登山マンガ第12回のテーマは「登山ツアー」です。「一緒に登山をしてくれる人がいない」「一人で登山するのが不安」「ガイドさんに山の話を聞きたい」などの悩みで登山ツアーに参加する人も多いのではないでしょうか。
登山ツアーをきっかけに気の合う仲間に巡り合えた!なんて話も聞きます。ただ、1人で初参加する場合はこんなこともあるようです…。
登山ツアーと聞くと誰もが思い描くのが旅行会社が企画している登山ツアーではないでしょうか。大手旅行会社も登山やハイキングの企画に力を入れていますね。繁忙期になる夏には各社がこぞって富士山や立山、上高地などの人気のツアーに力を入れますね。
ツアーにはプロのガイドや基準を満たしたガイドさんが付き添い、ツアー客の安全を確保します。
日本山岳会や各自治体が発行するガイド資格を持つプロのガイドさんが個人で主催する登山ツアーもあります。個人で開催するため、10名ほどの小規模のものが多いです。
登山ツアーだけではなく、技術を学ぶ講座を開講し、初心者の育成も行ってます。
登山ツアーに参加するメリットは山に登りたいけど、一人では不安…という悩みを解消できることではないでしょうか。登山をする人が必ずしも身近にいるとは限らず、いたとしても予定が合わないこともあり、山に行きたいけど行けない!というジレンマが起きるものです。
「私は単独で行くから大丈夫」といっても初めての山は不安なもの。そのときに登山ツアーを利用すると安心ですね。ガイドさんからその山ならではの知識や登山技術を教えてもらえばますます楽しみが増えます。
今回の登山マンガのように「山仲間ができたらいいな」という目的で参加される方もいらっしゃします。たまたまバスの隣になった人が十年来の山仲間になったというお話も聞いたことがあります。
登山ツアーのデメリットは計画が決まっているため自分のペースで休憩や好きな写真を撮りながら歩くことができないことです。休憩場所も休憩時間も決まっているため基本的にはそれに合わせます。もちろん緊急時や止む得ない場合は、臨機応変に対応されます。
ペースの遅い人からするとちょっと早いからしんどいなぁと感じるし、歩くのが早い人からすると遅すぎて煩わしい…なんてことも。目的も年齢も登山技術もさまざまな人が集まるため、どうしても最適化された計画になってしまうのです。
登山ツアーのデメリットをもう一つあげるとすると、人任せにしてしまうところです。ガイドさんが時間やペース、ルートをしっかりエスコートしてれくれるため楽をすることができます。
登山は命にも関わることがあるため、自分のことは自分でできるようになることが最初の目標です。せめて基本的な登山装備や今から歩くコースをどれだけの時間で往復するのかを把握するようにしておきましょう。
登山ツアーは多いもので20〜30人ぐらいのものもあります。気の合う山仲間を探すぞ!と気合いを入れてしまうと本来の目的を見失うかもしれませんね。行ってみたい山や気になるガイドさんの企画に参加し、その流れで良い仲間に巡り会えたらいいなぁという心構えで望むのが調度良さそうです。
山ハレ鳥トケでは山歩きで感動したことや不思議なこと、面白かったこと、ほのぼのしたことなどの体験を登山マンガや記事に掲載していきます。
私の体験を是非マンガや記事にして欲しい!という方は下記のフォームより投稿ください。必ず採用するとは限りませんがあたなの山歩き物語を少しだけ共有いただけると嬉しです。 ▼アウトドアを楽しむ本 ▼HIKES編集長の里山トラベル HIKES編集長の山歩きをTwitterでも発信しています。山歩きをしながら地域の歴史を巡る里山トラベル活動をしています。フォローすると喜びます。 東京青梅駅から歩いていける長渕丘陵は気軽なハイキングコース。なんだけど、あかぼっこからは奥多摩の山々が見渡せる素敵な場所です。年末年始でくっちゃりねっちゃりして、鈍った体を整えるきっかけになるのでおすすめです。多分1月に行く。 #里山トラベル pic.twitter.com/NyVksMhOA6 — 宮本 将弘 (@masa_yco) December 28, 2019登山ツアーってどんなもの?
