晶モニターと直感的な操作性で、スマホカメラのように画面タッチでシャッターを切ったり設定を変えたりすることが可能です。

またWi-Fi・Bluetoothで接続でき、その場でスマホに写真を送れてシェアも簡単!高性能な映像エンジン「DIGIC 8」とAPS-CサイズCMOSセンサー搭載で、山の美しい風景を高画質で残せます。

FUJIFILM X-T30

富士フイルムならではの美しい色彩の写真が撮れるミラーレス一眼レフカメラ。上位モデルと同じくらいの高画質でありながら、コスパが優れているモデルなので初めての1台におすすめです。

富士フイルムには「フィルムシミュレーション」という独自の機能があり、難しいレタッチ技術がなくても簡単に写真のテイストをコントロールできます。上下に角度を調整できるチルト式液晶モニターでハイ・ローアングルも自在。モニターにはタッチシャッター機能もあります。

山でここぞ!という風景を切り取りたいときに、難しい設定なしでも思い通りの写真が撮れますよ。

Nikon Z50

手のひらに乗るほどの小型・軽量ボディーと高い描写力が魅力のミラーレス一眼レフカメラ。バッテリーやSDカードを含めて450gと軽量でありながら堅牢な造りです。

「Zマウント」という規格は、高度な光学性能を備えており、超広角~広角の風景写真に強いのが特徴。登山で山頂からの風景を高画質で撮るのに適しています。

また、設定の自由度が高いので、オート撮影では物足りなくなったあとも自分好みの設定を楽しめます。画面モニターはタッチパネル操作ができ、上下にチルト可能で180度展開すればモニターを見ながらの自撮りも可能です。

お気に入りのカメラで山の絶景や仲間との思い出を残そう

登山に向いているカメラの選び方とおすすめ機種を紹介しました。登山にカメラを持っていくと、どんな写真を撮りたいかを考えながら景色を見るようになるので、いつもよりもじっくりと景色を楽しめるでしょう。仲間との記念写真も美しく残せて、見返すのも楽しくなりますよ。この記事を参考に登山でカメラデビューしてみてはいかがでしょうか。

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【筑波山】奇岩怪岩と関東一望の大パノラマ!意外ときつい?白雲橋コースを登ってみた

【筑波山】奇岩怪岩と関東一望の大パノラマ!意外ときつい?白雲橋コースを登ってみた

日本百名山にも選ばれた茨城の名峰・筑波山。百名山で一番標高が低いとはいえ展望が素晴らしく、奇岩群など見どころがいっぱいの山です。

また、ケーブルカーやロープウェイで気軽に山頂まで行けるので、年間を通して人気の観光スポットでもあります。この記事では筑波山のルートや難易度、アクセス、実際に歩いてみた感想を紹介します。



筑波山とは

【筑波山】奇岩怪岩と関東一望の大パノラマ!意外ときつい?白雲橋コースを登ってみた

筑波山は日本百名山のひとつに数えられ、男体山と女体山の二つの峰がある双耳峰です。最高峰は女体山の877mで、日本百名山の中では一番標高が低い山でもあります。富士山との対比で「西の富士、東の筑波」と称されるほど山頂からの眺めが美しく、つくば市のシンボルともいえる存在です。

筑波山はケーブルカー、ロープウェイそれぞれで山頂近くまでアクセスが可能。ゴールデンウィークや秋の紅葉シーズンは観光客で特に賑わいます。

筑波山の場所

筑波山は茨城県つくば市の北端にあります。東京都内からであれば、つくばエクスプレスで秋葉原駅~つくば駅まで行き、そこから筑波山シャトルバスで「筑波山神社」もしくは「つつじが丘」で下車。

所要時間は1時間半~2時間ほどです。筑波山シャトルバスは30分間隔で運行しているため、楽にアクセスできますよ。

その他、東京駅・羽田空港・成田空港・茨城空港からつくばセンターまでの高速バスを使用する方法や、JR常磐線土浦駅から路線バスに乗り換える方法があります。

車を利用する場合は「市営筑波山駐車場(第1~第4まで合計約450台)」や「筑波山つつじヶ丘駐車場(約400台)」を利用すると便利ですが、繁忙期はかなり混み合うので早めの到着を心がけてくださいね。

筑波山の難易度

標高1,000m以下でロープウェイやケーブルカーが運行していることから、簡単に登れる山だと思われがちですが、登山道は急勾配や岩場もあり決して難易度は低くありません。

普段着やスニーカーでは危険なので、しっかりとした登山靴とウェアを用意しましょう。急登や岩場があるとはいえ、登山道自体は整備されていて迷いそうな箇所はなく、技術はあまり必要としないので子どもから年配の方まで登れますよ。

筑波山の主要コース

筑波山登山の主なコースを紹介します。

白雲橋コース

筑波山神社から、弁慶七戻りなどの巨岩を経て女体山へ向かうコースです。

【標高差】
約610m
【歩行時間】
登り1時間50分/下り1時間35分
【コース】
筑波山神社 → 弁慶茶屋跡 → 弁慶七戻り → 女体山
(女体山から御幸ヶ原まで15分、女体山から男体山まで30分)

御幸ヶ原コース

筑波山神社からケーブルカー筑波山頂駅までを直登するコース。

【標高差】
約610m
【歩行時間】
登り1時間30分/下り1時間
【コース】
筑波山神社 → ケーブルカー沿いを直登 → 御幸ヶ原
(御幸ヶ原から男体山まで15分、女体山まで15分)

おたつ石コース

シャトルバス終点の「つつじヶ丘駅」を出発し、弁慶茶屋跡で白雲橋コースと合流するコース

【標高差】
約340m
【歩行時間】
登り40分/下り35分
【コース】
つつじヶ丘駅 → 弁慶茶屋跡 → 弁慶七戻り → 女体山
(女体山から御幸ヶ原まで15分、女体山から男体山まで30分)

筑波山 白雲橋コース~女体山~男体山を歩く

筑波山への登山コースのなかでも距離が長く、見どころの多い「白雲橋コース」を実際に歩いてきたので紹介します。

筑波山神社~弁慶茶屋跡地

【筑波山】奇岩怪岩と関東一望の大パノラマ!意外ときつい?白雲橋コースを登ってみた

スタートは筑波山シャトルバスの「筑波山神社入口」。大きな赤い鳥居をくぐってしばらく歩くと筑波山神社があります。筑波山神社は筑波山を御神体とし、イザナギノミコトとイザナミノミコトの夫婦神を祀っていることから、縁結びや夫婦円満にご利益があるとされています。

登山の安全を祈願してお参りし、おみくじを引くと大吉が出ました。晴天にも恵まれ、幸先のいいスタートです!

白雲橋コースの登山口は筑波山神社の拝殿に向かって右側へと進み、一度住宅地に出た先にあります。看板を頼りに進みましょう。

【筑波山】奇岩怪岩と関東一望の大パノラマ!意外ときつい?白雲橋コースを登ってみた

登山口からはしばらくは緩やかな木の階段が整備されていて歩きやすい道です。20分ほど登ると金運のパワースポット「白蛇弁天」が現れました。ここには白い蛇が住み、見た者は財を成すといわれています。

白蛇弁天を過ぎた辺りから徐々に傾斜がきつくなってきました。ゴツゴツとした岩が増え、木の根が張っているので、滑らないよう注意して進みましょう。

【筑波山】奇岩怪岩と関東一望の大パノラマ!意外ときつい?白雲橋コースを登ってみた

登山口から70分で弁慶茶屋跡地に到着。ここは以前に茶屋があった場所ですが、現在は建物はなく広い休憩場所になっています。

南西側に少しだけ展望が開けたところからロープウェーが見えました!20分おきに運行しているので、タイミングが合えば見られるかもしれません。

弁慶七戻り~奇岩怪岩スポット~女体山

【筑波山】奇岩怪岩と関東一望の大パノラマ!意外ときつい?白雲橋コースを登ってみた

ここから先は、白雲橋コースの一番の見どころ、巨岩・奇岩ゾーンです。

まずは弁慶茶屋跡地からすぐの場所にある「弁慶七戻り」。岩と岩の上に、どうやってバランスを保っているのかがさっぱりわからない巨岩が乗っています。

あの武蔵坊弁慶ですら恐怖で7回も後ずさりしたという言い伝えが残っている岩ですが、実際に通る場合に危険はないので安心してくださいね。弁慶の時代から考えると、800年以上もずっと岩の上に乗り続けたままの巨岩。時の流れを感じます。

白雲橋コースにはこの他にも、「母の胎内くぐり」や「大仏岩」など不思議な岩が多く見られます。それぞれ看板が立っているので見逃すことなく、じっくり楽しめますよ。

【筑波山】奇岩怪岩と関東一望の大パノラマ!意外ときつい?白雲橋コースを登ってみた

自然のアート作品のような巨岩・奇岩を楽しみながら40分ほど歩き、筑波山の一つ目のピークであり最高峰の女体山山頂(877m)に到着しました。

【筑波山】奇岩怪岩と関東一望の大パノラマ!意外ときつい?白雲橋コースを登ってみた

山頂からは関東平野が一望でき、霞ヶ浦がはっきり見えました。女体山の山頂は岩に覆われており展望は素晴らしいのですが、柵が一切ないのでうっかり足を踏み外さないよう注意が必要です。

御幸ヶ原(コマ展望台)~男体山

【筑波山】奇岩怪岩と関東一望の大パノラマ!意外ときつい?白雲橋コースを登ってみた

女体山から15分ほど下ると、ケーブルカーの終着駅がある御幸ヶ原に到着しました。御幸ヶ原はコマ展望台をはじめ、数件の飲食店や土産物屋が並ぶ観光客の休憩スポットです。ちょうどお昼の時間になったので昼食をとります。

【筑波山】奇岩怪岩と関東一望の大パノラマ!意外ときつい?白雲橋コースを登ってみた

筑波山の名物つくばうどんは残念ながら売り切れだったので、代わりにけんちんうどんをいただきました。温かいお出汁と煮込まれた根菜、やわらかめのうどんがやさしく体に染みわたるおいしさです。山を登ったあとは、少し濃いめの味付けがたまりません。

御幸ヶ原でうどんを食べるためだけに、寒い時期に筑波山に登るのもいいと思えるほど美味しいうどんでした!

