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登山のマナーやルールを知っておこう!山でのあいさつや動植物への対処法

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登山のマナーやルールを知っておこう!【登山初心者】

ものごとにマナーやルールがあるように登山にもマナーやルールがあることをご存知でしたか?山岳会や登山サークルや友人などから教えてもらわない限り山のマナーやルールを聞く機会は少ないです。

絶対厳守!ということではありませんが、みんなが登山を快適にするために、一定の基準が必要です。基礎知識として山のマナーやルールを覚えておきましょう。

山でのあいさつ

初めて山登りする人がまず驚くのは山ですれ違う人との挨拶ではないでしょうか。
街中では挨拶なんてしないので不思議な光景として映るのかもしれません。

基本的には「こんには」「おはようございます」とすれ違う人に対してあいさつします。
ハイキングがメインの山道で、人が多いときはあいさつなしでも構いません。状況に応じて判断しましょう。

では、なぜあいさつをするのでしょうか?
山であいさつをすることにはもちろん意味があります。

山であいさつをする意味や効果

山でのあいさつは一般的に下記のような効果や意味があると言われています。

①安全確認のため
万が一遭難した場合、挨拶した人が覚えていることもありますので捜索のヒントになる可能性があります。

②警戒心を解くため
人が少ない山でソロ登山をすると、「人」に対しても警戒してしまいがちです。
あいさつすることで不安がなくなることもあります。

③情報共有のため
登山していると
目的地まであとどれくらいなんだろう?
道は間違っていないだろうか?
などと不安になることがあります。
あいさつすると話かけやすい状況になるため、軽い会話をすることで情報共有ができます。

④なんといっても気持ちいい!
あいさつするだけで気持ちいいです。時には返事がない場合もありますが、聞こえてなかったり、登りでしんどいから余裕がなかったりなど色々ありますので気にしないようにしましょう。

ごみは捨てずに必ず持ち帰る

街中でも一般常識ですが、山でごみを捨てるのはNGです。
山小屋で買ったものに関しては引き取ってくれる場合もありますが、基本的には山小屋で捨てるのもNGです。山に行く際はゴミ袋用のビニール袋を用意し、家に持ち帰って捨てましょう。
アメ袋など小さなものは風で飛ばされやすいのでご注意ください。

基本的には登りの人を優先する

登山では基本的に登りの人が優先です。
登りの方は下を向いて歩きがちなのでこちらに気づかない場合もあるため、道が狭い時は道を譲るようにしましょう。
道が極端に狭く、譲るスペースがない場合は無理して危険なところに移動せず、お互いの安全を確保してから譲り合うことが大事です。

譲ろうとしても登りで疲れていて休憩したい方もいますので状況に合わせた判断が必要です。

登山道をふさがない

登山道は道幅が狭く二人並ぶだけで道がふさがってしまいます。話ながらの登山は楽しいですが、道が狭い場合は横に並ばずに道をふさがないようにしましょう。
また、人数が多いツアーや団体の場合はどうしても歩くペースが遅くなってしまいます。そのため後ろがつまってしまい渋滞になってしまうなんてことも。後ろからペースの速い人が来た場合は、状況に合わせて先に行ってもらうようにします。最初は譲るタイミングがわからないので登山に慣れている方と一緒に行き徐々に覚えていくようにします。

写真撮影に夢中になって道をふさいでしまうこともありますので、周囲に気を配ることを忘れないよう心掛けしましょう。

植物を採ったり、動物にエサを与えたりしない

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-週末登山-さん(@masa_yco)が投稿した写真 –

山に生殖している花や植物には希少価値の高いものもあります。また尾瀬のように国立公園特別保護地区に指定され、「自然保護法」のもと植物の採取や損傷させることを禁止されています。登山道を離れないよう歩きましょう。
また、山ではシカやカモシカなど動物に遭遇する場合もありますが、環境変化の可能性もありますので食べ物を与えないようにしましょう。

まとめ

今回ご紹介しました山のマナーやルールは難しいことでも、必ず実行しなければいけないことでもありません。安全を第一優先に考え、状況に合わせて判断してください。あいさつがなかったり、登りなのに譲ってもらえなかった場合でもイライラせず、気付かなかったかもしれないと気にしないようにしましょう。山のマナーやルールはみんなが登山を快適かつ安全にするためのものです。他の人への気遣いや自然を大事にする心を忘れず登山を楽しんでください。

参考サイト

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