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奥穂高岳(おくほたかだけ)

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日本第3位の高峰「奥穂高岳」雄大に聳え立つ姿に圧巻

【山域】北アルプス南部【標高】3,190m
奥穂高岳(おくほたかだけ)

日本の中央にあり3,000m級の山々が連なる北アルプス。その最連峰が奥穂高岳(おくほたかだけ)です。標高3,190mと富士山、南アルプスの北岳につぎ、日本第3位の高峰です。
また、剣岳や谷川岳と並ぶ「日本三大岩場」でもあります。険しい岩稜を乗り越えた先にある360℃大パノラマの光景は、奥穂高岳(おくほたかだけ)頂上でしか味わえない世界があなたを待っています。

奥穂高岳(おくほたかだけ)への主要コース

奥穂高岳(おくほたかだけ)へのコースはいくつかあります。
いずれも岩登りがあり、ヘルメット装着が必須の熟練・上級者向けのコースになりますので
ご自身のレベルに合わせた無理ない計画をたててください。

上高地~涸沢カール~ザイテングラート~奥穂高岳往復コース

奥穂高岳(おくほたかだけ)のコースで一番王道なのが、上高地から出発し、涸沢ヒュッテ~ザイテングラート~奥穂高岳の往復コースです。上高地は観光地としても有名で、夏や紅葉を見るために登山客以外でも多くの人で賑わいます。
その上高地から涸沢カールまでの道はよく整備されており、距離は長いですがさほど難しいコースではありません。登山レベルが初級~中級の方は涸沢カールをゴールとし、山小屋泊(涸沢ヒュッテや涸沢小屋)やテント泊で美しい景色をみながら乾杯するというのも充分楽しむことができます。

涸沢カールからザイテングラートへの道はガレ場が続き歩きにくくなっていますが、
緩やかに登っていくので大きな危険個所はないです。
ザイテングラートから奥穂高山荘までは本格的な岩登りになります。

ザイテングラートは整備はされているものの人による落石事故が多く、石を蹴ってしまったり浮石に乗っかり落石をさせてしまった、ということがありますので注意しながら登っていきます。

ザイテングラートを超えれば奥穂岳山荘に到着です。
奥穂高岳頂上に向けてしっかり休憩と準備をしておきます。
奥穂岳山荘からの景色もとても素晴らしいです。

奥穂高岳山荘から奥穂高岳頂上へは梯子とクサリ場があり、シーズンには渋滞が予測されます。
道を譲るときにバランスを崩さないよう注意しましょう。
難関といわれる梯子や鎖場を登りきれば奥穂高岳頂上です。

帰りも来た道を往復することになりますが、滑落事故は下山時に多いので
登りの時より慎重に注意して降りましょう。

奥穂高岳を登り終えた後の一杯は格別です。

上高地~涸沢カール~ザイテングラート~奥穂高岳往復コースの標準タイム

経過時間 場所 ポイント
【1日目】START! 上高地 発 上高地までのアクセスはこちら
60分 明神分岐 着 トイレあり
60分 徳沢 着 トイレあり 徳沢園のカフェがオススメ
20分 新村橋 着 道標をみて横尾を目指そう
50分 横尾 着 トイレあり、横尾山荘あり、横尾以降は山道になります。
60分 本谷橋 着 橋の下で昼休憩している人多い
120分 涸沢 着 少しガレ場がありますが危険個所はなし
合計370分 山小屋、テント泊 食事は涸沢ヒュッテや涸沢小屋で販売している。
【2日目】START! 涸沢 発 重い荷物は置いて可能な限り荷物は軽く。
180分 ザイテングラート 着 ガレ場が続きます。雪渓にも注意
80分 奥穂高岳山荘 着 落石に注意
50分 奥穂高岳山頂 着 梯子、鎖場あり。滑落事故多い。
30分 奥穂高岳山荘 着 梯子、鎖場あり。登り時より注意。
70分 ザイテングラート 着 落石をおこさないよう注意。
60分 涸沢 着 一息ついて休憩。
合計470分 山小屋、テント泊 ゆっくり休む。
【3日目】START! 涸沢 発 忘れ物ないようにチェック。
70分 本谷橋 着 橋の下で休憩している人多い
50分 横尾 着 トイレあり、横尾山荘あり。
50分 新村橋 着 道標をみて横尾を目指そう
20分 徳沢 着 トイレあり 徳沢園のカフェがオススメ
60分 明神分岐 着 トイレあり
70分 GOOL! 上高地 着 上高地からの景色も最高。
合計310分 上高地 食事、トイレ、お土産買える。

西穂高岳~ジャンダルム~奥穂高岳コース

西穂高岳(にしほだかたけ)と奥穂高岳(おくほだかたけ)との縦走路途上にある
岩好きクライマーなら一度はチャレンジしたいジャンダルム。
大きく切り立った岩は圧巻ですね。滑落事故も多く難関コースのため初心者の方は通行不可になります。
ロープやヘルメットなど必要な装備を整え、軽量化で歩く必要があります。
しっかりと技術を身につけ、経験豊富な熟練者と行くことをオススメします。

西穂高岳から奥穂高岳へ行くには、まずは西穂山荘で泊まり、
しっかりと体を休めてから奥穂高岳を目指します。
天気が悪かったり、風が強い日は避け万全な状態で望みましょう。

西穂高岳~ジャンダルム~奥穂高岳コースの標準タイム

経過時間 場所 ポイント
【1日目】START! 新穂高 発 新穂高ロープウェイを利用
20分 西穂高口 着 水場あり
90分 西穂山荘 着 テント30張
【2日目】START! 西穂山荘 発 ヘルメット、ロープ必須。荷物は軽量化
90分 西穂独標 着 ガレ場続く
90分 西穂高岳 着 赤岩岳、間ノ岳を超える。
180分 天狗のコル 着 ジャンダルムを超える。
210分 奥穂高岳 着 景色最高!
30分 奥穂岳山荘 着 ほっと一息。
合計600分 奥穂岳山荘 泊
【3日目】START! 奥穂岳山荘 発
270分 白出沢出合 着
90分 GOOL! 新穂高 着
合計360分 新穂高

奥穂高岳(おくほたかだけ)のお立ち寄り温泉

奥穂高岳で十分楽しんだ帰りは、汗を流して着替えたいですよね。
コース別に日帰り入浴可能な温泉をご紹介します。

上高地から帰る時のお立ち寄り温泉

上高地アルペンホテル
森のリゾート小梨・小梨の場
【平湯温泉】ひらゆの森
【平湯温泉】平湯の湯
【平湯温泉】神の湯
【平湯温泉】平湯バスターミナル露天風呂
【さわんど温泉】梓湖畔の湯
【さわんど温泉】上高地ホテル

新穂高から帰る時のお立ち寄り温泉

新穂高の湯
ひがくの湯
深山荘
槍見の湯 槍見舘
新穂高ビジターセンター 神宝乃湯

料金や営業時間などの情報が古い場合がございます。直接ご確認くださいませ。

奥穂高岳(おくほたかだけ)の天気

登山をする上で天気はもっとも重要な情報と言えます。平地は晴れていても山は雨なんてことも多々あります。特に夏の天気は変わりやすいため事前に天気の状況を把握しておきましょう。
全国レジャースポットの詳しい天気予報を掲載している「てんきとくらす」を参考にしています。

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