お腹を満たしたところで、もう一つのピーク「男体山」へ向かいます。男体山へは御幸ヶ原から15分程度。ケーブルカーで着た観光客も多く、簡単に登れるかと思いきや急な岩の斜面があるので油断は禁物です。

【筑波山】奇岩怪岩と関東一望の大パノラマ!意外ときつい?白雲橋コースを登ってみた

男体山(871m)のピークは女体山とは違い、柵が設置された展望台のようになっていて安全に景色が楽しめます。女体山からは見えなかった富士山やスカイツリーがうっすらと見えました。それぞれのピークから違った景色が見えるのはお得感がありますね。

筑波山ロープウェイ~つつじヶ丘(ガマ洞窟)

【筑波山】奇岩怪岩と関東一望の大パノラマ!意外ときつい?白雲橋コースを登ってみた

当初は御幸ヶ原コースで下山する予定でしたが、あまりにも見どころが多くて時間がかかってしまったため、ロープウェー利用に変更しました。日没時間が早い季節でも下山時間を気にせず楽しめるのは、登山初心者にとって嬉しいポイントですよね。

ロープウェーとケーブルカーは時期によっては夜間の運行もあるので、夜景を見てから下山もできます。詳しくは筑波山ケーブルカー&ロープウェイの公式Webサイトを確認してください。

【筑波山】奇岩怪岩と関東一望の大パノラマ!意外ときつい?白雲橋コースを登ってみた

ロープウェイの終着駅は「つつじヶ丘駅」です。ここの駐車場の奥のドライブインのような場所には、北関東屈指の珍スポットといわれる「ガマ洞窟」があります。

筑波山名物のガマの油からインスピレーションを得たお化け屋敷で、怪しくカオスな雰囲気が漂っていました。営業時間内であれば、この不思議なB級アミューズメントパークに足を踏み入れてみてはいかがでしょうか?

筑波山 白雲橋コースの概要

【出発地】
筑波山神社(つくばエクスプレス つくば駅よりシャトルバスで40分)
【標高差】
610m
【歩行距離】
4.5km
【歩行時間】
2時間50分
【トイレ】
市営筑波山駐車場、筑波山神社、御幸ヶ原、ロープウェイつつじヶ丘駅
【備考】
御幸ヶ原には土産物店、飲食店多数あり。
【コース】
筑波山神社 → 白雲橋登山口 → 弁慶茶屋跡 → 弁慶七戻り → 女体山 →
御幸ヶ原(昼食) → 男体山 → 御幸ヶ原 →女体山 → つつじヶ丘(ロープウェイ利用)

筑波山まとめ

【筑波山】奇岩怪岩と関東一望の大パノラマ!意外ときつい?白雲橋コースを登ってみた

筑波山は自然や歴史的な見どころも多く、雄大な展望も楽しめる観光地です。ロープウェーやケーブルカーを利用すれば簡単に山頂付近まで行けますが、麓から自分の足で登るとよりじっくりと筑波山の魅力を感じられるでしょう。

標高こそ高くないですがしっかり高低差があるので、本格的な登山デビューにもおすすめです。山頂付近はかなり混雑するので、早い時間の到着を意識してくださいね。

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寒い季節の登山にはダウンパンツが便利!軽量・保温力・素材で選ぶおすすめモデルを紹介

【寒い季節の登山にはダウンパンツが便利!軽量・保温力・素材で選ぶおすすめモデルを紹介

寒い季節の登山で下半身の防寒に活躍するのがダウンパンツです。しかし、ダウンジャケットやフリースウェアなどの上半身の防寒着に比べ、下半身を温めるダウンパンツの必要性をあまり感じていない方も多いのでは?

ダウンパンツは1着あるだけで快適さが格段にアップし、一度はくと手放せなくなる優れモノですよ。この記事では、ダウンパンツの選び方とおすすめのモデルを紹介します。



ダウンパンツは寒い季節に1枚持っておきたい防寒着

【寒い季節の登山にはダウンパンツが便利!軽量・保温力・素材で選ぶおすすめモデルを紹介

ダウンパンツとは、ダウンジャケットと同じように生地にダウン素材が入ったパンツのこと。保温性が高く軽量のため登山などのアウトドアシーンで下半身の防寒に役立ちます。

山行中ではなく休憩中や宿泊時に使うものなので、コンパクトにパッキングできるかどうかが重要です。キャンプやタウンユースにも活用できるので、1枚あると寒いときに大活躍します。

ダウンパンツの選び方

【寒い季節の登山にはダウンパンツが便利!軽量・保温力・素材で選ぶおすすめモデルを紹介

保温性(フィルパワー)で選ぶ

ダウンパンツの温かさはダウンジャケットやダウンシュラフと同じように、FP(フィルパワー)で表されます。FPは羽毛の膨らむ力を数値化した単位で、数値が大きいほど少ない羽毛で保温力が高いことを示しています。

ただしFPの数値が高いほど、高級な羽毛を使用しているためダウンパンツの価格も高めです。

重量・携帯性で選ぶ

羽毛が使われているダウンパンツは軽くて収納サイズもコンパクトです。重さ200~400gほどの製品が多く、収納袋に詰め込めばとても小さくなります。

各モデルによってそこまで大差はないですが、背負って長時間の山行を考えると少しでも軽いモデルを選びたいもの。ダウンパンツの中には羽毛ではなく中綿入りのタイプもありますが、登山で使うのであれば軽い天然ダウンのモデルがおすすめです。

シルエット・形状で選ぶ

ダウンパンツ夜間や休憩中に長時間はいているものなので、はき心地や軽やかさも重要です。シルエットもゆったりしたものからスッキリ見える細めのものまであるので、好みに合ったモデルを選んでみてください。

また、はき口がゴムなのか、ひも付きなのか、ジッパー付きなのかで脱ぎはきのしやすさが変わるのであわせてチェックしましょう。

素材やコーティングの特性で選ぶ

登山で使用するダウンパンツには強度とはっ水性が求められます。表地に引き裂きに強くはっ水性のある「リップストップナイロン」などの素材を使っているモデルであれば安心です。

また、寒い時期は空気が乾燥するので静電気に悩まされることも。そんな方は「帯電防止加工」の表示があるモデルがおすすめです。

ダウンパンツはどんなときに使える?

【寒い季節の登山にはダウンパンツが便利!軽量・保温力・素材で選ぶおすすめモデルを紹介

小屋やテントに宿泊するとき

山小屋やテントで夜を過ごす場合の下半身の防寒対策としてダウンパンツは欠かせません。
小屋によっては室内が暖かいところもありますが、窓際などは冷えることも。

山で夜を過ごすならダウンジャケットとダウンパンツはセットで持っていくのがいいでしょう。

標高の高い山での防寒に

夏であっても標高が高い山だと気温は低くなります。例えば、北アルプスの3000m級の山の最低気温は8月でも平均5度です。一般的には標高が100m上がる度に気温は0.6度下がるといわれています。季節に関係なく、標高が高い山ではダウンパンツが必要です。

夜間・早朝の写真撮影など

夜明け前に起きてご来光を見たい、夜に山の上から満天の星を撮影したいなどの場合、夜間・早朝に外でじっとしていると体からすぐに熱が奪われてしまいます。山の上は風も強いので、防風性能のあるダウンパンツが最適です。

さらに寒い場合は、サーモタイプのパンツやハードシェルのパンツなどをレイヤリングしてみましょう。

おすすめのダウンパンツ5選

ここからは特におすすめしたいダウンパンツを5つ紹介します。

ナンガ マウンテンロッジダウンパンツ

860FP(フィルパワー)の高品質羽毛SPDX(ポーリッシュグースダウン)を使用しているため保温力が抜群。膝部分は伸縮性のある生地に切り替えているので、膝の曲げ伸ばしもスムーズで強度も増しています。ゆったりめのはき心地でストレスがなく、ジッパー付きで脱ぎはきが楽々。左右にポケットも付いています。

ミズノ ブレスサーモダウンパンツ

体からの水分を吸収して熱に変えるダウン素材「ブレスサーモ」を使用したダウンパンツ。股上が深めで日本人の体形にフィットし、ストレスのないはき心地。汗をかいても蒸れにくく汗のにおいも消臭するので、縦走登山などで連泊する場合もずっと快適です。

Naturehikeダウンパンツ

中国のアウトドアブランド「Naturehike」のダウンパンツはコスパが抜群です。800FPで、Lサイズで88gのダウンが使われているにもかかわらず、1万円を切る価格が魅力的。

