【登山マンガ】狐と狸の化かし合い。勝負の行方は? | 山ハレ鳥トケ - 山歩きと暮らしのマガジン

【登山マンガ】狐と狸の化かし合い。勝負の行方は?

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登山マンガ第7回のテーマは「狐と狸の化かし合い」です。山でたまに遭遇する動物たちは普段どんなことをして過ごしているのでしょう。中には昔話さながら、いたずら好きな動物もいるかもしれませんね。

【登山マンガ】狐と狸の化かし合い。勝負の行方は?

狐と狸が化けるようになった由来

昔話でもよく登場する狐と狸は、悪賢く人を騙して遊んでいるイメージがありますよね。狐は女性に化けて人を誘惑し、狸は男性に化けて人を騙していたそうです。

実物はとても可愛い狐と狸。そもそも何故化けるようになったのでしょうか?諸説は様々ですが、面白い由来があります。

昔は神様の使いとして神聖な動物だった狐

はるか昔の日本は自然信仰が盛んで恵みを与えてくれる山や海を神様として崇めていました。弥生時代のころ稲作が中国から伝わり、日本でも稲作が栄えるようになります。そこから徐々に稲作・農業の神様として「お稲荷さん」として有名な稲荷信仰が全国に広まります。

そのお稲荷さんの神様に使えていたのが、稲荷狐と呼ばれる狐だったのです。稲の害獣になるネズミを食べてくれるので、狐は稲を守ってくれる神様の使いのように映っていたかもしれません。全国の稲荷神社には神聖な動物として狐が祀られています。

一方、そのころはまだ狸の逸話がありませんでした。(もし縄文〜弥生時代の狸の話がありましたら教えてください)

仏教と神道の習合で狐と狸は化けるようになった

狐と狸が化けるようになったのは中国の仏教が伝わり始めた飛鳥時代のころだと言われています。

中国の神話に登場する「九尾狐狸(きゅうびこり)」という9本の尻尾をもつ狐の妖怪が、絶世の美女に化けて国を転覆させるという伝説があります。その話も日本に伝わってきたのです。

「九尾狐狸」の漢字をよくみると「狐狸」と書いてあります。この「狐狸」が日本に伝わる際になぜか「狐」と「狸」に分かれ、人を化かすようになったとされています。

日本の有名な話に、平安時代末期のころ「玉藻前(たまものまえ)」という美女が、鳥羽上皇の寵姫になります。それ以来、鳥羽上皇は病に伏せってしまい、異変に気づいた部下が陰陽師の安倍泰成に相談し、玉藻前が狐の化け物だと見抜きます。

その後、現在の栃木県那須郡あたりに逃げた玉藻前の討伐に成功します。玉藻前の最後は殺生石という近づく者の命を奪う巨大な石に変化したと伝えられています。現在も那須湯本温の観光スポットとして殺生石が存在しているので興味ある方は那須岳の帰りにでも立ち寄ってみてください。

狸の話で有名なのは四国に伝わる「隠神刑部(いぬがみぎょうぶ)」ではないでしょうか。四国にはなぜか狸にまつわる逸話が多く残されています。「隠神刑部(いぬがみぎょうぶ)」は八百八匹の狸の総大将の化け狸として恐れられていましたが、藩士の稲生武太夫に倒されてしまいます。

「八百八狸物語」として伝説が語り継がれています。スタジオジブリが手がけた平成狸合せんぽんぽこも狸の話ですね。狐はスマートに化けて、狸は少し抜けてるイメージがあるかもしれません。

狐と狸は昔話の人気者

「狐七化け、狸は八化け」という言葉があるように、化かすことが上手い狐と狸は日本の各地の昔話や民話に登場するようになりました。あまり人になつかないことから、妖怪のたぐいに見えたのかもしれませんね。

今回のマンガのように現代を生きる狐と狸はSNSで人を化かしているかもしれないので、情報を鵜呑みにしないよう気をつけましょうね!

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山ハレ鳥トケ編集長。壮大な景色も好きだけど、山の中の小さな世界に魅力を感じます。里山、山城、街道など山と人の間を巡る山歩き紀行を書いてます。

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