HIKES > 全国の山情報 > 尾瀬・那須の登山情報 > 尾瀬ヶ原(おぜがはら)の登山情報
尾瀬にある大湿原の中心ともいえる尾瀬ヶ原。
季節ごとに彩る高山植物は訪れる人々を魅了します。
整備された道は登山初心者でも歩きやすいため、一年を通じて多くの人が訪れます。
透き通った空気、咲き誇る花、空を覆いつくす星々…。
心身ともに癒される尾瀬ヶ原ハイキングの魅力をお伝えいたします。
尾瀬ヶ原の場所や特徴、山で見られる植物など基本情報をご紹介します。
尾瀬は福島県、新潟県、群馬県の3県にまたがる標高1,600mにある盆地状の高原です。
日本百名山である至仏山、燧ケ岳など2,000m以上の山々に囲まれています。
至仏山や燧ケ岳をバックにミズバショウが写っている写真。
ハイキング好きなら一度は見たことがあるのではないでしょうか。
その撮影スポットになっているのが尾瀬ヶ原です。
中でも上田代・中田代から竜宮十字路付近がもっとも見晴しがよく、花が一番多く咲いている場所です。
尾瀬ヶ原は木道でしっかり整備されているため初心者の方でも歩きやすくなっています。
ただ、木道は乾いていれば問題ないのですが、雨や霜で濡れていると、とても滑りやすいため注意して歩きましょう。
体力がなくなってくると踏ん張ることができなくなってくるため、転んでしまう方もちらほら見かけます。
四季折々の姿を見せてくれる尾瀬ヶ原は3シーズン(春・夏・秋)楽しむことができることでも有名です。
一番多くの人が訪れる時期はミズバショウが咲き始める5月下旬~6月中旬ごろです。
全国各地からミズバショウを目当てに集まります。
ミズバショウは梅雨の時期になるため、せっかく予定していたのに天気が崩れてしまい雨の中のハイキング…なんてことも。
また、気温によって咲くタイミングが早かったり、遅れたりするので開花ピークに休みを合わせるのがなかなか難しかったりします。
梅雨が明ける7月中旬ごろにはニッコウキスゲが咲き、尾瀬に夏の始まりを告げてくれます。
夏の尾瀬は様々な花で尾瀬を彩ってくれるためミズバショウしかまだ見ていないという方は夏の尾瀬を楽しむのもおすすめです。
秋(10月~11月)になると湿原地帯一体が黄金色になる草紅葉が見られます。その景色はまるで風の谷のナウシカのラストシーンみたいで感動を与えてくれます。気温は零度近くまで下がるため防寒対策をしっかりして行きましょう。
秋は空気が澄んでいるため、星がとても綺麗に見られます。
尾瀬ヶ原にある山小屋で1泊し、ゆっくり星空を眺めながら山仲間と語り合うのも楽しみの一つですね。
尾瀬ヶ原は数多くの湿原植物が咲いており四季折々の姿をわたしたちに見せてくれます。
春(4~6月)ミズバショウ、リュウキンカ など
夏(7~8月)カキツバタ、ニッコウキスゲ など
秋(9~11月)ヒツジグサ、草紅葉 など
尾瀬ヶ原への主要コースをご紹介します。時間があれば山小屋で1泊して尾瀬ヶ原を満喫しましょう。
【コース】
鳩山峠→山ノ鼻→ヨッピ橋→見晴→山ノ鼻→鳩待峠
【標高差】201m
【歩行距離】19km
【歩行時間】6時間20分
【登山レベル】初心者向け
尾瀬ヶ原を一周するコースです。
日帰りも可能ですが鳩待峠から往復で19Kmと距離もあるため、帰る場所によっては夜中に帰宅する可能性もあります。
無理せず尾瀬ヶ原の山小屋で1泊してゆっくり楽しむことをおすすめします。
山ノ鼻小屋
【料金】1泊2食付:8,640円 素泊:5,400円 ※入浴有。日帰り入浴可@500円(せっけん・シャンプーNG)
【収容人数】100名
【WEBサイト】山ノ鼻小屋のホームページへ
尾瀬ロッジ
【料金】1泊2食付:9,000円 素泊:6,000円
【収容人数】100名 ※全個室
【WEBサイト】尾瀬ロッジのホームページへ
龍宮小屋
【営業期間】4月下旬~11月上旬(予約制)
【料金】1泊2食付:9,000円 素泊:6,300円
【収容人数】80名
【WEBサイト】龍宮小屋のホームページへ
尾瀬小屋
【料金】1泊2食付:9,000円 素泊:6,500円
【収容人数】200名
【WEBサイト】尾瀬小屋のホームページへ
弥四郎小屋
【料金】1泊2食付:9,000円 素泊:6,300円 ※入浴有(せっけん・シャンプーNG)
【収容人数】250名
【WEBサイト】弥四郎小屋のホームページへ
第二長蔵小屋
【営業期間】例年5月中旬~10月下旬ごろ
【料金】1泊2食付:8,000円
【収容人数】98名
【WEBサイト】第二長蔵小屋のホームページへ
※山小屋の情報が古い場合がございます。直接ご確認くださいませ。
①登山する際は必ず地図を持っていきましょう。※コンパスもあるのがベストです。
②山歩きの基本3大装備「登山靴」「ザック」「レインウェア」は準備して登山に挑みましょう。※行程や季節により異なりますので山行計画に合った装備や道具を準備しましょう。
④登山に慣れていない方は、できるだけ経験者と行くようにしてください。
⑤危険を感じたら引き返すことが大事です。
⑥冬や残雪期の登山は技術や装備が必要です。無理な計画をせずにご自身に合った登山計画を立ててください。
⑦雨や霜、残雪時で濡れた木道は大変滑りやすいので転ばないよう注意して歩きましょう。
尾瀬ヶ原で充分楽しんだ帰りは、汗を流して着替えたいですよね。
日帰り入浴可能な温泉をご紹介します。
【料金】大人 500円
【営業時間】10:00~18:00(冬期は12:00~19:00)
【定休日】夏期:第2・第4水曜日 冬期:毎週水曜日
【設備】内湯・休憩室
【料金】大人650円 5時間以内
【営業時間】10:00~21:00 (夏季4月~10月) 10:00~20:00(冬期11月~3月)
【設備】内湯・露店風呂・休憩室
【料金】大人560円 2時間以内、880円 4時間以内
【営業時間】10:00~22:00
【定休日】毎月第2火曜日(8月は無休)
【設備】内湯・露店風呂・休憩室
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登山をする上で天気はもっとも重要な情報と言えます。
平地は晴れていても山は雨なんてことも多々あります。特に夏の天気は変わりやすいため事前に天気の状況を把握しておきましょう。
全国レジャースポットの詳しい天気予報を掲載している「てんきとくらす」を参考にしています。
てんきとくらす
尾瀬を訪れたら是非食べてみたい一品をご紹介いたします。
帰る前に食べておきたい!大人気の花豆ソフトクリーム
【料金】花豆ソフトクリーム ¥400
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