収納サイズが11cm×21cmと若干大きめですが、しっかりとした素材で安っぽさを感じません。まずコスパのいいモデルを試してみたい方におすすめです。

モンベル スペリオダウンパンツ

ダイヤ型のキルティングでコールドスポットを作りにくくし、下半身をまんべんなく温めてくれる、スペリオダウンパンツ。

ポケットにジップが付いているのでポケットからモノが落ちる心配がありません。スッキリしたシルエットで、着ぶくれした印象にならないところもおすすめのポイントです。

マウンテンイクイップメント パウダーパンツ

マウンテンイクイップメント(Mountain Equipment)


amazonで購入

とにかく軽さで選びたい方におすすめ。わずか210gの軽さで薄手なのに、ダウン量70gで700FPのホワイトダックダウンを使用していて保温力もしっかりあります。

また、内股の部分はジグザグのパネルにステッチが施されているので、コールドスポットができにくい工夫がされているのもポイント。ウエストはゴムでジッパーがありませんが、トイレに行くときに便利なようにフロント部分にジッパーが付いています。

1枚あれば大助かり!登山にダウンパンツを携帯しよう

【寒い季節の登山にはダウンパンツが便利!軽量・保温力・素材で選ぶおすすめモデルを紹介

ダウンパンツの選び方とおすすめのモデルをご紹介しました。ダウンの品質や機能性ももちろんですが、はき心地にもこだわりたいですよね。

この記事で紹介したダウンパンツを参考に、いつもザックに入れておきたくなるような頼れるダウンパンツに出会ってくださいね。

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【赤城山(黒檜山)】大沼を眼下にバラエティ豊かなコースを歩く、初心者におすすめの百名山

【赤城山(黒檜山)】大沼を眼下にバラエティ豊かなコースを歩く、初心者におすすめの百名山

日本百名山の一つに数えられる群馬県の赤城山(あかぎやま)は、大沼や小沼などのカルデラ湖を囲む周辺の山の総称です。都心から2時間ほどでアクセスでき、気軽なトレッキングから本格的な登山まで豊富なルートが整備されています。

歩きやすくてバラエティに富んだコースは初心者にもおすすめです。この記事では赤城山のルートや難易度、アクセス、実際に歩いてみた感想を紹介します。



赤城山とは

【赤城山(黒檜山)】大沼を眼下にバラエティ豊かなコースを歩く、初心者におすすめの百名山

赤城山は群馬県の前橋市、桐生市、みどり市、沼田市、渋川市、利根郡昭和村の5市1村にまたがる広い山域です。榛名山、妙義山とあわせた上毛三山のひとつに数えられ、群馬県民にとって親しみのある山です。

実は「赤城山」という名前のピークは存在せず、標高1,828mの黒檜山を主峰として、大沼(おの)や小沼(この)を囲む外輪山を総称して赤城山と呼んでいます。黒檜山のほかにもアニメ「ヤマノススメ サードシーズン」に登場する地蔵岳など、いくつものピークがあり、豊富なルートがあることが特徴的です。

また、大沼ではボートやワカサギ釣りもでき、周辺にはキャンプ場も。アウトドアアクティビティの楽しみが詰まった玉手箱のような場所です。

赤城山の難易度

赤城山は日本百名山のひとつですが、主峰の黒檜山でも標高差は500mもないので初心者でも登れます。登山道はきれいに整備され、ガレ場にもロープが貼られているので道迷いの心配はありません。

技術レベルは低めですが、黒檜山登山口からはガレ場の急な登りが続くため、ペース配分には気を付けましょう。登り詰めてからの大沼の景色を眺めながらの駒ヶ岳までの稜線歩きは気持ちいいですよ。

また、登り始めからすでに標高1400m以上あるので気温は下界より10度ほど低いです。霧も出やすいので防寒着とレインウェアは必ず持ちましょう。

赤城山の主要コース

黒檜山・駒ケ岳コース

赤城山登山で一番ポピュラーなコース。赤城山の主峰、黒檜山とその隣の駒ヶ岳を巡り、赤城山ビジターセンターへ戻ります。所要時間は4時間15分。岩場の登山道は険しいですが、黒檜山からの眺望は最高です。

地蔵岳・見晴山コース

大沼の南西側にある地蔵岳と見晴山を巡る、所要時間2時間45分のコース。地蔵岳からの絶景と、ツツジの群生地やパワースポット旧赤城神社など見ごたえの多いコースです。

覚満淵・八丁峠コース

「ミニ尾瀬」とも呼ばれる覚満淵の湿原を散策し小沼方面を巡るお手軽なハイキングコース。覚満淵遊歩道から小沼方面へ、八丁峠から第一スキー場に下る周回コースで、所要時間は2時間20分。プラス40分ほどで小沼を一周するのもおすすめです。

赤城山(黒檜山)~駒ヶ岳縦走コースを歩く

赤城山の主峰、黒檜山から駒ヶ岳への縦走コースを実際に歩いてきました。

赤城山ビジターセンター~黒檜山登山口

【赤城山(黒檜山)】大沼を眼下にバラエティ豊かなコースを歩く、初心者におすすめの百名山

JR前橋駅からバスで赤城山ビジターセンターへ。平日は直通バスがなく、途中の富士見温泉から赤城山ビジターセンター行きに乗り換える必要があります。

私が訪れたのは11月だったのでバスは冬ダイヤで朝の便は1本だけでした。毎年11月上旬から4月下旬までは冬ダイヤとなるので関越交通バスの時刻表を確認してみてください。

私は「赤城山ビジターセンター」で下車しましたが、黒檜山登山口へは「あかぎ広場前」のほうが近いです。

【赤城山(黒檜山)】大沼を眼下にバラエティ豊かなコースを歩く、初心者におすすめの百名山

大沼沿いの車道を黒檜山登山口方面へ歩いていくと、啄木鳥橋(きつつきばし)という赤い橋が見えてきます。その橋を渡った先にあるのは赤城姫が祀られている赤城山神社。特に子宝や安産、縁結びなど女性にご利益があるとのこと。登山前に安全祈願を兼ねてお参りしました。

2021年11月時点で啄木鳥橋は老朽化のため当面の間は通行止めとなっています。参拝する場合は北側から回ってください。

黒檜山登山口~猫岩~黒檜山山頂

【赤城山(黒檜山)】大沼を眼下にバラエティ豊かなコースを歩く、初心者におすすめの百名山

赤城山神社から再び車道に出て進むと、車道の脇に黒檜山登山口があります。ここが登山のスタート地点です。見ての通り、いきなり岩の多い急登が始まるので、息が上がらないようゆっくりと登ります。

ちなみに、黒檜山登山口からのルートは下りの利用が推奨されていません。傾斜がきついので登りに利用したくないと思うかもしれませんが、岩が多くて急峻な道を下るのは危険です。特に初心者は下りに利用するのは避けてください。

【赤城山(黒檜山)】大沼を眼下にバラエティ豊かなコースを歩く、初心者におすすめの百名山

15分ほど登ると尾根に出て大沼や地蔵岳方面の景色が開けますが、相変わらず急登は続きます。この辺りから突き出た岩が多くなり、どこに足を置くか迷いながらも慎重に進みました。

【赤城山(黒檜山)】大沼を眼下にバラエティ豊かなコースを歩く、初心者におすすめの百名山

尾根に出るとすぐ「猫岩」の標識があります。登山道の脇の切れ落ちた下に猫の顔に見える岸壁があるのですが、残念ながら登山道からは見えません。しかし、この猫岩付近は富士山が望めるスポットでもあります。天候がよければ地蔵岳の左隣に富士山が望めますよ。この日もうっすらとですが富士山の頭が見られました。

黒檜山山頂~展望スポット

【赤城山(黒檜山)】大沼を眼下にバラエティ豊かなコースを歩く、初心者におすすめの百名山

駒ヶ岳分岐を黒檜山方面へ。分岐から山頂まではほんの少し歩くだけ。登山開始から1時間30分で黒檜山山頂に到着しました!

山頂はまばらな木に囲まれていますがいい眺めです。ただ、赤城山の標識には「絶景スポット2分」の文字が。せっかくなので視界が開けるポイントまで行ってみます。

【赤城山(黒檜山)】大沼を眼下にバラエティ豊かなコースを歩く、初心者におすすめの百名山

山頂から2分で行ける展望台からは大沼、小沼、赤城の山々、遠くに榛名山、浅間山、谷川岳などが見渡せます。紅葉のピークは10月上旬~11月上旬頃なので見頃のピークは過ぎていたものの、まだ少しだけ残った紅葉が見られました。

展望台のある場所は広くて昼食をとるにも最適な場所です。この日は風が強かったので景色を満喫したらすぐ山頂まで戻りました。

黒檜山山頂~大ダルミ~駒ヶ岳

【赤城山(黒檜山)】大沼を眼下にバラエティ豊かなコースを歩く、初心者におすすめの百名山
山頂で休憩後、次のピーク駒ヶ岳へ向けて出発。駒ヶ岳分岐を駒ヶ岳方面へ向かうとすぐに御黒檜大神の鳥居があります。ここも展望がいい場所です。

ここから大ダルミまでは一気に下りの道となります。整備された木段ですが、まわりの景色を見渡していると転ぶ危険もあるので慎重に下りましょう。

私の今までの経験上、登山道の木段は歩幅に合わないところが多いのですが、駒ヶ岳付近の木段は広すぎず狭すぎず歩幅に合った木段で非常に歩きやすかったです。

【赤城山(黒檜山)】大沼を眼下にバラエティ豊かなコースを歩く、初心者におすすめの百名山

大ダルミまで下りきり、登り返しが始まると15分ほどで駒ヶ岳山頂(標高1685m)に到着です。駒ヶ岳山頂以降は小沼方面の眺めが良く、気持ちのいい尾根歩きです。遠くに見える小沼の湖面がキラキラと輝いてキレイでした。

