登山で楽しみなことと言えば、やっぱり山ごはんですね!数ある山ごはんの中でも抜群の人気を誇るのが、カップラーメンなんです。人気の秘密や、美味しく食べるための方法、準備や作るときのポイント、さらにはカップラーメンの意外な利点まで、まるごとお伝えします。山カップラーメンをマスターして、笑顔と美味しさを分け合いましょう。
登山初心者にとって登山やハイキングのベストシーズンは春や秋かもしれませんね。
急な登りを苦労して苦労して、ようやく辿り着いた山頂。目の前の景色がぱっと開けるあの瞬間は、何度でも体験したいものです。そのすがすがしい気持ちと空気の中で食べる山ごはんは本当に格別!その中でも、カップラーメンが人気なのはご存知でしたか?その魅力は「簡単」「早い」「軽い」にあります。
カップラーメンの最大の利点は、お湯を注いで3~5分でごはんになる手軽さです。登山では意外と大事なことなんですよ。山頂での達成感が落ち着いてくるにつれて、やってくるのが空腹感。下山する時間も考慮すると、できるだけ早く食べたいものですよね。そこで、カップラーメンの出番です。お湯を沸かすだけで手早くできるのが人気の秘密です。
家で食べるよりも何故が美味しく感じるのは目の前に広がる景色という魔法がかかっているからですかね。
カップラーメンの短所としてしばしば取り上げられるのが、塩分です。カップラーメンは好きだけれど、塩分が気になって食べられない・・・という方もたくさんいらっしゃいますよね。でも、場所が変われば短所も一転、長所に!
登山は、言わずと知れた全身運動。しっかり体を動かせば、当然汗をかいて全身の塩分が失われます。それを穴埋めしてくれるのがカップラーメンというわけです。街で食べれば気になって仕方のない塩分が、山頂では貴重なのです。
さらに、カップラーメンは炭水化物、水分の両方を一気に摂取できる食べ物でもあります。固形物や水分の少ないものは、特に運動後には時として食べにくく感じるものですが、カップラーメンの場合、その心配はいりません。
カップラーメンを作るには、何はなくとも絶対にお湯が必要です。山頂でお湯を確保する手っ取り早い方法は、やはりその場でお湯を沸かすことでしょう。そのためには、バーナーと調理器具のクッカー(コッヘル)が必要になります。山小屋などがあるとはいえ、必要な分の水も持参すると良いでしょう。ひとり分は300mlから500mlです。
一口にバーナーと言っても、スーパーで普通に売っているカセットガスを利用できるライトユーザー向けのバーナーから、専用のガスを使用する登山やアウトドアに特化したバーナーまで、種類は様々です。
持ち運びが安易なキャンプなら前者を、登山として使用するなら火力の強い後者を選ぶなど、用途に合わせましょう。
山でカップラーメンを食べたいけれど、バーナーやコッヘルがない…。買うほどまで必要ないけれど、山でカップラーメンが食べたい。そんな悩みをお持ちの方もおられるかもしれませんが心配はご無用です。バーナーがなくても、山でカップラーメンは食べられます。
近年ではアウトドアグッズもバリエーション豊富になり、高性能のテルモス、つまり魔法瓶がたくさん売られています。中には山専用の魔法瓶もあります。たとえば、サーモスの出している山専ボトルは、6時間経過後も77℃以上を保証しており、実際に日帰り登山なら公式以上の温度を保っていて、十分に使えるというユーザーの口コミもあります。
手軽に山でカップラーメンを楽しめるテルモス(魔法瓶)は、一考に値しますね!
リフィルラーメンという商品を耳にしたことがあるでしょうか。普通のカップラーメンが箸とお湯以外に何もいらないラーメンであるのに対し、リフィルラーメンは、箸とお湯、そしてマグカップなどの容器が必要となるラーメンです。
簡単に言えば、カップラーメンの中身だけをパッキングしたラーメンということです。リフィルラーメンの利点としては、軽い、コンパクト、エコです。
カップラーメンからカップをなくした状態なので、かさばらず、持ち運びが非常に便利です。基本的にエコの視点から開発された商品なので、食べた後に出るゴミが少ないことも魅力のひとつですね。
少しでも荷物やゴミを減らしたい、ライト登山にはうってつけの商品と言えます。
このリフィルラーメンは器はお湯に耐えられるものであればなんでも良いのですが、実は専用カップが用意されています。カップヌードルで有名な日清から、モノトーンシンプルが魅力的なふた付きマグカップのほか、超軽量のチタンクッカーもラインナップされています。
マグカップが1kgなのに対し、チタンクッカーはたったの112g。それでもリフィルがふたつ入る大容量設計なので安心ですね。チタンクッカーは軽い分、お値段は少し高めなので、用途や予算に合わせて買っても良いかもしれません。
もちろん、リフィルラーメンに必ず専用カップが必要なわけではありません。お手持ちの大きめのマグカップやクッカーでの調理もできます。それでも専用カップがあると、気持ちも上がって山ラーメンがさらに美味しくなることでしょう。
登山でのお昼ごはんにカップラーメンを選ぶ人は多いですね。編集長もよくカップラーメンを持って行くそう。ちなみにいつもシーフード味です。
カップラーメンは手軽さに加えて保存のことも考えなくてよいので泊まりの登山でも重宝できます。バーナーもない、お湯も持って来てない場合は同行者にお湯を分けてもらうのもいいでしょう。状況にもよりますが、その際は水は自分が持参したものを使ってもらうのがマナーかもしれませんね。
山で食べるカップラーメンは相性が良すぎてやめられません。
▼山でカップラーメンを楽しむためのアイテム
▼登山をサポートしてくれるアイテム
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東京青梅駅から歩いていける長渕丘陵は気軽なハイキングコース。なんだけど、あかぼっこからは奥多摩の山々が見渡せる素敵な場所です。年末年始でくっちゃりねっちゃりして、鈍った体を整えるきっかけになるのでおすすめです。多分1月に行く。 #里山トラベル pic.twitter.com/NyVksMhOA6
— 宮本 将弘 (@masa_yco) December 28, 2019
HIKES編集部です。「歩くを文化に暮らしを楽しむ」をコンセプトに自然の中を歩くことが暮らしの一部になるようなコンテンツを発信していきます。登山やハイキング、ロングトレイルを始め、地元の人しか知らない里山噺など、歩くことを軸にしたWEBメディアです。
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