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尾瀬といえば水芭蕉が有名ですが、至仏山も高山植物の宝庫として知られています。自然保護のため残雪期の5~6月は入山禁止となっています。毎年7月1日が開山日となりますが、7月初めのころは雪がまだ残り雪渓を歩くことになりますので、アイゼンや雪山の知識、技術が必要です。
山の場所や特徴、山で見られる植物など基本情報をご紹介します。
至仏山は群馬県の北東部の尾瀬にある山です。日本の山のほとんどが火山活動によってできていますが、尾瀬周辺の山々も火山活動によって作られています。その火山活動により岩石が隆起してできた山が至仏山になります。
至仏山の山頂からは尾瀬ガ原や尾瀬にあるもう一つの百名山「燧ケ岳」を一望でき、奥利根、谷川の山々も眺めることができます。至仏山から見る燧ケ岳の景色が美しく、紅葉の時期は全体が黄金色に輝く尾瀬ヶ原を見ようと季節を通して人気の山です。広々とした山頂なので多少混み合っても充分景色を楽しむことができます。
至仏山頂上付近には蛇紋岩(じゃもんがん)と言われる岩石が多く、とても滑りやすくなっているため注意して歩きましょう。
装備や技術が必要ですが一味違った景色を楽しみたい方は、冬の至仏山に登ってみるのもおすすめです。
至仏山で見られる高山植物は「オゼソウ」「ホソバヒナウスユキソウ」「タカネバラ」など花の宝庫の名の通り多様な花が咲きます。
春(4~6月)
ミヤマキンバイ、リュウキンカ など
夏(7~8月)
オゼソウ、ホソバヒナウスユキソウ、タカネバラ など
秋(9~11月)
ツリガネニンジン、イワショウブ など
至仏山への主要コースをご紹介します。時間があれば尾瀬ヶ原や尾瀬沼の山小屋に1泊し、燧ケ岳に行くのも良いでしょう。
至仏山へ行くのによく使われるコースです。お花畑や所々に咲く花や植物を楽しめます。
トイレは鳩待峠を出ると山ノ鼻小屋にあります。
山ノ鼻までは急登が続きますが木の階段で整備されている箇所もあるので歩きやすくなっています。
逆回りになる鳩待峠→子至仏山→至仏山コースは下山コースになる至仏山から山ノ鼻までが登り専用になっているため下山ができなくなっていますので注意しましょう。
至仏山で充分楽しんだ帰りは、汗を流して着替えたいですよね。
日帰り入浴可能な温泉をご紹介します。
※料金や営業時間などの情報が古い場合がございます。直接ご確認くださいませ。
登山をする上で天気はもっとも重要な情報と言えます。平地は晴れていても山は雨なんてことも多々あります。特に夏の天気は変わりやすいため事前に天気の状況を把握しておきましょう。
全国レジャースポットの詳しい天気予報を掲載している「てんきとくらす」を参考にしています。
至仏山(しぶつさん)の天気を見る
(てんきとくらす)
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