日光白根山(にっこうしらねさん)の登山・トレッキング[歴史,コース,温泉,グルメ] - HIKES[ハイクス]

日光白根山(にっこうしらねさん)

HIKES >  全国の山情報 >  関東の登山情報 >  日光白根山(にっこうしらねさん)の登山情報

ロープウェイで関東の最高峰「日光白根山」へ!天空の足湯やカフェも満喫

【山域】日光山系【標高】2,578m

日光白根山(にっこうしらねさん)

日光白根山は日本百名山に数えられる、関東以北で一番高い山です。かつては信仰の山として早朝から夕方まで歩き通しで登っていた厳しい山でしたが、現在はロープウェイで標高2,000mまで一気に登れ、日帰りで気軽にアプローチできる山となっています。

この記事では、天空の足湯やカフェも楽しめる日光白根山の登山コースやおすすめポイントを紹介します。



日光白根山(にっこうしらねさん)の基本情報

日光白根山の場所や特徴、山で見られる植物など基本情報をご紹介します。

日光白根山(にっこうしらねさん)の場所

日光白根山は群馬県利根郡片品村と栃木県日光市の境に位置する、日光火山群のひとつ。
日光火山群は男体山や女峰山といった標高2,000m級の山々が連なる東日本有数の山塊です。
その中でも最奥に位置する日光白根山は、別名「奥白根」とも呼ばれます。

山頂付近は森林限界を超える岩稜帯のため、日本アルプスにも似た雄々しい山容に目を奪われますよ。

日光白根山(にっこうしらねさん)の歴史や特徴

日光白根山(にっこうしらねさん)の歴史

「白根山」という山名の由来は、山麓が白い溶岩で覆われていることです。他にも「草津白根山」など同じ白根山という名前の山が多くあるため、区別して「日光白根山」と呼ばれます。

古代から何回も噴火を繰り返してきた日光白根山は「二荒山(ふたあらさん)」とも呼ばれ、昔から降灰による農作物への被害が出ないよう登拝して祈願していたそう。

最後の噴火は明治22(1889)年と記録されていますが、近年でも2001年や2011年に地震が発生している生きた火山です。

山岳信仰もさかんで、山中には登山道のほかに山岳信仰の文化財を巡る「史跡散策コース」も整備されています。

ロープウェイ山頂駅すぐの場所には二荒山神社が鎮座していますので、登山前にお参りしてみてはいかがでしょうか。

日光白根山(にっこうしらねさん)の特徴

日光白根山は美しくも荒々しい景観と豊富な高山植物が特徴で、昭和32年に国立公園の特別保護区に指定されています。

主峰の標高は2,577mと関東以北の山の中でいちばん高い山で、深田久弥の選んだ日本百名山の一つです。
外輪山には五色山、前白根山、座禅山、白根隠山を従え、その内側には弥陀ヶ池、五色沼といった湖沼があり、主峰へのピークハントだけではない周遊の楽しさが味わえます。

また、登山道もきれいに整備されているので歩きやすく、ロープウェイ山頂駅付近には「天空の足湯」「天空カフェ」などゆっくりできる施設も充実。

レジャー目的の観光客からベテランハイカーまでレベルに応じて楽しめる山です。

日光白根山(にっこうしらねさん)山頂上からの景色

森林限界を超える岩稜帯にある山頂からの景色は360°遮るものがない大パノラマ!すぐ下にコバルトブルーの神秘的な五色沼を見下ろし、近くには日光連山の男体山や中禅寺湖を望みます。

さらには、谷川岳、浅間山、燧ケ岳や新潟の山々、そして北アルプスや富士山まで見える日も。山頂直下の岩場の急登の登りはキツいですが、疲れが吹き飛ぶような絶景が待っています。

日光白根山(にっこうしらねさん)で見られる花や植物

日光白根山に多く咲いていることから名付けられた「シラネアオイ」はロープウェイ山頂駅付近の森林に群生しています。

シラネアオイ6月中旬~下旬

コマクサ6月下旬~8月下旬

エゾリンドウ8月下旬~9月下旬

日光白根山(にっこうしらねさん)の主要コース

ロープウェー駅を起点とした周回コースを紹介します。まずは山頂を目指して登り、眼下に見える五色沼へ。

弥陀ヶ池、遊歩道のある七色平を巡りロープウェー駅へと戻る、山頂ピストンより少し長めのコースなので、早めの出発を心がけてください。

白根山~五色沼~弥陀ヶ池周回コース(日帰り)

【出発地】
ロープウェイ山頂駅
【標高差】
588m
【歩行距離】
約8.7km
【歩行時間】
約5時間45分
【トイレ】
野上駅、萬福寺、宝登山山頂、宝登山神社、長瀞駅
【備考】
宝登山小動物公園、宝登山神社周辺に売店があります。
【コース】
山頂駅→七色平南分岐→日光白根山山頂→避難小屋→五色沼→弥陀ヶ池→→七色平→六地蔵→山頂駅