駒ヶ岳登山口~覚満淵トレッキング

【赤城山(黒檜山)】大沼を眼下にバラエティ豊かなコースを歩く、初心者におすすめの百名山

駒ヶ岳山頂空の尾根歩きが終わったら、鉄階段を使って駒ヶ岳登山口へと下ります。手すりのついた階段なので危険ではありませんが、1人分の幅しかないのですれ違うのは大変そうです。鉄階段も木段も雨や雪で濡れると滑りやすいので注意が必要です。

【赤城山(黒檜山)】大沼を眼下にバラエティ豊かなコースを歩く、初心者におすすめの百名山

駒ヶ岳から40分ほどで駒ヶ岳登山口に到着しました。ここから車道を大沼方面へ歩けばすぐにあかぎ広場バス停(おのこ駐車場向かい)です。下山時点で帰りのバスの時間まで余裕があったので、反対方向へ歩き「覚満淵(かくまんぶち)」を散策することにしました。

【赤城山(黒檜山)】大沼を眼下にバラエティ豊かなコースを歩く、初心者におすすめの百名山

赤城山ビジターセンター近くにある覚満淵は周囲1kmほどの湿原で「小尾瀬」と呼ばれ、観光客にも人気です。湿原を一周できる木道が整備されていて、四季折々の自然の景色が楽しめます。

上記の写真に写っているどっしりとした山が、先ほど下山した駒ヶ岳です。30~40分ほどあれば1周できるので、時間があったらぜひ立ち寄ってみてくださいね。

赤城山(黒檜山)~駒ヶ岳縦走コースの概要

【出発地】
あかぎ公園・赤城山ビジターセンター(JR前橋駅よりバスで1時間30分)
【標高差】
483m
【歩行距離】
6.9km
【歩行時間】
4時間20分
【トイレ】
赤城山ビジターセンター、覚満淵入口付近、おのこ駐車場
【備考】
おのこ駐車場付近には、土産店や飲食店あり
【コース】
黒檜山登山口 → 猫岩 → 黒檜山山頂 → 大ダルミ → 駒ヶ岳山頂 →
駒ヶ岳登山口 → 覚満淵周遊

赤城山まとめ

11月の雪が降る直前の赤城山は、夏場とは違った表情を見せてくれました。本格的な登山道もあれば、気軽なトレッキングコースもあり、季節を問わず誰でも楽しめるのが赤城山の魅力です。

今回は主峰の黒檜山へ登りましたが、今回行けなかった地蔵岳方面や小沼などにも登ってみたいです。都心からもアクセスが良く、多彩な楽しみ方ができる赤城山にぜひ登ってみてくださいね。

【岩手山】2泊3日の避難小屋泊ソロ登山!東北の紅葉を楽しめる松川温泉〜三ツ石山荘コースを歩く

【岩手山】2泊3日の避難小屋泊ソロ登山!東北の紅葉を楽しめる松川温泉〜三ツ石山荘コースを歩く

八幡平から岩手山まで続く「裏岩手縦走路」は、本州でもっとも早く紅葉が見られる東北有数の紅葉スポットです。紅葉が特に美しい三ツ石山(みついしさん)は日帰り可能ですが、移り変わる裏岩手連峰山の景色を楽しむなら、避難小屋に泊まり岩手県最高峰の岩手山(いわてさん)を目指す2泊3日のコースがおすすめです。

岩手山周辺の避難小屋はきれいで使いやすいので、うまく活用すれば充実した山旅になりますよ。アルプスより一足早く紅葉登山を楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。



松川温泉~三ツ石山~岩手山コースとは

【岩手山】2泊3日の避難小屋泊ソロ登山!東北の紅葉を楽しめる松川温泉〜三ツ石山荘コースを歩く

松川温泉〜三ツ石山荘~岩手山コースは、八幡平(はちまんたい)山頂から岩手山まで続く「裏岩手縦走路」の一部です。裏岩手縦走路は総距離37kmのロングトレイルで、紅葉の見頃は9月下旬から10月上旬頃。一般的には八幡平から岩手山まで2泊3日〜3泊4日が目安です。

今回私が訪れたのは10月中旬だったため、紅葉がすでに終わりかけでした。天気予報もあまり思わしくなかったため、1日目のコースが短い松川温泉からのルートを設定しました。

松川温泉からのコースは、いきなり37kmのロングコースはハードルが高いと考えている人におすすめのコースです。もし2日目で下山したい場合も、松川温泉登山口や網張コースのリフトなどのエスケープルートが利用できるので柔軟に動けますよ。

松川温泉~三ツ石山~岩手山コースの場所

【岩手山】2泊3日の避難小屋泊ソロ登山!東北の紅葉を楽しめる松川温泉〜三ツ石山荘コースを歩く

裏岩手連峰は岩手県の八幡平市、雫石町、滝沢市にまたがる場所に位置します。スタート地点の松川温泉へは、盛岡駅から岩手県北バスで2時間です。朝のバスは1本しかないので盛岡駅には余裕をもった到着をおすすめします。

岩手山に登る主要コースは7種類ありますが、公共交通機関でアクセスできる登山口は限られているためマイカーでのアクセスがほとんどです。

バスでアクセスするのであれば、今回利用した松川温泉バス停か、もしくは県民の森バス停で下車して「七滝登山口」が利用できます。それ以外の登山口は最寄りのJR駅からタクシー移動となります。

松川温泉~三ツ石山~岩手山コースの難易度

全行程で危険な箇所や難しい箇所はありません。2日目に切通の分岐で御花畑コースと鬼ヶ城コースに分かれますが、鬼ヶ城コースは急崖の岩場が続く上級者向けのコースなので、初心者には御花畑コースがおすすめです。

また、避難小屋に宿泊のためマット、シュラフ、調理用具、食料は持参する必要があるので、大型のザックとそれを背負って歩く体力が必要です。

松川温泉~三ツ石山~岩手山コースを歩く

今回は松川温泉から三ツ石山荘へ、そこから岩手山山頂を目指すルートを2泊3日で歩きました。

【1日目】松川温泉~三ツ石山荘

【岩手山】2泊3日の避難小屋泊ソロ登山!東北の紅葉を楽しめる松川温泉〜三ツ石山荘コースを歩く

盛岡駅からバスで2時間。松川温泉 峡雲荘の前にある松川温泉バス停で下車します。辺りには硫黄の香りが立ちこめ、松川地熱発電所方面へ下るといくつもの場所から蒸気が噴き出していました。

松川地熱発電所を横目に橋を渡ったところが三ツ石山への登山口です。晴れていたら同じく松川温泉から源太ヶ岳へ向かうルートも視野に入れていましたが、この日の天気は雨。展望が望めないので、最短で三ツ石山荘まで行ける三ツ石登山口を選択しました。

三ツ石登山口はスタートするといきなり急登が待ち構えています。整備された丸太の階段がしばらく続きますが、1時間ほど歩くとオオシラビソの樹林帯となり、ゆるやかな木道に。
この道は雨が降っていなくてもぬかるみが多いので、ゲイターの着用がおすすめです。

【岩手山】2泊3日の避難小屋泊ソロ登山!東北の紅葉を楽しめる松川温泉〜三ツ石山荘コースを歩く

登山口から2時間ほどで三ツ石湿原に出ると、1日目に宿泊する「三ツ石山荘」が見えました。ここは通年利用できる避難小屋で、収容人数は22名です。

小屋から5分ほど歩いたところに水場がありますが、枯れることもあるので事前に情報を確認しましょう。

【岩手山】2泊3日の避難小屋泊ソロ登山!東北の紅葉を楽しめる松川温泉〜三ツ石山荘コースを歩く

避難小屋とはいえ、2階部分まであるとても立派な小屋です。中央には薪ストーブがあり、宿泊者が自由に使えるようになっています。(薪は用意されていません。)

予定では小屋で昼食を摂ったあと、ここから30分の三ツ石山に登ろうと思っていたのですが、天候が悪化したため断念し小屋で過ごすことに。この日は他の宿泊者の方と情報交換をしたり、次の日の行程を地図で確認したりしてのんびり過ごしました。

【2日目】三ツ石山荘~大松倉山~犬倉山

【岩手山】2泊3日の避難小屋泊ソロ登山!東北の紅葉を楽しめる松川温泉〜三ツ石山荘コースを歩く

翌日は朝からすっきりと晴れ、絶好の登山日和となりました!三ツ石山荘を出発し、裏岩手縦走路を岩手山方面へ向かいます。

大松倉山への道は展望の良い尾根道です。紅葉はほとんど終わってしまったものの、朝日を浴びながら遠くに岩手山を望む縦走路はとても気持ちいいものでした。

【岩手山】2泊3日の避難小屋泊ソロ登山!東北の紅葉を楽しめる松川温泉〜三ツ石山荘コースを歩く

犬倉山、黒倉山を経て切通しに到着しました。ここで「鬼ヶ城コース」「御花畑コース」の2つに分かれ、岩手山の9合目である不動平(ふどうたい)でふたたび合流します。

ここまで来ると、裏岩手縦走路の醍醐味ともいうべき岩手山の荒々しさが顔を見せ始めます。切通しから見えるワイルドな岸壁は赤倉岳と屏風尾根です。

大地獄谷~御花畑~岩手山山頂

【岩手山】2泊3日の避難小屋泊ソロ登山!東北の紅葉を楽しめる松川温泉〜三ツ石山荘コースを歩く

切通しから御花畑方面へ進むと、硫気ガスが吹き出し硫黄のにおいがするダイナミックな大地獄谷が広がります。この辺りはガスが出て危険なのでルートを外れないようにしてください。

【岩手山】2泊3日の避難小屋泊ソロ登山!東北の紅葉を楽しめる松川温泉〜三ツ石山荘コースを歩く

大地獄谷を過ぎ、木道を進むと、植物の群落がある御花畑に到着します。冬が間近なので当然花は咲いていませんが、冬支度を始めているかのような白樺のコントラストがきれいです。

御花畑の分岐からは、火口湖である御苗代湖へ続く散策路もあります。ここから岩手山9合目までは急登が続くので頑張りどころです!