旅行会社が主催の登山ツアー
個人ガイド主催の登山ツアー
登山ツアーのメリットとデメリット
【メリット】一人の不安を解消してくれる
【デメリット】自分のペースで行動できない
まとめ
あなたの山の物語を募集中
HIKES編集部です。「歩くを文化に暮らしを楽しむ」をコンセプトに自然の中を歩くことが暮らしの一部になるようなコンテンツを発信していきます。登山やハイキング、ロングトレイルを始め、地元の人しか知らない里山噺など、歩くことを軸にしたWEBメディアです。
【那須岳(茶臼岳・朝日岳)】火山のダイナミックな光景と紅葉をロープウェイを利用して楽しむ日帰り登山
那須岳(なすだけ)は栃木県北部に位置する那須連山、特に「茶臼岳(ちゃうすだけ)」「朝日岳(あさひだけ…
【岩木山】青森県の最高峰を九合目からお手軽に登頂
津軽平野の南西にそびえる岩木山は、青森県の最高峰で日本百名山に選定されています。その美しい円錐型の山…
【男体山】中禅寺湖を振り返りながら奥日光の霊山を登る日帰り登山
男体山は中禅寺湖の北側にそびえる、美しい円錐形の山です。古来、日光二荒山神社(ふたあらやまじんじゃ、…
【木曽駒ヶ岳】初心者でもロープウェイで中央アルプス最高峰へ!千畳敷カールの絶景が待つ日帰り登山
中央アルプス最高峰の木曽駒ヶ岳(きそこまがたけ)は標高3000mに迫る標高がありながら、ロープウェイ…
【大台ヶ原】豊かな自然と見どころ満載の東大台ハイキングコースを歩く
奈良県と三重県の県境に位置する「大台ヶ原(おおだいがはら)」は、日本百名山をはじめ、日本百景、日本の…
【奥多摩・御前山】奥多摩湖から始まる急登の連続!達成感を味わえる日帰り登山
大岳山(おおだけさん、おおたけさん)、三頭山(みとうさん)とともに奥多摩三山に数えられる「御前山(ご…
【塔ノ岳・登山】首都圏近郊の好展望の山!丹沢を代表する人気コース表尾根を歩く
表丹沢の「塔ノ岳(とうのだけ)」は、展望の良さと都心からのアクセスのしやすさで人気の山です。標高は1…
【檜洞丸】西丹沢の秘境を巡る日帰り登山!アクセスと難易度、絶景ポイントを紹介
檜洞丸(ひのきぼらまる)は西丹沢の山深さが感じられる静かな山で、「西丹沢の盟主」とも呼ばれています。…
【袈裟丸山】花見登山を満喫!山肌をピンクに彩るアカヤシオの名山を歩く
栃木・群馬県境の足尾山地に属する袈裟丸山(けさまるやま)は、アカヤシオの名所として名高い山で、シーズ…
【大楠山・登山】三浦半島を横断!海と山の360°パノラマが楽しめる低山ハイキング
神奈川県三浦半島の最高峰、大楠山(おおぐすやま)。海に囲まれた半島に位置するため、東京湾、房総半島、…
【群馬・根本山】自然のアスレチック!低山ながらスリルと登りごたえのある古道歩き
栃木・群馬両県の百名山に選定されている「根本山」は、古くから信仰の山として親しまれています。根本山へ…
【丹沢・不動尻】一面黄色の世界!早春のハイキングで「ミツマタ」を見に行こう!
春が来て登山・ハイキングに最適なシーズンとなりました。春ハイキングの楽しみのひとつに、山で出合うお花…
トレイルランと登山の違いを解説!自分に合った山のスタイルを見つけよう
トレイルランと登山は、山を「走る」のか「歩く」のかという違いだけで、似たようなものだと思いがちですが…
【積雪期・谷川岳】雪山初心者におすすめ!日帰りで360度白銀の世界へ
「トマの耳」「オキの耳」の双耳峰(そうじほう)からなる「谷川岳(たにがわだけ)」は、日本百名山のひと…
【伊豆ヶ岳】奥武蔵屈指の人気コースを歩く日帰り縦走登山
気軽にハイキングが楽しめる低山の多い奥武蔵エリア。その中でも一番人気といわれるのが伊豆ヶ岳(いずがた…
【皆野アルプス】身近な里山のアルプスを縦走する日帰り登山(破風山・前原山・大前山・天狗山)
皆野アルプスは破風山をはじめとしたいくつかのピークをつなぐ低山縦走コースです。最高峰の大前山でも65…
【三国山・鉄砲木ノ頭】富士山の絶景を満喫するハイキングコース
丹沢山地の西端、山中湖の近くに位置する「三国山(みくにやま)」は、神奈川県、山梨県、静岡県の3県にま…
【丹沢・大山】都心からアクセス抜群!大山阿夫利神社と紅葉スポットを散策する日帰り登山
関東屈指の人気の山域、丹沢の東側に位置する大山は、ピラミダルな美しい山容が特徴の山です。古くから山岳…
【鳥取・大山】初心者でも安心!自然と歴史満喫の夏山登山道、行者コースを歩く
鳥取県西部に位置する「大山(だいせん)」は、西日本最大級のブナ林や国の特別天然記念物ダイセンキャラボ…
【棒ノ折山・登山】「鎌倉殿の13人」畠山重忠ゆかりの山!渓谷を沢登り気分で楽しむ日帰り登山
奥武蔵エリアにある「棒ノ折山(ぼうのおれやま)」は、渓流沿いのコースで沢歩き気分が楽しめる山です。ゴ…