みなさんはクッカーについて何かこだわりを持っていますでしょうか。特にこだわりなく、ただの鍋だと認識している方も多いかもしれません。
しかしクッカーの使い道が増えれば、山ごはんの幅もグッと広がります。山での食事は登山の大きな楽しみの一つですよね。
今回は山ごはんの大きな味方であるクッカーについて取り上げます。どんなクッカーを購入しようか迷っている方はぜひ参考にしてください。
クッカーと聞くと、まずこの用途を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。山は地上よりも気温が低いので、温かい物を食したくなります。温かい物を口にするだけでもエネルギーが回復しますよね。
お湯を沸かすなら丸型で浅い形状のクッカーがおすすめです。この形だと熱が伝わりやすいので、山頂でも問題なく調理することができます。お湯を沸かすだけでなく、パスタを茹でたりご飯を炊いたりということも可能になります。
道具一つでこれだけのことができるようになれば非常に便利ですよね。また蓋も手に入れれば蒸し料理にも使えます。
角形のクッカーは袋麺の調理におすすめです。山でよく袋麺を食べるという方は角型の物を選ぶと良いでしょう。
クッカーを持参する際、内部に調理器具や食料を収納してパッキングすれば無駄がありません。特にインスタント麺などはそのままリュックに入れると潰れやすく、食べようとした時にはボロボロ…という経験をした人も多いのではないでしょうか。
クッカーの中に収納すればそのような心配もなく、美味しく山ごはんを楽しむことができます。また蓋が密閉できるタイプの物を選べば、液体を持ち運ぶことも可能です。スープジャーとして使えば温めるだけで食事ができ、手間が掛かりません。
ご飯を食べ残してしまった場合もそのまま持ち帰ることができます。もし二つ目以降のクッカーを買い足そうと考えている方は、このような変わり種の物を選んでみるのも良いでしょう。
クッカーに使われる素材は主にアルミニウム・チタン・ステンレスの3種類です。
まずアルミは最もメジャーで流通量も多いので、価格が安く入手しやすいという特徴があります。また熱伝導率が高いので、ご飯を炊きたい場合はアルミの物がおすすめです。しかし耐久性が低く、錆びやすいのでこまめなお手入れが必要です。
最近では表面に特殊加工を施してサビ防止や耐久性の向上が行われている物もあります。アルミのクッカーを購入する際は多少値が張っても長く使える物を選ぶと良いでしょう。
チタンは軽くて非常に丈夫な素材です。また錆びにくいので、素材としてはアルミの上位互換のような性能を持っています。ですが高価で、熱伝導率が低いという欠点があります。
ステンレスは家庭用の調理器具でもよく使われている素材です。丈夫で傷が付きにくく、錆にも強いという特徴があります。しかし重量があるので、登山にはあまり向いていません。
クッカーは形状も様々な種類があります。コンパクトに収納できるタイプを選べば場所も取りません。代表的なのは縦型・鍋型・フライパン型の3種類です。
縦型の物はコンパクトですが収納力が優れているため、近年では人気が高まっています。インスタントの調理やコーヒーを飲む程度なら、このタイプが最適です。
もう少し大掛かりな調理がしたい場合は鍋型の物がおすすめです。鍋型のクッカーは底面が広く熱効率が良いという利点があります。食材が取りやすいので、そのまま食事をするときにも便利です。
フライパン型のクッカーを使えば炒め料理も作れます。もちろんお湯を沸かすこともできるので、調理の幅がグッと広がることでしょう。
ソトのアルミクッカーセットは容量1000mlの大鍋と500mlの小鍋がセットになっています。この二つがあれば作れる料理もかなり増えるでしょう。
別売のガスバーナーが中に丁度すっぽり収まるサイズなので、収納にも優れています。また取っ手の部分が加工されているため、持つ時に火傷するほど熱くなりません。
そして特筆すべきはこの価格。3,000円以内で基本のクッカーを揃えることができます。初心者の方には特におすすめな一品です。
EPIgasのATSチタンクッカーはチタン素材の物ではおすすめのクッカーです。底面にアルミ加工が施されており、チタンの欠点である熱伝導率の低さを克服しています。
また底が焦げ付きにくいのもアルミ加工の利点の一つです。こちらは容量900mlのクッカーと280mlのカップとのセットですが、同じシリーズで違うサイズの物も売り出されており、汎用性が高い商品です。
用途に合ったサイズのクッカーを選んで自由に組み合わせて楽しむのも良いでしょう。
プリムスのイージークックソロセットは細部にもこだわりが感じられる一品です。アルミ製ではありますが、ハードアドノイズド加工により耐久性が補われています。
そして底面には凸凹の滑り止め加工が施してあります。内側には目盛りが刻まれているので、ご飯を炊く時にも便利です。また注ぎ口も付いているのでお湯を注ぐ時にも役に立ちます。
サイズも3種類あるので自分に合った物を選ぶことができます。全体的に完成度が高いクッカーだといえるでしょう。
山頂で綺麗な景色を眺めながら食べるご飯は、登山の楽しみの一つですね。コンビニやスーパーなどの市販の物を持っていくのも良いですが、自分で手間をかけて作る料理はより一層美味く感じられることでしょう。
クッカーのみで出来るレシピ本なども出ていますので、一つ持っていると料理の幅は広がります。クッカーに色々な種類がありますので、用途にあった物を探してみましょう。
▼登山で料理するための必要な調理道具
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歴史は好きなんだけど、歴史の価値って現代では薄れつつある気がする。今を生きる人にとっては今と未来の方が興味あるもんね。…だからこそ知っておきたくて、興味深い本を購入した。一つのエリアを深掘りしたい。秩父は山歩きに目覚めた地なので愛着あるから気持ちものって入りやすい。#里山トラベル pic.twitter.com/zmSH0wWt2O
— 宮本 将弘🏡 (@masa_yco) September 29, 2019
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