【岩手山】2泊3日の避難小屋泊ソロ登山!東北の紅葉を楽しめる松川温泉〜三ツ石山荘コースを歩く

9合目の不動平避難小屋まで来たら、ザックをデポして山頂のお鉢へ向かいます。お鉢に出て左回りに歩いていくと岩手山の最高峰、薬師岳です。

【岩手山】2泊3日の避難小屋泊ソロ登山!東北の紅葉を楽しめる松川温泉〜三ツ石山荘コースを歩く

岩手山山頂(2038m)に無事登頂しました!それまで真っ白く覆っていたガスが一瞬だけ晴れ、ここまで歩いてきた裏岩手の山々や盛岡の市街地を見渡せました。岩手山のお鉢巡りは1周1時間ほど。お鉢からは噴火口の全容が見られ、お鉢の中にある岩手山神社奥宮へも歩いて入ることができます。

この日は天候が悪化したのでお鉢巡りはせず、急いで9合目まで下りました。合目から宿泊する八合目避難小屋までは15分ほどです。

【3日目】岩手山八合目避難小屋~柳沢登山口

【岩手山】2泊3日の避難小屋泊ソロ登山!東北の紅葉を楽しめる松川温泉〜三ツ石山荘コースを歩く

八合目避難小屋は7月から10月まで管理人が常駐する有人小屋で、1泊の料金は1,700円です。お湯やカップラーメンの販売はあるものの、食料や寝具は持参する必要があります。

私はこの小屋に10回以上宿泊した経験があるのですが、この小屋の魅力は薪ストーブと管理人さんの人柄を含めた雰囲気の良さです。この日も薪ストーブで暖を取りながら管理人さんや他の宿泊者の方と語らい、楽しく過ごしました。

【岩手山】2泊3日の避難小屋泊ソロ登山!東北の紅葉を楽しめる松川温泉〜三ツ石山荘コースを歩く

3日目に8合目の避難小屋から柳沢登山口へと下ります。コースタイムは2時間半ほど。標高が低いところではまだ紅葉がきれいに色づいていたので、最後まで楽しく歩けました。

柳沢登山口からはタクシーでIGRいわて銀河鉄道線の滝沢駅へ。そこから列車で盛岡駅まで戻りました。

松川温泉~三ツ石山~岩手山コースの概要

【出発地】
松川温泉登山口(JR盛岡駅よりバスで2時間)
【標高差】
1410m
【歩行距離】
22km
【歩行時間】
5時間(1日目:1時間56分、2日目:6時間20分、3日目:2時間40分)
【トイレ】
松川温泉登山口、三ツ石山荘、不動平避難小屋、八合目避難小屋、柳沢登山口
【備考】
水場は三ツ石山荘、犬倉山水場、八合目避難小屋(御成清水)、柳沢登山口(鬼又清水)
【コース】
松川温泉登山口 → 三ツ石山荘(1泊) → 大松倉山 → 犬倉山 → 大地獄谷分岐 → 御花畑 → 岩手山山頂 → 八合目避難小屋(1泊) → 柳沢登山口

松川温泉~三ツ石山荘~岩手山コースまとめ

岩手山は登るコースによって表情を変え、何度登っても新しい発見がある山です。表側から見る端正な姿とは違い、裏岩手の火山地帯や岩稜帯はダイナミックで迫力があります。

今回の山行ではシーズンを過ぎてしまいましたが、裏岩手のすそ野に広がる燃えるような紅葉を眺めながらの縦走はとても贅沢で歩きごたえがありますよ。この記事を参考に、ぜひ登ってみてください。

山の防寒着はダウンとフリースどっちがいい?私の使い分け方を紹介

山の防寒着はダウンとフリースどっちがいい?私の使い分け方を紹介

登山の防寒着といえば、ダウンとフリースの2つが思い浮かびますよね。ミドルレイヤーをダウンにするかフリースにするか、両方持っていくとするならどう使い分けるのかは悩みどころです。

この記事では、ダウンとフリースそれぞれの特徴とそれに応じたシーン別の使い分け方を解説します。実際に私がミドルレイヤーをどのように組み合わせているかも紹介しますので、組み合わせの参考になれば幸いです。

ダウンとフリースそれぞれの特徴

山の防寒着はダウンとフリースどっちがいい?私の使い分け方を紹介

まずは、ダウンとフリースそれぞれの特徴と登山におけるメリット・デメリットを紹介します。

ダウンのメリット

ダウンは保温性に優れており、軽くてコンパクトに持ち運べるのが最大のメリットです。

ダウンの反発力(膨らむ力)はフィルパワー(FP)で表され、登山で使われるダウンは700〜800FPほどが一般的。フリースに比べてもかなり圧縮されてコンパクトになり、保温力も高めです。

ダウンのデメリット

ダウンは汗を外に発散する性能が低く、伸縮性が高くありません。そのため、ダウンを着たまま行動して汗をかいた場合は汗冷えしてしまうこともあります。また、天然のダウン(羽毛)は水に弱いので、一度濡れてしまうと保温力がなくなってしまい、なかなか乾きづらいので水には注意ください。

フリースのメリット

フリースはダウンほど保温性は高くないものの、多少汗をかいても発散するので行動中の着用に適しています。また、伸縮性があり肌触りも良いので、着ていてストレスになりません。

デリケートなダウンに比べ、汚れたらガンガン洗えてメンテナンスの手間がかからないところもうれしいポイントです。

フリースのデメリット

フリースは保温性と軽さ、コンパクトさではダウンに敵いません。圧縮袋を使ったとしてもかなりかさばるので、ザックに荷物の入る余裕がないときは持っていくのをためらってしまいがちです。

行動中にずっと着ているのなら問題ありませんが、着たり脱いだりを繰り返すのは面倒に感じるかもしれません。

ダウンとフリースの性能比較表

ダウン(薄手) ダウン(厚手) フリース(薄手) フリース(厚手)
保温性
防風性
通気性
濡れ耐性
軽さ
コンパクトさ
ストレッチ性
価格
手入れのしやすさ

表でまとめてみると、ダウンとフリースの性能はどちらも一長一短です。それぞれの性能を理解して、適したシチュエーションで使い分ける必要があります。

基本的にはフリースとダウン両方持っていくのがおすすめ

ダウンとフリースはどちらも「中間着」に位置づけられますが、活躍するシーンが異なります。

汗をかく行動中は通気性のあるフリースのほうが適していますが、テントや山小屋で過ごすときはダウンのほうが温かく過ごせるでしょう。

そのため、同じ中間着であってもダウンとフリースは両方持っていくのがおすすめです。

【シーン別】ダウンとフリースの使い分け方

山の防寒着はダウンとフリースどっちがいい?私の使い分け方を紹介

ここからはダウンとフリースの使い分け方法をシーン別に分けて解説します。

行動中は汗を発散できるフリース

行動中の汗冷えは避けたいので、通気性のあるフリースを行動着にするのがおすすめです。

私の場合、冬の低山を歩くときは薄手のフリースの着用が多いです。歩き始めは少し寒いかもしれないと思いましたが、10分も歩くと汗をかいてくるので通気性のあるフリースが正解でした。

寒いからと保温性のあるダウンを着てもすぐに汗をかいて脱ぐ結果になるので、行動中はフリース一択です。

休憩中や小屋・テント滞在中はダウン

「保温着」であるダウンは、休憩中や夜を過ごすときに向いています。シーンとしては秋〜春の登山の休憩中、テント泊や山小屋泊で夜を過ごすときの防寒用として使うのに最適です。

また、少しでもザックの重量を少なくしたい縦走やロングトレイルには軽くてコンパクトなダウンが向いています。

夏の登山は標高や行動パターンに合わせて

夏の日帰り登山であれば保温着は不要と思われるかもしれませんが、2,000m級の山であれば夏でも保温着は必要です。標高が高くなるほど気温は下がりますし、汗をかいた状態で風のある場所にいるとかなり冷えます。

ちょっと肌寒く感じたときにあると便利なのが、軽くてかさばらない薄手のダウンジャケットやダウンベストです。登る山の標高と気温を調べておき、保温着を使いそうなシーンをイメージして準備しましょう。

私のおすすめは薄手フリース&中厚手ダウン

山の防寒着はダウンとフリースどっちがいい?私の使い分け方を紹介

私はダウンとフリースそれぞれ薄手と厚手のタイプを持っていますが、一番よく使う組み合わせは「薄手フリース&中厚手ダウン」です。

私は行動中にすぐ暑くなり、かなり汗をかくほうです。そのため、厚手のフリースよりも適度に温かい薄手のフリースのほうが快適に感じます。薄手のフリースならザックに入れてもそれほどかさばらないので気軽に持っていけるところもメリットです。

行動中とは逆で、テント泊などでじっとしている場合はかなりの寒がり&冷え性なので保温力の高いダウンは欠かせません。

以前、夏に3,000m級の山でテント泊をしたとき、夏なのに薄手のダウンでは寒くてなかなか寝られませんでした。その経験を踏まえ、1泊以上の登山ではフィルパワーの値が高い中厚手のダウンを必ず持っていくようにしています。

薄手フリース&中厚手ダウンの組み合わせは、重ね着にも便利です。冷え込んだときは、薄手フリース→中厚手ダウン→アウター(レインジャケット)の順番で重ね着をすればかなり温かくなります。

ダウンとフリースそれぞれの特徴を生かして使い分けよう

山の防寒着はダウンとフリースどっちがいい?私の使い分け方を紹介

登山を始めたばかりだと「登山の持ち物リストに入っているから」を理由にダウンとフリースをとりあえず両方用意する人も多いと思います。私も特性の違いをあまり気にもせず、コンパクトだからとダウンだけを持っていったときもありました。

中間着に限らず、登山ウェアを選ぶときは山域や標高、気温、コースタイムなどと自分の構想パターンに合わせるのが大切です。ダウンとフリースはどちらも優れた中間着なので、特徴を理解して使い分けてみてくださいね。

瑞牆山へ1泊2日のテント泊登山。ゴロゴロ巨岩とヒヤリとする絶壁の大展望に感動!