▼日光白根山ロープウェイまでのアクセス情報

【交通機関を利用される方】

日光白根山ロープウェイまではJR沼田駅もしくはJR上毛高原駅からバスを乗り継ぐ方法があります。

①上野駅より高崎線・上越線「沼田駅」下車
②「沼田駅」より路線バス鎌田行きに乗り「鎌田」にて下車
③「鎌田」より路線バス湯元温泉行き「丸山高原」にて下車

その他にも、上越新幹線「上毛高原駅」を利用したルートもあります。
上野駅(上越新幹線)→上毛高原駅→路線バス「鎌田」→路線バス「丸山高原」

鎌田からのバスは季節運行のため事前にチェックしてください。

【参考リンク】
関越交通株式会社 路線バス

【お車でアクセスされる方】

車で日光白根山ロープウェイへアクセスする場合は関越自動車道の沼田ICから約50分ほどで到着します。また、川口JCT→宇都宮IC(宇都宮道路)→清滝ICから60分のルートも利用できます。

丸沼高原スキー場駐車場

【駐車台数】
2400台
【料金】
無料
【トイレ】
あり

【参考リンク】丸沼高原スキー場 アクセス・駐車場

※情報が古い場合がございます。直接ご確認くださいませ。

日光白根山(にっこうしらねさん)の天気

登山をする上で天気はもっとも重要な情報と言えます。平地は晴れていても山は雨なんてことも多々あります。特に夏の天気は変わりやすいため事前に天気の状況を把握しておきましょう。全国レジャースポットの詳しい天気予報を掲載している「てんきとくらす」を参考ください。

日光白根山(にっこうしらねさん)登山時の注意

①登山する際は必ず地図を持っていきましょう。※コンパスもあるのがベストです。
②山歩きの基本3大装備「登山靴」「ザック」「レインウェア」を準備して登山に挑みましょう。※行程や季節により異なりますので山行計画に合った装備や道具を準備しましょう。
③登山届けの提出、山岳保険も忘れずに。
④登山に慣れていない方は経験者と行くようにしましょう。
⑤危険を感じたら引き返すようにしましょう。
⑥冬や残雪期の登山は技術や装備が必要です。無理な計画をせずにご自身に合った登山計画を立ててください。
⑦動物に遭遇してもエサを与えないようにしてください。
⑧ゴミは持ち帰りましょう。

▼山の地図は登山・トレッキングに必ず持参しよう!

▼地図&GPS機能付きスマートウォッチ

SUUNTO(スント)


amazonで購入

日光白根山(にっこうしらねさん)のお立ち寄り日帰り温泉

丸沼高原センターステーション 座禅温泉

丸沼高原センターステーション 座禅温

日光白根山ロープウェイ駅に併設された日帰り温泉。休憩用の広間もあります。

【料金】
大人 700円
【営業時間】
13:00~18:00(最終入場 17:00)
【定休日】
不定休(日光白根山ロープウェー運休日等)
【TEL】
0278-58-2211
【設備】
大浴場、サウナ、食事処、休憩室、レンタルタオル(有料)、シャンプー・リンス、ドライヤー

【公式サイト】丸沼高原センターステーション 座禅温泉
※料金や営業時間などの情報が古い場合がございます。直接ご確認くださいませ。

日光白根山(にっこうしらねさん)のグルメ

日光白根山登山時のグルメをご紹介いたします。

天空カフェ

日光白根山(にっこうしらねさん)

ロープウェイ山頂駅にある、オープンテラスで飲食できるカフェ。

【メニュー】
パスタ ¥1,000
フレンチトースト ¥900
スムージー ¥500
【営業時間】
10:00~15:30
【備考】
メニューや料金、営業時間は変更になる場合があります。詳しくは現地・施設へご確認ください。

【公式サイト】天空カフェ
※料金や営業時間などの情報が古い場合がございます。直接ご確認くださいませ。

日光白根山(にっこうしらねさん)登山のまとめ

ロープウェー利用で2000mまで楽々と高度が稼げるため、日帰りで天空の絶景が楽しめる日光白根山。公共交通機関を使う場合は、都心からでもアクセスに時間がかかるので前泊・後泊で余裕を持った計画を立てましょう。

日光白根山は麓に温泉が多いのも魅力的です。湯元温泉や座禅温泉、丸沼温泉などさまざまなお湯を楽しむのもいいですね。目的やルートを変えて何度でも訪れたくなる日光白根山へ、ぜひ登ってみてください。

日光白根山(にっこうしらねさん)に関連するキーワード

関東の登山情報

全国の登山情報

全国各地の登山情報をご紹介しています。お立ち寄り温泉情報も必見!