皆さんは登山時いつもどのような財布を持って行きますか?普段使いの財布をそのまま使用する方もいると思いますが、登山で使う場合は注意が必要です。
もし登山中に雨が降れば財布が濡れてしまい、お札やカードまで濡れてしまう可能性があり、持ち運ぶには大きすぎる場合もあります。今回は登山やアウトドアシーンでも安心して使用できる財布の選び方を解説します。おすすめのウルトラライト財布も紹介しますので参考にしてください。
アウトドア用の財布は軽くてコンパクトな物が多いです。財布自体が薄ければウェアのポケットに入れても動きの邪魔になりませんし、軽い方が軽量化できるため、結果的に体力の消耗を抑えることにも繋がります。
また、アウトドア向けの財布は耐久性に優れた素材を使用しています。代表的な素材と言えばナイロンですが、一般的に400~1680デニール程度の生地が財布には使われています。
デニールが高いほど耐久性は高くなりますが、生地が分厚くなり嵩張ってしまうので注意しましょう。最近ではカード入れや小銭入れの配置や構造に工夫をこらし、コンパクトでありながら収納力も兼ね備えている多機能な財布も登場しています。
登山用の財布には防水または撥水加工が施されている物を選ぶと良いでしょう。山の天気は変わりやすく、突然の雨で濡れてしまうことも考えられます。
防水機能付きの財布の場合、中身をしっかりガードしてくれるので安心です。また汗をかきやすい夏場にポケットの中が蒸れてしまっても財布を清潔に保つことができます。
そしてあると便利なのがネックストラップが付いている物です。登山中、財布を落としてしまい気付かず進んでしまうこともあります。ネックストラップが付いていると手ぶらで動くことができ、財布を落とすといった心配もありません。
ストラップが付属していなくても財布の外側にリングがあれば別途購入したストラップを付けられるので、チェックしておきましょう。
登山におすすめの財布、一つ目はグラナイトギアのトレイルワレットです。特徴は何といってもその軽さ。Sサイズはわずか9g。LサイズはSサイズのおよそ2倍の大きさですが、それでも重さは19gしかありません。
内側にカードを収納できるポケットも付いており非常に便利です。外側にはカラビナが付いているので、ネックストラップを別途購入すれば財布に装着することもできます。
カバンと繋げるようにするのも便利です。ポケットティッシュなどを入れておくのも良いでしょう。カラーバリエーションも豊富で、好きな物を選ぶ楽しみもあります。
おすすめの財布、二つ目はモンベルのトレールワレットです。モンベルといえばアウトドアでお馴染みの有名ブランドですよね。コンパクトでありながら耐久性も両立しており、財布にもモンベルのこだわりが感じられます。
330デニールのナイロン製で重さは15g。三つ折り式で軽量ながら優れた収納力を併せ持っており、紙幣や硬貨、複数のカードを機能的に収納することができます。
サイズは高さ10.1×幅7.2cm。手の平に収まりそうなサイズの非常にコンパクトなお財布です。少しでも荷物を小さくまとめたいという時には欠かせません。
おすすめの財布、三つ目はカリマーのナイロンウォレットサイフVT walletです。カリマーはイギリス発祥のアウトドアブランド。1946年創業の長い歴史を持っています。
素材には高強度ナイロンが使用されており、非常に丈夫です。大きなポケットが付いているので収納力も抜群です。カードを収納するスペースもあり、普段使いにも対応できます。
ストラップはネックストラップとハンドストラップの2WAYタイプ。登山中にうっかり紛失してしまう心配もありません。スマートなデザインなのでプレゼントにもおすすめです。
四つ目にご紹介する財布はアンドワンダーのキューベンファイバーウォレット。ダイニーマ繊維をUV樹脂でラミネートしたキューベンファイバーという素材を使用しています。これはヨットのセールなどにも利用されている素材であり、軽い上に高い防水性と強度を兼ね備えています。
中のカードケースは取り外し可能で、カードを使わない時はケースごと外して置いて行くことも可能です。デザイン性も優れており、他の登山用ウォレットとは一味違う風合いを持っています。他の人と違う物を持ちたいという方には特におすすめです。
最後にご紹介するのはマムートのスマートウォレットウルトラライトです。こちらも有名なアウトドアブランドですよね。
クレジットカード用のお財布となっており、カード二枚と硬貨を収納することができます。特徴は0,2cmという薄さ。これにより重さも14gと非常に軽量です。
財布としての機能を割り切っている分、この薄さと軽さを実現しているわけですね。撥水性もあり、もちろんアウトドアの場面にも向いています。最近の買い物はほとんどキャッシュレスで済ませているという方は、こちらの財布でも十分でしょう。
登山グッズ全てのことに言えることかもしれませんが、やはり濡れてしまうリスクがあるので防水性のある財布がが最適です。また持ち運びがしやすいようにコンパクトかつ軽量なものが望ましいでしょう。
ポリエステルやX-PACの素材を使ったものなどお洒落で可愛いものもありますのでお気に入りの財布を探してみてはいかがでしょうか。
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昨日は三頭山を歩きました。コースが丁寧に整備されおり運営の方々の想いが伝わる道でした。朝の8時から12時ぐらいでしたが、木で日差しが遮られ涼しく歩けます。午後以降は暑いかも🤔低山やっぱりいいな。 pic.twitter.com/H3Ev5q7Nty
— 宮本将弘 | masahiro miyamoto (@masa_yco) July 25, 2021
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