瑞牆山へ1泊2日のテント泊登山。ゴロゴロ巨岩とヒヤリとする絶壁の大展望に感動!

秩父山系の西側に位置する瑞牆山(みずがきやま)は、何十もの岩が組み合わさる不思議な形をした山です。山頂に近づくと荒々しい岩場が続き、途中にきつい急登やクサリ場がありますが、慎重に進めば初心者でも日帰りで登れます。

また登山口からわずか50分でテント場に着くので、初めてのテント泊にもおすすめです。実際に1泊2日のテント泊で瑞牆山を登ってきたので、瑞牆山に興味を持った方は参考にしてください。



瑞牆山とは

瑞牆山は山梨県北杜市にあり、日本百名山にも選定されている標高2,230mの山です。山のほぼすべてが黒雲母の花こう岩でできており、遠くから眺めると、まるで岩の要塞のように見えるカッコいい山です。

奇岩・巨岩がそびえる瑞牆山はフリークライミングやボルダリングの聖地として、クライマーにも人気。登山コースには弘法大師空海によって梵字が刻まれたといわれる伝説の岩など、ワクワクするビューポイントもあります。

今回私は公共交通機関を使いましたが、JR中央本線韮崎駅から瑞牆山荘行きのバスは1日の本数が少ないため計画をしっかり立てて臨みましょう。瑞牆山荘の先に約100台の無料駐車場があるため、マイカーでのアクセスが便利です。

瑞牆山の難易度

瑞牆山は初心者でも日帰りで登れる山ですが、急登や岩をよじ登る箇所もあるので体力に自信のない方は、無理ない計画を立てましょう。

瑞牆山荘を出発するコースの場合、富士見平小屋までは特に危険個所はありませんが
、富士見平小屋から山頂に至るまでは岩場が連続するため滑らないよう注意が必要です。

登山道はしっかり整備されているので道迷いの心配はありませんが、クサリ場やハシゴがあるのでグリップの利く登山靴とグローブは必須です。

瑞牆山の主要ルート

一般的なメインルートは瑞牆山荘から富士見平小屋を経て山頂を目指す、往復5時間、標高差720mの瑞牆山荘からのピストンです。その他に、みずがき山自然公園から不動滝を経由する「不動滝ルート」があります。

瑞牆山荘往復コースを歩く

今回は瑞牆山荘から山頂を目指すメインルートを歩きました。交通機関を利用したため、時間に無理ないよう富士見平小屋のテント場で1泊して、翌日山頂に登る1泊2日の様子をお伝えします。

瑞牆山荘~富士見平小屋

瑞牆山へ1泊2日のテント泊登山。ゴロゴロ巨岩とヒヤリとする絶壁の大展望に感動!

出発地点は瑞牆山荘です。登山口までは、新宿駅から特急あずさで韮崎下車、そこから山梨峡北交通バス「瑞牆山荘行き」の終点で下車します。

公共交通機関を使った場合、登山口への到着は早くても10時過ぎになり、帰りの最終バスも15時代と早いので、小屋かテントで1泊するのがおすすめです。私は富士見平小屋にてテント泊しました。

瑞牆山へ1泊2日のテント泊登山。ゴロゴロ巨岩とヒヤリとする絶壁の大展望に感動!

富士見平小屋までの所要時間はおよそ50分。緩やかなミズナラの林道を進むと、徐々に傾斜がきつくなっていきます。

テント泊装備を背負って歩くのも50分だけだから楽勝!と思いきや、歩き始めて10分ほどで傾斜がきつくなってきました。途中、富士見林道という車道(一般車両は通行禁止)を横切った先に、金峰蔵王権現を祀った里宮神社があるので参拝するのもおすすめです。

私はザックの重さに疲労困憊で、うっかり里宮神社への分岐を見逃してしまいました……。

瑞牆山へ1泊2日のテント泊登山。ゴロゴロ巨岩とヒヤリとする絶壁の大展望に感動!

さらに登っていくと急に視界が開け、目の前に目指す瑞牆山の姿が!あの山頂まで行くと思うと、ワクワクする気持ちがありながらも畏れ多いような気もしてきます。

ここにはベンチがあるので、休憩しながらゆっくり瑞牆山を眺めることも可能です。富士見平小屋まではもうすぐ。

富士見平小屋にてテント泊

瑞牆山へ1泊2日のテント泊登山。ゴロゴロ巨岩とヒヤリとする絶壁の大展望に感動!

富士見平小屋に到着。丸太小屋づくりのかわいらしい外観の山小屋です。

山小屋への宿泊は約35名収容可能となっており、テント場は約100張まで対応できます。テント場は予約不要で利用できる優しいシステムとなっています。

瑞牆山へ1泊2日のテント泊登山。ゴロゴロ巨岩とヒヤリとする絶壁の大展望に感動!

富士見平小屋で受付を済ませ、今日はテントで1泊します。テント場には「女子専用」の看板があり、女性だけでも安心して利用できるような配慮がありました。

無料の水場が小屋から少し下ったところにありますが、手間を省きたい方は水筒やウォーターパックは多めに用意しておくのがおすすめです。

富士見平小屋~天鳥川出合~桃太郎岩

瑞牆山へ1泊2日のテント泊登山。ゴロゴロ巨岩とヒヤリとする絶壁の大展望に感動!

翌日はテントを張ったまま、荷物はデポして身軽に山頂を目指します。富士見平小屋から山頂までは大体2時間ほどです。

小屋の左側から林の中をゆるやかに登ったのち、谷まで一気に下りきったところが天鳥川出合(あまどりがわであい)。川を石伝いに渡るとその先に巨大な岩が現れます。

瑞牆山へ1泊2日のテント泊登山。ゴロゴロ巨岩とヒヤリとする絶壁の大展望に感動!

目の前に巨岩の「桃太郎岩」が姿を現しました!想像していたよりも大きくて大迫力です。

岩の隣に階段があるので、比較すると大きさが想像できると思います。特徴的な真ん中の割れ目は人がギリギリ入れるくらいの幅。一体どうなってこの割れ目ができたのか想像もつきませんが、人の力では真似できない自然のパワーを感じます。

桃太郎岩~瑞牆山山頂

瑞牆山へ1泊2日のテント泊登山。ゴロゴロ巨岩とヒヤリとする絶壁の大展望に感動!

桃太郎岩を過ぎてからはひたすら岩をよじ登っていきます。クサリ場もいくつかありますが、三点支持で慎重に進めばそこまで怖くはありません。

場所によってはクサリを迂回できるところもあります。この辺りからはトレッキングポールが邪魔になるのでザックにしまっておきましょう。

瑞牆山へ1泊2日のテント泊登山。ゴロゴロ巨岩とヒヤリとする絶壁の大展望に感動!

桃太郎岩から1時間ほどで大ヤスリ岩が見えました!

瑞牆山のシンボルともいえる天を突くような巨岩のタワーです。この岩はクライマーに人気ですが、早朝だったのでクライマーの姿は見れませんでした。

瑞牆山へ1泊2日のテント泊登山。ゴロゴロ巨岩とヒヤリとする絶壁の大展望に感動!

瑞牆山山頂(標高2230m)に到着しました!山頂は広いですが先は切れ落ちているので、足を滑らせたら落ちそうでちょっと怖かったです。

この日は晴天だったので、山頂からは金峰山、富士山、南アルプス、八ヶ岳などが一望でき、素晴らしい眺めでした。

下山はもと来た道を下ります。富士見平小屋までは1時間30分ほど。テントを撤収し、瑞牆山荘までは40分ほどで到着します。

今回歩いた瑞牆山荘往復コースの概要

瑞牆山へ1泊2日のテント泊登山。ゴロゴロ巨岩とヒヤリとする絶壁の大展望に感動!

瑞牆山荘往復コースの概要

【出発地】
瑞牆山荘(JR韮崎駅よりバスで1時間15分)
【標高差】
720m
【歩行距離】
5.4km
【歩行時間】
5時間(1日目:50分、2日目:4時間10分)
【トイレ】
瑞牆山荘、富士見平小屋
【備考】
瑞牆山荘付近にはトイレ、自動販売機、無料駐車場あり。
【コース】
瑞牆山荘 → 富士見平小屋(1泊) → 天鳥川出合 → 桃太郎岩 → 瑞牆山山頂 →
富士見平小屋 → 瑞牆山荘

瑞牆山1白2日テント泊登山のまとめ

瑞牆山へ1泊2日のテント泊登山。ゴロゴロ巨岩とヒヤリとする絶壁の大展望に感動!

