HIKES > 全国の山情報 > 八ヶ岳の登山情報 > 硫黄岳(いおうだけ)の登山情報
アルプスの山々と同じくらいの人気を誇る八ヶ岳。硫黄岳は八ヶ岳エリアの南にある南八ヶ岳の主脈の一つで、日本百名山の赤岳→横岳→硫黄岳と南八ヶ岳の主峰を縦走するコースの一つです。
縦走する場合は、岩場や鎖場があるため登山経験が必要な中級者向けのコースになりますが、硫黄岳を目指す美濃戸口ピストンコースは、初級者でも登頂可能なレベルなので八ヶ岳デビューにおすすめなコースです。
硫黄岳の場所や特徴、山で見られる植物など基本情報をご紹介します。
硫黄岳は、長野県にある標高2,760 mの山です。南八ヶ岳に位置する火山群です。そのため、巨大な爆裂火口跡があり、断崖絶壁となっています。
硫黄岳は、山容がなだらかなため登りやすく、危険箇所や迷う所もないため横岳、赤岳を目指さなければ登山初級者の方でも登れる山です。
山頂にある硫黄岳山荘か、硫黄岳の手前にある赤岳鉱泉に1泊することでのんびりと満喫することができます。頂上からは、赤岳や阿弥陀岳などの八ヶ岳連峰、さらに奥にはアルプス系の高峰まで眺めることができます。
硫黄岳山荘に泊まった時は朝焼けを是非見てください。
まるで絵画のような美しい景色が待っています。
硫黄岳から横岳に行く稜線沿いには多様な高山植物が咲いています。横岳へ行かなくても硫黄岳山荘付近でも十分植物を鑑賞できます。
夏(7~8月)ツクモグサ、ウラシマツツジ など
秋(9~11月)ウメバチソウ、ウメバチソウ など
硫黄岳の主要コースをご紹介します。美濃戸口から出発するコースが一般的で1泊して縦走する方が多く、山小屋泊、テント泊と可能です。交通機関を利用する場合はバスの時間もあるため無理ない登山計画をたてましょう。
トレッキングの経験があれば問題なく行ける登山初級者向けのコースです。ただし、登山装備は必須です。美濃戸山荘では北沢、南沢とコースが分かれているため間違わないよう注意してください。
北沢コースは、最初は林は続き徐々に沢沿いを歩きます。川のせせらぎを聞きながら、登山を楽しめます。
赤岳鉱泉は広々したキレイな山小屋で設備も充実しています。冷たい水が豊富に出ていますので水の補給を忘れずに。
赤岳鉱泉はテント場広く、誰もが使える屋内スペースもあるためテント泊がおすすめです。
2016年10月に行った時はテント泊をし、山ごはんは鍋を作り、夜空に輝く星を見て楽しんできました。
【交通機関を利用される方】
・電車でJR中央線「茅野駅」下車後、バス(美濃戸口線)で約50分で美濃戸口に到着。
・美濃戸口より徒歩、またはタクシーでやまびこ村、美濃戸山荘まで行きます。
※美濃戸口からやまびこ村まで徒歩で約1時間かかります。
【バス時刻】年度毎に変更するためサイトでご確認ください。
アルピコグループの時刻表ポータルサイト アクセス信州
※バスの時刻は毎年更新されますのでバス会社にご確認くださいませ。
【お車でアクセスされる方】
中央道諏訪南ICから約30分
駐車場:八ヶ岳山荘30台、蓼科観光駐車場120台
徒歩の場合、1時間かかるため美濃戸口からやまびこ村までは車で行くのがおすすめです。
ただし、道が凸凹なため、車高の低い車だと傷つけてしまう可能性があるため注意しましょう。
駐車場は「赤岳山荘」と「やまびこ村」の2箇所あります。
美濃戸山荘
美濃戸山荘(標高 1,760m)は南沢・北沢の分岐点にある八ヶ岳の登山口です。
下山後に食べるソフトクリームが美味しい。
【営業期間】山小屋にお問い合わせください
【料金】1泊2食 8,500円
【WEB】美濃戸山荘
硫黄岳山荘
※山小屋の情報が古い場合がございます。直接ご確認くださいませ。
①登山する際は必ず地図を持っていきましょう。※コンパスもあるのがベストです。
②山歩きの基本3大装備「登山靴」「ザック」「レインウェア」を準備して登山に挑みましょう。※行程や季節により異なりますので山行計画に合った装備や道具を準備しましょう。
③登山届けの提出、山岳保険も忘れずに。
④登山に慣れていない方は、できるだけ経験者と行くようにしてください。
⑤危険を感じたら引き返すことが大事です。
⑥冬や残雪期の登山は技術や装備が必要です。無理な計画をせずにご自身に合った登山計画を立ててください。
硫黄岳を十分楽しんだ帰りは、汗を流して着替えたいですよね。日帰り入浴可能な温泉をご紹介します。
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登山をする上で天気はもっとも重要な情報と言えます。平地は晴れていても山は雨なんてことも多々あります。特に夏の天気は変わりやすいため事前に天気の状況を把握しておきましょう。
全国レジャースポットの詳しい天気予報を掲載している「てんきとくらす」を参考にしています。
硫黄岳の天気を見る
(てんきとくらす)
美濃戸口ではお洒落なレストランで食事することができます。
八ヶ岳山麓のオーベルジュで食べるカレー
食事の後は、これも食べておきたい!
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