ザックやウェアを揃えるときどの登山ブランドにしようかと悩みますよね。登山を快適にする装備選びはとても重要なこと。機能的なものはもちろん、おしゃれでタウンユースでも使用できるものを選ぶ方も増えています。今回は定番アウトドアブランドの紹介とそのブランドの人気アイテムをご紹介します。自分好みの登山ブランドを探すヒントにしてください。
登山するなら知っておきたい定番メーカー
Mon-bell(モンベル)
Mon-bell(モンベル)は日本発のアウトドアトップブランドで「function is beauty(機能美)」と「Light & Fast(軽量と迅速)」をコンセプトに商品開発を行っているブランドです。コストパフォーマンスがいいのも特徴です。
Mon-bell(モンベル)の魅力は「環境への対応力」です。自然の中、特に山の天気は変わりやすいものですが、Mon-bell(モンベル)の商品は雨や雪、自然災害にも対応するための工夫がなされています。フリースも人気で厚みや機能性の違うストレッチ性を持つフリースが8種類もラインナップしています。シュラフも人気の高い商品です。
コストの良さと登山装備一式が揃っているので最初の登山装備を購入するときに重宝されています。
karrimor(カリマー)
karrimor(カリマー)はアルピニズム発祥の国イギリスのアウトドアブランドです。当初はサイクルバッグからスタートし、リュックサックの分野に進出しました。karrimor(カリマー)のブランド名は「carry more(もっと運べる)」が語源となっており、その名のとおりザックのラインナップが豊富です。
ヒマラヤ登山隊をはじめ、多くの先鋭クライマーや冒険家たちのバックアップをしてきた信頼のおけるブランドです。
さすがバッグメーカー。使いやすさ抜群で体形にぴったりのものを選べます。デザイン性も優れ、安定した背負い心地を実感できます。
Marmot(マーモット)
Marmot(マーモット)はアメリカのアウトドアブランドで、ゴアテックス素材を最初に使用したことで有名です。また、日本企画展開があるので日本人の体形にぴったり合うサイズを見つけやすいことも特徴です。
Marmot(マーモット)の商品は「登山用品のユニクロ」と評されるほど高機能でお手頃価格なのが特徴です。斬新なデザインが多いので個性をアピールしたい人におすすめのブランドです。
商品の中でも人気なのはダウンではないでしょうか。最高級ダウンを使用し、機能性と軽量性の両方が実現しています。
Mammut(マムート)
Mammut(マムート)はスイスで設立されたグローバルプレミアムアウトドアブランドとして高い評価を得ています。「EIGER EXTREME」シリーズはヒマラヤなどの過酷な環境でも実際に使われる本気登山に使われるほどの信頼性があります。
機能性だけでなく、ロゴのマンモスがかわいいと女性にも人気です。身体の小さな日本人にも合うように「日本人企画」プロダクトもあり、フィット感が断然違います。
Mammut(マムート)のおすすめは軽量で温かいフリース「ゴブリンジャケット」と登山靴です。同じスイスの登山靴メーカー「ライケル」を買収し、その技術を活かしているため防水性、はき心地、デザイン性にも優れています。
Millet(ミレー)
Millet(ミレー)は軍事用援助物資を入れるバッグの製造から始まりショルダーバッグから始まったフランスのブランドです。オリジナルコンセプトに基づいた強固なフレームのザックを生み出し、世界最高地点の無酸素単独登頂のエクスペディションをサポートしたことも有名です。
クセのないデザインが受け入れやすく、特に中高年の支持が厚いブランドです。他社にはなかなか見ない「白」のウェアを積極的に出しています。
最近ではドライナミックメッシュというアンダーウェアが注目されています。
The North Face(ザ・ノースフェイス)
The North Face(ザ・ノースフェイス)は米国サンフランシスコ発の妥協を許さない高機能を追及し、テクノロジーの限界に挑戦してきた世界のアウトドア老舗ブランドです。シェラ・パーカーや世界初のドーム型テント「オーバルインテンション」を開発したことでも有名です。
マウンテンパーカーは機能性とファッション性を兼ね備えているので登山時だけでなく、普段着の防寒着としても人気があります。ビジネスシーンでも違和感なく使えるリュック(shuttleシリーズ)をはじめ、トレッキングや泊まりの登山にも使える30Lモデルまでザックの種類が豊富です。
山だけではなく普段着としても人気なアウトドアの定番中の定番ですね。
山でも街でも使える人気ブランド
山と道
山と道は2011年に夫婦二人で始まったハイキングのメーカーで、バックパックやサコッシュを中心に機能的でユーザー目線の商品開発をしています。一般のライトユーザーだけでなく、「TJAR」というかなり激しい耐久レースの出場者からも厚い支持を得ています。
彼らの信条は「ウルトラライトスタイル」。つまり軽量なギアで山を歩く、そうすると軽快に歩ける、そして山登りが楽しくなるといいます。
山と道は家内制手工業的な少量生産なので商品が品切れしていることも珍しくない面白いブランドです。鎌倉にある唯一のショップかオンラインショップ販売で購入することができます。
RawLow Mountain Works(ロウロウマウンテンワークス)
RawLow Mountain Works(ロウロウマウンテンワークス)の語源は「Raw(フレッシュ)+Low(未開)」を掛け合わせ「フレッシュで未開発なところから高い頂のてっぺんを目指そう」で熱い思いが込められたブランドです。
すべてのバッグ製品は東京下町の工場で職人さんにより丁寧に一つひとつハンドメイドされています。
RawLow Mountain Works(ロウロウマウンテンワークス)の代名詞ともいえるアイテムは「タビチトート」です。どのバッグもユニークなデザインではありますが、バッグデザイナーが素材や耐久性も試行錯誤して生み出された商品がいっぱいです。
and wander(アンドワンダー)
and wander(アンドワンダー)は2011年に東京でスタートしたアウトドブランドで、精錬されたデザインの機能美のウェアは幅広いシーンに対応しフィールドだけでなく街でもおしゃれに着られます。
ISSEY MIYAKEのデザインチームに所属していたデザイナーがパリコレブランドで培った経験と山で得た肌感覚を融合させ唯一無二のアウトドアウェアやギアを生み出し、高く評価されています。
取り扱うアイテムの幅は広く、タウンやキャンプ、厳しい登山までさまざまなシーンに合ったものが揃っています。人気はサコッシュやバックパックです。
まとめ
登山装備の機能は数十年前に比べると飛躍的に向上しています。山ガールやULの影響を受け見た目のデザイン性にこだわったアイテムが増えています。本格的な登山をしない限りはどれも横一線とも言えますね。
選ぶポイントは「価格との相談」「見た目の好み」「着心地感」が重視されるのではないでしょうか。お店で購入する場合は店員さんに相談しながら決めるのもいいですよ。通販で買う場合はギアに詳しい山仲間に聞いてみましょう。
これから登山を続ける場合は登山三種の神器と呼ばれる「登山靴」「ザック」「レインウェア」の三つは良いものを選んだ方が後々のためにもなりますので、じっくり検討してみてはいかがでしょうか。
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— 宮本 将弘 (@masa_yco) December 28, 2019
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