瑞牆山は遠くから見ると近寄りがたく、登るのが難しいイメージがありますが、意外にも日帰りで登れるお手軽な百名山です。

頂上に近づくに連れ岩場の急登が増えますが、慎重に登っていけばクリアできます。また、登山口からテント場までの道のりが短いので、初めてのテント泊にもおすすめです。

富士見平小屋をベースキャンプにして、瑞牆山と隣の金峰山の百名山2座を登頂もできますよ!

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【明神ヶ岳登山】結構キツいは本当?富士山を眺めながら清々しい笹の稜線を歩く縦走登山

【明神ヶ岳登山】結構キツいは本当?富士山を眺めながら清々しい笹の稜線を歩く縦走登山

明神ヶ岳は箱根の外輪山のひとつで、富士山、大涌谷、相模湾を望む絶景が楽しめる山です。明神ヶ岳の隣に位置する金時山から縦走することも可能。

一風変わった笹原の道とアップダウンの激しい縦走路が待っている、歩きごたえのあるコースです。

この記事では明神ヶ岳のルートや難易度、アクセス、実際に歩いてみた感想を紹介します。



明神ヶ岳とは

【明神ヶ岳登山】結構キツいは本当?富士山を眺めながら清々しい笹の稜線を歩く縦走登山

明神ヶ岳は、神奈川県足柄下郡箱根町にある標高1169mの山です。箱根山を囲む箱根外輪山のひとつで、箱根登山鉄道や箱根登山バスを利用して首都圏から簡単にアクセスできます。

日帰りで登れるうえ、下山後は箱根の観光や温泉を楽しむこともできますよ。明神ヶ岳の魅力はなんといっても富士山と大涌谷を望むすばらしい景色が見られることです。

意外とアップダウンが多いので、縦走登山の練習としてもおすすめの山です。

明神ヶ岳の場所

明神ヶ岳の場所は神奈川県足柄下郡箱根町です。最寄り駅は、箱根登山鉄道の「強羅駅」。

バスであれば「宮城野橋」「宮城野」「金時登山口」「仙石」「金時神社入口」「乙女口」などからアクセス可能です。

明神ヶ岳の難易度

明神ヶ岳から明星ヶ岳の縦走コースは初級レベルです。危険個所もなく登山道も整備されています。

ただし、明神ヶ岳から金時山までの縦走となると、累積標高差約1500m、距離は12.5kmほどと、アップダウンの多いロングコースとなるため健脚向けです。

眺望がいい分、日差しを浴びる時間が多いので真夏は熱中症に注意が必要です。

明神ヶ岳の主要ルート

明神ヶ岳で人気のルートを紹介します。

強羅駅~明星ヶ岳~明神ヶ岳周回ルート

明星ヶ岳と明神ヶ岳を巡り、強羅駅に戻る周回ルートです。

【標高差】
700m
【歩行時間】
5時間
【コース】
和強羅駅 → 明星ヶ岳 → 明神ヶ岳 → 宮城野分岐 → 強羅駅

明神ヶ岳~金時山縦走ルート

明神ヶ岳から金時山まで縦走する距離の長いルートです。

【標高差】
770m
【歩行時間】
6時間10分
【コース】
強羅駅→明神ヶ岳→火打石岳→矢倉沢峠→金時山→乙女峠→乙女口バス停

金時山登山口~最乗寺コース

金時山登山口を出発し、天狗伝説のある大雄山最乗寺へ下るルートです。

【標高差】
770m
【歩行時間】
6時間10分
【コース】
強羅駅→明神ヶ岳→火打石岳→矢倉沢峠→金時山→乙女峠→乙女口バス停
【標高差】
839m
【歩行時間】
5時間10分
【コース】
金時山登山口→矢倉沢峠→火打石岳→明神ヶ岳→大雄山最乗寺→強羅駅

明星ヶ岳~明神ヶ岳縦走コースを歩く

【明神ヶ岳登山】結構キツいは本当?富士山を眺めながら清々しい笹の稜線を歩く縦走登山

今回は明星ヶ岳を経由して明神ヶ岳、火打石岳、矢倉沢峠まで縦走してきました。時間と体力に余裕があれば金時山まで登りたかったのですが、出発時刻が遅かったため途中で断念しました。

宮城野橋バス停~明星ヶ岳

【明神ヶ岳登山】結構キツいは本当?富士山を眺めながら清々しい笹の稜線を歩く縦走登山

JR小田原駅から箱根登山バス桃源台行きに乗り、約30分。登山のスタート地点は宮城野橋バス停です。

バス停から徒歩3分くらいのところにセブンイレブン箱根宮城野店があるので、買い物やトイレはここで済ませます。

【明神ヶ岳登山】結構キツいは本当?富士山を眺めながら清々しい笹の稜線を歩く縦走登山

アスファルトの道を15分ほど歩くと明星ヶ岳登山口があります。

【明神ヶ岳登山】結構キツいは本当?富士山を眺めながら清々しい笹の稜線を歩く縦走登山

笹の壁の間をすり抜けるような登山道。50分ほど展望のない道を進み、ゆっくりと高度を上げていきます。

【明神ヶ岳登山】結構キツいは本当?富士山を眺めながら清々しい笹の稜線を歩く縦走登山

いきなり展望が開けます。ここは毎年お盆におこなわれる箱根大文字焼が点火される場所になっており、箱根の町と箱根山が一望できます。

【明神ヶ岳登山】結構キツいは本当?富士山を眺めながら清々しい笹の稜線を歩く縦走登山

さらに10分ほど登ると「塔ノ峰・宮城野分岐」の広々とした草原に出ます。そこから右手側に進んだところにあるほこらが明星ヶ岳の山頂です。

山頂といっても平坦な場所にあるので見逃しそうになります。ここで休憩を取り、明神ヶ岳へと進みます。

明星ヶ岳~宮城野分岐~明神ヶ岳

【明神ヶ岳登山】結構キツいは本当?富士山を眺めながら清々しい笹の稜線を歩く縦走登山

宮城野分岐を明神ヶ岳・金時山方面へ。ゆるやかな道かと思いきや、細かなアップダウンがあり想像以上に体力を使います。

【明神ヶ岳登山】結構キツいは本当?富士山を眺めながら清々しい笹の稜線を歩く縦走登山

明神ヶ岳山頂まであと少しのところで、雲に隠れていた富士山の頭がはじめて出現!手前にもこっと出ている丸い山が金時山です。

【明神ヶ岳登山】結構キツいは本当?富士山を眺めながら清々しい笹の稜線を歩く縦走登山

明星ヶ岳から2時間で、明神ヶ岳山頂に到着です!富士山、金時山、大涌谷、箱根山が360度ビューで楽しめます。

山頂は平坦でベンチやテーブルがあるので、ゆっくりと景色を楽しむのにピッタリです。

【明神ヶ岳登山】結構キツいは本当?富士山を眺めながら清々しい笹の稜線を歩く縦走登山

大涌谷の噴火口からは噴煙が湧き上がっていて、雄大な景色です。

明神ヶ岳~火打石岳~矢倉沢峠

【明神ヶ岳登山】結構キツいは本当?富士山を眺めながら清々しい笹の稜線を歩く縦走登山

富士山は雲に見え隠れしていますが、その前にくっきりと金時山へ続く尾根が見えています。まだまだ先は長いですが、明神ヶ岳から出発する時点ですでに時刻は14時過ぎ。

スタート時刻が遅かったので、金時山まで到達するのは時間的にかなりきびしいかもしれません……。

【明神ヶ岳登山】結構キツいは本当?富士山を眺めながら清々しい笹の稜線を歩く縦走登山

明神ヶ岳から1時間で火打石岳へ到着。道の途中に標識がありますが、特にピークっぽい感じはなく、スルーしました。

【明神ヶ岳登山】結構キツいは本当?富士山を眺めながら清々しい笹の稜線を歩く縦走登山

火打石岳から矢倉沢峠までのアップダウンはかなり疲れました。傾斜がきつい坂があるわけではないのに、執拗に繰り返す上りと下りがじわじわと体にダメージを与えていきます。

時々は高い笹の茂みに隠れるところもありますが、基本的にはずっと富士山方面の展望を楽しみながら歩けて気持ちがいい道です。

しかし、この日は梅雨明けでかなりの猛暑日。直射日光を浴びて何時間も歩くのはキツかったです。

【明神ヶ岳登山】結構キツいは本当?富士山を眺めながら清々しい笹の稜線を歩く縦走登山

結局、明神ヶ岳から2時間で金時山方面への分岐となる矢倉沢峠へ到着。時刻は16:00を過ぎていたので金時山登頂はあきらめました。

金時山は断念!金時登山口バス停へ下山

【明神ヶ岳登山】結構キツいは本当?富士山を眺めながら清々しい笹の稜線を歩く縦走登山

遠くに見える金時山山頂へはここから45分。残念ながらタイムオーバーなので、金時登山口へ下ることにします。

【明神ヶ岳登山】結構キツいは本当?富士山を眺めながら清々しい笹の稜線を歩く縦走登山

矢倉沢峠にはうぐいす茶屋という売店がありましたが、閉まっていました。

お店の建物の右側に簡易トイレが1つあり「50円」と書かれていましたが、管理されている様子がなく、ひどい有様でした。

ここでのトイレ利用はできないと思ったほうがいいと思います。

【明神ヶ岳登山】結構キツいは本当?富士山を眺めながら清々しい笹の稜線を歩く縦走登山

矢倉沢峠から金時登山口へは30分ほど。危険箇所はありません。

途中、道の脇に水路があり、疲れていたので「この水路を滑り台のように降りられたら楽なのにな……。」と思いました。

今思えば本当に疲れていたんですね。

【明神ヶ岳登山】結構キツいは本当?富士山を眺めながら清々しい笹の稜線を歩く縦走登山

金時登山口へ到着。ここからアスファルトの道を少し下るとバス停のある国道138号線に出ます。

【明神ヶ岳登山】結構キツいは本当?富士山を眺めながら清々しい笹の稜線を歩く縦走登山

国道138号線に出ると、「箱根仙石原ラーメン 蔵一」さんの駐車場内にトイレと靴洗い場があったので利用させていただきました。

帰りは、300mほど歩いたところにある「仙石」バス停からバスに乗ります。

「金時登山口」バス停は本数が少ないので、少し歩いた「仙石」から乗るのがおすすめです。

明星ヶ岳~明神ヶ岳ルートの概要

【出発地】
箱根登山バス桃源台行き「宮城野橋」バス停
【標高差】
727m
【歩行距離】
11.9m
【歩行時間】
5時間
【トイレ】
強羅駅、セブンイレブン箱根宮城野店、金時山登山口バス停近く
【コース】
宮城野橋バス停→明星ヶ岳→明神ヶ岳→火打石岳→矢倉沢峠→仙石バス停

明神ヶ岳まとめ

ポピュラーな金時山に比べると登山者がそれほど多くなく地味な印象の山でしたが、歩いてみると富士山や大涌谷を望む360度の大パノラマと、他の山ではあまり見ることのない笹の生い茂る縦走路が気持ちのいい山行でした!

ただし、明神ヶ岳から矢倉沢峠までの道がとにかく長くてアップダウンが激しく、なかなかペースを上げられず苦戦しました。

5kmほどの間はエスケープルートもないので時間と体力に余裕をもって歩きましょう。

箱根には日帰り入浴施設も多いので、下山後は温泉で疲れを癒やすのもおすすめですよ!

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女性登山者の悩み、みんなどうしてる?生理やメイク、ニオイケアなど女性の困りごとを解決!

女性登山者の悩み、みんなどうしてる?生理やメイク、ニオイケアなど女性の困りごとを解決!?

登山をする女性には、どうしても女性ならではの悩みが出てきますよね。筆者もソロ登山が多いので、登山初心者の頃は山へ行くたびになにかと困ることがあり、

「こんなとき、他の女性はどうしているのかな?」
「山で困ったときは誰に相談していいか悩む…。」

といつも感じていました。

この記事では、実際に私が体験した内容も含め、女性ならではの登山の困りごとと解決方法を紹介します。



女性登山者のよくある5つの悩み

1.山のトイレが心配!

女性登山者の悩み、みんなどうしてる?生理やメイク、ニオイケアなど女性の困りごとを解決!?
登りたい山にトイレがあるかどうかは、女性にとって重大な問題ですよね。男性とは違い、女性は隠れる場所がなければ用を足すことができません。

そのため、トイレが近いことを理由に登る山が限られてしまったり、登山自体をあきらめてしまう人もいるようです。2~3時間に1回くらいトイレに行けるのなら気にせず水分補給ができますが、そこまで環境が整っている山はほとんどなく、なかには登山道上にまったくトイレがないことも。

トイレの不安を軽くするためには、準備と正しい水分補給がポイントです。

トイレの場所を地図で確認しておく

山に行く前にルート上のトイレの場所を確認しておきます。登山口・下山口周辺のほか、山小屋のトイレを使えるか、次のトイレまで何時間かかるかを細かく知っておくだけで安心です。

また、山のトイレは有料のところが多いので、100円玉を多めに準備しておきましょう。

万が一のトイレアイテムを持っていく

どうしてもトイレに間に合わないときは自然の中で用を足すしかありません。その場合も携帯トイレを持参し、排せつ物であっても自然の中に残しておかないよう配慮が必要です。

携帯トイレを使うときは目隠しのためのポンチョやツエルトを利用し、登山道から少し外れた場所を選びます。

急斜面や登山道から離れすぎると滑り落ちたり道迷いの危険があるので、トイレをする場所は慎重に探してくださいね。

立ったままトイレができる補助具や吸水ショーツなどを利用する方法もあるので、積極的に活用してみてください。

水分補給を控えるのはNG!

トイレが心配だからといって水分補給を控えると脱水症状を起こす危険があります。
熱中症やむくみの原因にもなり、運動のパフォーマンスも下がるため水分を取らずに歩くのは危険です。

登山中は30~60分ごとに水分補給を心がけましょう。飲み物は利尿作用のあるカフェイン入りのお茶やコーヒーを避け、汗をかいている場合はスポーツドリンクなど電解質の入った飲料がおすすめです。

水筒やボトルだとついゴクゴクと飲んでしまうという場合は、ストロータイプのボトルやハイドレーションシステムを利用すると飲みすぎ防げますよ。

2.急に生理が来てしまった!

女性登山者の悩み、みんなどうしてる?生理やメイク、ニオイケアなど女性の困りごとを解決!?
生理の間隔や症状は人によって違うため、登山をする日に急に生理が来てしまうこともあります。事前にわかっていれば計画の変更もできますが、予想外に始まってしまって困った経験はありませんか?

なかなか人に相談しづらい登山中の整理について、どのような対策をとればいいのかを説明します。

仲間に伝え、無理せず行程の変更を

グループ登山で生理が来てしまったら、メンバーには生理であることを伝えましょう。
黙っていると、体調が悪化したときにまわりに迷惑をかけるかもしれません。

心苦しいかもしれませんが体調が第一なので、行程の変更や下山も視野に入れた対応をメンバーで話し合うことが大切です。

私も実際、同行者が登山日に急に生理になってしまったことがありましたが、相談を受けていたためトイレのある道に変更したり、休憩時間を増やしたりして対応できました。

ゴミを持ち帰る用意をしておく

使用したナプキンやタンポン、トイレットペーパーなどはすべて持ち帰らなければいけません。使用済みの生理用品を持ち帰ることを想定して、普段の登山から密閉できる袋を用意しておきましょう。

食材を入れておくためのジップロックなどは水分やニオイを漏らさず密閉できるので多めに用意しておくといざという時に役立ちます。

3.お風呂に入れないときのニオイケア

女性登山者の悩み、みんなどうしてる?生理やメイク、ニオイケアなど女性の困りごとを解決!?
お風呂に入れる山小屋は少ないので、宿泊を伴う登山の場合は汗のニオイが気になりますよね。

基本的には汗拭きシート(デオドラントシート)で首筋や脇、足など汗をかきやすいところを重点的に拭き取って雑菌の繁殖を防ぐだけでかなりニオイは抑えられます。

行動中はハッカ油のスプレーを使うとさわやかな香りでリフレッシュ効果も得られ、虫よけにもなるので一石二鳥ですよ。

また、ニオイ防止には着る服の素材も重要です。抗菌・防臭効果のある速乾性のウェアやメリノウール素材のウェアは体臭を抑えてくれるので汗のニオイが気になる人におすすめです。

4.日焼けや肌荒れケア・メイクはどうしてる?

女性登山者の悩み、みんなどうしてる?生理やメイク、ニオイケアなど女性の困りごとを解決!?
標高が高い場所ほど紫外線も強くなります。日焼けやシミ・シワの原因になる紫外線はしっかり対策したいですよね。登山で使う日焼け止めは顔とからだ兼用のものであれば1つで済みます。

UV対策も兼ねてベースメイクはしっかりしておきたいところですが、朝、完璧にカバーしてもどうしてもヨレてしまいますし、日焼け止めの塗りなおしも必要です。

そのため、私の場合はカバー力よりも汗や皮脂で崩れても自然に見えることを重視してベースメイク用品を選ぶようにしています。

コンビニエンスストアでよく売られているミニサイズのコスメはメイク用品がスリムになるのでおすすめです。

また、泊まりのときは小分けのフェイスパックを利用すると紫外線ダメージを受けた肌の保湿ケアができて化粧水の代わりにもなりますよ。

5.ソロ登山で男性に声をかけられやすい

女性登山者の悩み、みんなどうしてる?生理やメイク、ニオイケアなど女性の困りごとを解決!?
ソロで登山をしていると、歩いているときや山小屋で親切に声をかけてくれる人がいますが、なかにはしつこく付きまとわれたり連絡先を聞かれたりすることもあるようです。

山に犯罪者がいるとは考えたくないですが、女性が狙われる可能性はゼロではありません。

「私は大丈夫だろう。」という思い込みはなくしましょう。

女性が一人で登山をする場合は、以下のポイントを押さえてください。

・なるべく登山者が多い山(ルート)を選ぶ
・異性と二人きりになる状況を避ける
・防犯ブザーを持つ
・しつこくされたら、隙を見せずに毅然とした態度をとる

女性特有の悩みはしっかり対策して登山を楽しもう

トイレや生理の問題や、スキンケア、他の登山者との関わり方など、女性ならではの悩みはなかなか共有しづらいものです。

私自身も初心者の頃から試行錯誤を重ねて、自分なりの解決方法を見つけてきました。私が大切にしていることは「無理をしないこと」と「道具に頼ること」です。

楽しく登山を続けるには無理なことや危険な判断はしない、そして便利な道具があれば最大限に活用することで、より快適に登山を楽しめるようになります。

女性登山者の方にとって、この記事が少しでも参考になればうれしいです。

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